セミの声が都会の喧騒を包み込む昼下がり。
雲ひとつない青い空の下、
おれは日の光に銀色に輝く自転車に乗っていた。
生暖かい風を切って、大通りの歩道を走った。
パコ、パコ、パコ・・・
前方の歩行者用信号が点滅しだした。
赤信号に変わってしまった。
おれは自転車のスピードを落とした。
そして、止まった。
何とか、足を地面につけないように、バランスをとる。
ハンドルをグリグリと動かして必死にバランスをとった。
足が地面についたらおれの負けだ。
オアッ!
やばかった、今のはやばい・・・
あわててガードレールに足をのせた。
ふぅ~、これで一安心だ。
真夏の強い日差しが照りつけた。
アスファルトが焦げて、とけてしまいそうだ。
なかなか信号が変わらない。
退屈で少し自転車を揺さぶってみた。
オアッ!
一瞬のすきを突き、バランスが崩れた。
地面に足が・・・・・・つい、た。
い、いや、アスファルトじゃない・・・。
暑さでとけかけた、犬のうんこだった。
青信号に変わり人々が交差点を行き交う。
おれはガードレールで靴のうんこをぬぐった。
とけたうんこはなかなかとれない。
赤信号に変わり、人にかわって車やバスが動きだした。
セミの鳴き声が耳につく、暑い昼下がりだった。
なさけない・・・。
おれはいったい何をしてるんだろうか。
夏のバカヤロー。
雲ひとつない青い空の下、
おれは日の光に銀色に輝く自転車に乗っていた。
生暖かい風を切って、大通りの歩道を走った。
パコ、パコ、パコ・・・
前方の歩行者用信号が点滅しだした。
赤信号に変わってしまった。
おれは自転車のスピードを落とした。
そして、止まった。
何とか、足を地面につけないように、バランスをとる。
ハンドルをグリグリと動かして必死にバランスをとった。
足が地面についたらおれの負けだ。
オアッ!
やばかった、今のはやばい・・・
あわててガードレールに足をのせた。
ふぅ~、これで一安心だ。
真夏の強い日差しが照りつけた。
アスファルトが焦げて、とけてしまいそうだ。
なかなか信号が変わらない。
退屈で少し自転車を揺さぶってみた。
オアッ!
一瞬のすきを突き、バランスが崩れた。
地面に足が・・・・・・つい、た。
い、いや、アスファルトじゃない・・・。
暑さでとけかけた、犬のうんこだった。
青信号に変わり人々が交差点を行き交う。
おれはガードレールで靴のうんこをぬぐった。
とけたうんこはなかなかとれない。
赤信号に変わり、人にかわって車やバスが動きだした。
セミの鳴き声が耳につく、暑い昼下がりだった。
なさけない・・・。
おれはいったい何をしてるんだろうか。
夏のバカヤロー。