東北被災で輸出企業がダメージを受けた反面、脱原発の
動きで天然ガスの輸入量が増え、貿易収支が1980年以来
となる赤字計上が確実になった。
気の早いヘッジ・ファンドが、ユーロ叩きの次の材料として、
米ドル、ユーロに対する円売りを加速させようと動き出した。
優雅な海外旅行組みにはショックかも知れないが、
自動車、電機及びそれ等の部品メーカーにとっては、
長い「冬の時代」に終わりを告げる朗報になる。
円はあまりにも長く、円高で放置されてきた。
日銀総裁の無能はいまや世界の笑い者だ。
ニクソン・ショックの前までは、1ドルが360円で固定されて
いた。あれは1971年8月のことだった。
ダルビッシュの手取り額も、円安で増えることになる。
結果は3-0だが、世界4位のマレーを相手の堂々の勝負を称えたい。
ちょうど透析時間が、メルボルンからの中継に当たり、フルに観戦しながらで、
普段からトラブルは滅多に無い身体だけど、より早く終った
感じでハッピーだった。
どんなスポーツでも、長身は得だとの思いを新たにしたゲーム
だった。
ボクは23歳の時に、一度はメルボルン勤務の辞令を
もらった。課の先輩が猛烈に反対してくださり、その勤務は
無いことになったが、暫くは人事部長の人事政策に抵抗した
ヤツと見られ、大いにイジワルをされた。
当時は白人豪州の意識が強烈な時代で、日本人が楽しめる
今のオーストラリアではなかった。
7年ほど下積み生活を経験させられた後、当の人事部長が
退職し、ドイツに派遣された。
人生には突然意外な展開がある。
僅か二年半前の、小澤・鳩山の選挙スローガンを、国民は
まさか忘れちゃいるまい。
マニフェストの個々の条々じゃない。あのスローガンで、
国民の投票は民主党に流れた。
いまさら、探してみたら埋蔵金は見つからなかったでは
済まされない。
それでいて特別法人や行政法人を、整理したとは見かけだけのこと。
まだ65も残っている。仕事の大部分が国に戻った。
野田がシロアリ絶滅と叫んだ姿が音声とともに、
ユーチューブに残っている。
国会議員が身を切るのは当然のこと。
定収是正も、議員報酬の削減も、国政助成金の削減も、
全部やって当然のこと。
輿石は民主党の幹事長なんだから、盟友の連合会長と
喧嘩になっても公務員の整理に着手しなければならない。
出来るのか、あの共産党の親玉に。
日本国にいまだ、共産党を名乗る政党が存在することが
奇妙である。本物の共産主義政党は、今や輿石が率いる
民主党に取って代わられた。
野田の懇請を受けて内閣に入った岡田は、野党党首時代の
岡田とは異なり血の通った人間らしくなった。
岡田が内閣入りして、もっとも喜んでいるのが輿石で、
政府の人間が国会に口を出すなと言っている。
輿石とは誰か、みんな知っているのか。
ヤツこそは、国旗国家に反対の日教組の親玉で、
日本人の資格の無いオトコなんだぞ。
岡田が副総理で入閣したことで、国会に口を出すなと恫喝
すること自体が不自然だが、あの共産党まがいの輿石には、
分からないらしい。
輿石を幹事長にかついだ段階で、民主党は昔の共産党に
変貌した。ソ連時代の、スターリン時代の共産党にだ。
岡田が人間らしくなったと言うのは、そうした事情をわきまえて
いて、「ボクだって腹がたっているんだ」と正直に言うからだ。
野田がいくら聞かれても、頑として答えない、社会保障の中味
の分析を、岡田が代わりに明言した。
放置されたままの年金問題を片付けるのには、
消費税を10%上げただけでは足らず、更に10%を上乗せ
する必要があると正直に答えたことだ。
要するに消費税を20%に上げようってのが、民主党政権の真意だ。
有権者の皆さん、消費税20%上げに賛成ですか?
国会冒頭の野田の演説内容を聴いて呆れ果てた。
コイツは正真正銘のバカだ。
自民党時代の福田総理の演説内容を、延々と真似して読み
上げ、最後の部分は麻生総理のそれを盗用した。
それでいて、かつて自民党の総理が言ったと同じ事を述べた
のだから、自民党は私の施政方針に従うべきだと、まあ厚顔
無恥もここまでエスカレートしたら、もう言葉はない。
福田にしても、麻生にしても退潮時の総理であったから、当時
の国会は野党のヤジで聞こえなかった。
野党でヤジを飛ばしていたのは、民主党だったんだぜ。
野田も先頭に立っていたんじゃなかったか。
麻生太郎が野田演説の感想を聞かれて、言ったことが好かっ
た。それなりの修行を積んだ職人が握った鮨と、ワサビも入っ
ていない家族用の鮨とを並べて、さあ同じ鮨だと言われてもなあ。
けだし、名言である。麻生はバカじゃなかったと良く分かった。
野田に言ってやりたい。お前がカラオケで歌う下手な唄と、
布施明が歌う「シクラメンの香り」とが、歌詞は一緒でも、全く
比較のしようがない下手なオッサンの唄だってことを。
民主党の演説原稿代書屋も、もう少し野田に自分の言葉で
喋らせたらどうなんだ。