音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

介護実習生 part2

2017-02-22 19:56:15 | 介護 日記
介護職員の齋藤です。

この間、春一番が吹いたみたいです。寒い日も、あとわずかですね。

音羽台の周りにも春の気配がしてきました。










この写真を撮ってる時に、入居者から「梅祭りが近づいているけどいけるのか?」


との厳しい意見が出ていたのを思い出しました…



もちろん、今日の夢クラブの会合で、もちろん行きます!!と全力で伝えました(笑)






さて本題は表題にある通り、実習生の話題です。

前回ご紹介したのは、実習期間の短い1年生でした。特養の役割や使命、多職種協働、認知症ケアや食べる力(摂食嚥下)、看取りなど幅広く知る実習でした。基本的なことを知る実習なんですよね。




今回は2年生のご紹介です。


2年生の実習は20日間の長期間です。実際に受け持ちの入居者さんを決めて、介護過程を展開していくのが実習の大きな目的です。



入居者さんとコミュニケーションを取り、その人に必要なことはもちろん、その人の想いや願いをどのように実現していくかがテーマになります。



その人の情報を集めて課題を抽出し、計画を立てるところを、今回初めてすることになります。



まだ受け持ちの入居者さんを決めている段階なのですが、さまざまな入居者さんとかかわりを深めていく中で、私からしたら少し難しいケースかな、と思うような入居者さんを受け持ちにしようかなと、振り返りで話をしています。



毎回思うのですが、実習生さんたちは見ている視点がすごく良いんです。コミュニケーション能力も高く、かかわりの中での言動や、仕草を一つ一つ観察をして、その人を良く知ろうと努力しています。



なぜこの人はこんなこと言うんだろうとか、なんでこの人はいつも表情が暗いんだろうとか、その人の立場に立って考えるんです。



介護の仕事で一番大切なことですよね。 そこでの気づきをその人に必要な支援につなげていくんです。






ここで実習生ミニエピソードをひとつ



普段は他の入居者と少し距離を取って生活をされている方で、お食事も皆とではなく一人席で食べており、活動も積極的には参加せず、1日の大半をお部屋で過ごしている方がいます。



そのかたと実習生がコミュニケーションをとり、かかわりを深めていく中で、その人の本当の思いを知ることができました。



ここでの生活でしたいことは「この建物でお友達を作って、外にお食事しにいったり、お茶したり、おしゃべりしたい…」と言っていたそうです。その話を聞いたときハッとしてしまいました。普段一人でいることが多く、人とのかかわりが好きではない方だと思いこんでいました。



実習生が来ることで、再認識することが多くあって、教わることがいっぱいあります。本当にありがたいですね。


まだ始まったばかりですが、実りある実習になるよう頑張りましょう。


































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