作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 忘年会 】

2006-12-15 13:39:00 | 02 華麗な生活


会社の忘年会が決まった。
年末もギリギリの12月28日(木)。

この(木)ってのが大事で、この日なら
ボクは透析がない。

(火)もないけど、肝心のレストランがお休み。

そうです、会場はボク等の秘密基地。
レストラン・モーヴと決まっている。

今回は北海道直送のタラバを堪能することに。

とっくに会社をやめた人が3人ほど参加する。
このヘンがヘンな会社。

今年はもう本気で「こんな年、忘れた~い!」
業績は落ち込んだし、ボクは腰を痛めたし。

縁起が悪いからクルマも乗り換えることにした。
まだ2年で、走行距離はたったの2千キロ。
この辺りを走るのに必要の無い四輪駆動。
サスペンションがきつ過ぎて、腰を痛める一因に
なったと思ってます。

それもこれもひっくるめて、
こんな年は忘れたい。


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【 魔笛について(続) 】

2006-12-15 13:37:34 | 02 華麗な生活


登場人物の中で、最も不可思議なヤツが
タミーノだとボクは思う。

いかに3人いるからといっても、たかが侍女。
それが簡単にやっつける大蛇に追われて、
逃げ惑い泣き叫ぶ。ホンマに皇子か?

パミーナの肖像画を見せられて、一目ぼれする。
絵ですよ。写真ならまだ分かるが、絵なんて
どのようにも描ける。
命がけの救出に、そこまで惚れるか? 
絵を見ただけの女に?

あの「魔笛」という芝居。
ボクとパパゲーナが出なかったら、つまらんと
思うよ。

音楽はすべて素晴しいけどね。
天才モーツアルトが死ぬ直前に才能のすべてを
捧げつくしたんだろう。

人のまさに死なんとするや、その言やよし。


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【 やらせ問題の責任者 】

2006-12-15 13:34:47 | 04 時事ニュース


お粗末なハナシである。ムカツいて当然だ。

だからといって、民主党のあるオンナ議員。

「オカネでカタをつけるのは汚い」

流石に安倍さん怒った。

「オカネでカタとは失礼じゃないか」

この問題は、すべて小泉政権時代に起きたこと。
清潔に見せた小泉も、叩けばホコリが出る。

安倍さんは、当時の官房長官としての責任上、
給与の3ヶ月を返すと明言すべき。

塩崎官房長官が給与返済に続くのはオカシイ。
ハナシがややこしくなる。

現閣僚には何の関わりも無い。

給与返上が国家公務員の責任の果たし方の一つ
だから、民社のオンナ議員は確かに無礼だ。

だが、返すのは小泉を筆頭に、当時の閣僚だろう。
「の~の」って名前のオバちゃん、法務大臣だった
よな。あんたが返すんだよ。分かったか。

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【 硫黄島の英霊 】

2006-12-15 13:32:30 | 04 時事ニュース


青山繁晴氏が声を震わせ、涙を流しながらTVで
訴えた。透析を受けながら、そのTVを見ていた
ボクは、青山氏の熱情に圧倒されて厳粛な気持ち
になっていた。(一昨日のこと)

硫黄島は元々日本領で、ここの攻防が日米の戦い
の中で最も激烈であった。米軍がこの島を取り、
空港を作ったら、日本本土を空爆して帰港できる。
そうはさせじと、日本軍も死闘し今も1万3千も
の遺骨が残っている。

その多くは、米軍が戦いつつ建設した空港の下敷
になっている。米軍は日本兵の屍の上に容赦なく
アスファルトを流したのだと。

アメリカ海兵隊の死者は、すべて丁寧に持ち去られ
たのに、日本兵は滑走路の下敷きにされたまま。

硫黄島は日本領土、しかも東京都なのだ。
今は自衛隊の管理下にあり、一般人は立入禁止と
なっている。英霊の遺骨は放置されたまま。

これでいいのかと、青山氏は声を震わせ泣いた。

滑走路を掘り返してでも、遺骨の採取に励むべき
だろう。この島の攻防には、遅れて召集された老兵
も多い。学校の先生、酒屋の兄ちゃん、洗濯屋の主、
30~40代が動員されている。

日本人なら、何かを感じるべきである。そして行動
すべきである。

硫黄島は本土決戦だったのだ。兵士達に贈る名前は
英霊しか無い。

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【 魔笛の筋書きに矛盾は無い 】

2006-12-15 08:55:22 | 02 華麗な生活


モーツアルト生涯の最後の名作「魔笛」
だが、おそらくは1791年の初演以来、
どれだけの人が論じてきたであろう、
ハナシの途中大逆転。

シカネーダーが、まとまりに欠けたハナシ
を継ぎはぎしたんだとか、途中で気が
変わったんだとか。

それらの解釈は全部違います。

ザラストロを聖者と思い込むからイケナイ。

聖者を気取り、聖者ぶってはいるが、その
実態は唯のオトコ。

夜の女王の娘パミーナをかどわかしたのは、
自分のハーレムに入れるため。
それで逃げ出さないようモノスタートスを
見張りに。

なまじ周りが、ホンモノの聖者と崇めてくれる。

タミーノという恋敵が現れ、家柄、若さ、ハンサム。
老いたザラストロには太刀打ちが出来ない。

そこで散々イジメぬく。試練と称して。
家来たちが、試練に耐え抜くタミーノを称えだす。

こうなると、なまじ聖者を演じているだけに、
いまさら、実はパミーノに惚れたんだとは打ち
明けられない。

腹の中は嫉妬の炎で燃えたぎっているのに、
みんなの手前、二人を祝福せざるを得なくなる。

せめてもの腹いせに、
夜の女王と侍女たち、役立たずのモノスタートスも
加えて葬り去る。

彼女たちに何の落ち度も無いのに。

聖者ぶっていて、その実態は唯のオス。
そんな奴ナンボでも居る。

だいぶ前の東京都知事に美濃部といったか、
エライ学者先生が居た。

高校群なるものを導入して、名門校の尊厳と
歴史を台無しにさせ、塾と私立を儲けさせた。

都の財政をガタガタにした。

30才程も年齢差のある、知事秘書と結婚したが、
あれは一種のパワーセクハラだったろう。

いま政府税調のおエライ学者先生がスキャンダルに
晒されている。

ザラストロみたいなヤツ、何時でも何処にでも居る。

魔笛のハナシは筋が通っている。
これが、パパゲーノの解釈です。


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【 歴史エッセイ (29) 家康は小者だった 】

2006-12-15 08:53:53 | 05 歴史エッセイ


徳川家康は幸運に味方された男で、実は軍神
どころか、たいして強い武将だったとも思えない。
すべては260年の長きにわたる江戸時代に、
「勝者が作る歴史」の中で美化され続けたもの
に違いない。

中でも幸運なのが、三方が原の戦いで武田信玄
が「あんな小者」と見逃してくれたから助かった。

武田信玄は将軍義昭の要請で上洛すべく西に
向ったと伝えられる。本当にそうだろうか。

武田の兵は、すべて農民です。三方が原の戦は
農閑期にあたる12月だった。

肺結核が悪化して、僅かの53才で死ぬが、
この時は4月半ばで、兵は農に帰すタイミング。
たとえ生きていても、せいぜい織田領内で暴れ
て終りだったと見る。

武田といえば24将に代表される騎馬軍団。
馬という動物は耐久力に劣るから、替え馬無し
で上洛しなんて、まあ無理ですな。

家康は恐怖の余り馬上でウンチングの醜態を
さらした。信玄は遠慮なく、その「小者」を
討ち取っておけば良かったのに。




                                       パパゲーノ


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