東京悪女会/ダンディ・ウーマン(公式ブログ)

東京の女性管理職を中心とした異業種キャリア・ウーマンの集まり。春夏秋冬の集まりには唯一人だけ、旬のホストを御招きする。

上野千鶴子教授と「ジェンダーフリー」の問題について

2006-02-05 22:28:40 |  うねめの鼻息
今日は、珍しく、直球ど真ん中です。

先日、外人記者クラブで上野教授の講演があり
今、注目の「東京都と上野教授の戦い」が述べられるに
違いない、と思い聴きに行って来ました。

「ジェンダー・フリー」と言う言葉は
男女共同参画とペアで使われることが多く
自分なりの理解で、「男らしさや、女らしさを国として
社会として差別や押し付けをしない事」と理解していました。
上野教授は、この言葉をキーワードにして
色々な問題の定義や分析をなさっているのですが
この、言葉が今大変な問題になっているのです。

東京都は、この言葉がお気に召さないらしく
(アカデミックな詳細は省略しますが)
上野教授が、国分寺市で講義をされる予定だったのを
突然キャンセルしてきたのが、今回の上野教授 VS. 東京都
の発端です。

教授の趣旨は、理路整然としており、明解でした。
学究的方面に疎い自分でも理解できる論説でした。

一方、東京都の首長は、「ジェンダー・フリーって言葉が
気持ち悪いんだよな」と仰っていますが、どうも
釈然としません。

この問題は、大変気になります。

当日のスピーチではこれまでの経緯と現在の
状況のご説明があったのですが最後に
Q&Aがありました。

上野教授に向けて記者団から
今注視されている皇室の後継者問題と
「ジェンダー・フリー」の問題との
関連性について、どの様にお考えですが
との質問があった時に
「ジェンダー、の問題よりも人間の基本的
権利としての問題の方がもっと深刻です」
とシリアスに答えられていたのが印象的でした。

上野教授は3ヶ国語を話されるそうですが
私は、2ヶ国語(英語と一般人向け平易な日本語)
を聴いたことになり、大変ラッキーでした。

              (うねめ)






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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦い (求道者)
2007-02-16 03:38:54
上野千鶴子様へ
私の家の近くに母子家庭でアトピーで喘息もちの男の子が住んでいます。
顔中湿疹だらけでそりゃもう汚いのなんの気持ち悪くてたまりません。
アトピーや喘息は空気伝染しますからね。でも今までは男社会だったので何も言わず我慢していました、しかし千鶴子様の著書を拝読させて
頂いて自分の愚かさに気づきました。男女同権社会、遠慮はいらないんですよ。今ではその男の子に≪キモイ!公害ゴミ!死ね!
薬臭い!寄るなうつる!聾学校行け!≫等々思いっきり正直に我が思いをぶつけています。どうせこんな子供を可愛いなんて思っているのは馬鹿母だけです。
6歳にもなって母親と手を繋いで歩いてる様な知的障害者の伝染病もちなんて自殺すればしたでそれも善し。
マザコン気味の病弱児に甘えは不要!その事に気づかせてくださった千鶴子様は私にとって偉大なる恩師です。
これからもがんばって旧体制の信奉者どもをぶちのめしてください!昔はいえ今も女性は虐げられています。
どれだけの女性が「おんな」という事だけで苦しめられ死んでいったか。もし戦前戦中なら知的障害の上に伝染病にかかってる様な出来損ないでも「オトコ」というだけで
女性よりも優遇され、安穏とした生活を送ることが出来たのです。二度とそのような時代に逆戻りさせないよう私も戦います!

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