高校爆弾事件の本質はネットの責任？

いよいよ本質から外れだしました

ネットの有害情報対策、官房長官が検討表明
※以下記事引用
細田官房長官は１４日の閣議後の記者会見で、インターネットによる爆発物の製造方法などの有害情報対策に乗り出す方針を明らかにした。内閣官房の「インターネット上の違法・有害情報等に関する関係省庁連絡会議」で、ホームページや有害情報の監視のあり方などについて検討する。
※引用ここまで

いつもお世話になっている
もてあまして・・・ニュースがいっぱいの○△□さんより
先日公開した記事
山口県の高校爆弾事件に
ＴＢをいただいた事からこの記事を書くことにしました。

結局この細田官房長官の発言は
国民に対しこの事件の本質をずらすきっかけを
与えたに過ぎません。
前記事にも書きましたが、
爆発物を作った事がこの爆弾事件の本質ではありません。
にもかかわらず、
まだ生徒から具体的な原因や
家庭環境その他の報道が国民に伝わる前に、
ネット社会がこのような犯罪者を生み出していると
国民に伝えるような発言は・・・・
おかしいだろ！

例え爆発物の作り方を書いているサイトを見たとして
作る奴は作る、作らない奴は作らない！
自殺者の集う掲示板を見たからといって
自殺する奴はするししない奴はしない！
全て個人の問題だ。
ではその個人を救うのは誰なんだ？
ホームページを見れなくしたからといって
犯罪が減るのか？自殺者が減るのか？
そうじゃないでしょう？

一番おかしいのはそうやって何にでも
安易に事を片付けようとする姿勢じゃないのか。

話し変わって昨日の報道ステーションでの話。
ある女子中学生がいじめを苦に自殺しました。
しかし学校はいじめと自殺の因果関係を
当初親御さんに対し、
認める認めない以前に「わからない」の一点張りで
その事実を認めようとしなかった。
そんな折、親御さんが中学生の写真たての中から
あるメモを発見した。
そこには
「死」
「死ねばあんなこと言われない」
「死ねばいじめられない」
といった
自殺の原因ともとれる文章が網羅されてあった。

発見後、中学校の校長と市の教育委員会の人間が
生徒の自宅にやってきた。
そこで初めてそのメモを見せられた。
しかし、校長はあくまでも謝罪せず
自殺といじめの因果関係を認めなかった。
そして教育委員会の人間は
自宅を出た後にとんでもない発言を
取材した記者に言い放った。

「なんと書いてあるかわからなかった」
（うすら笑みを浮かべ）
「眼鏡を持ってきてないんで」

この発言を聞いてあなたはどう思いますか。
私には絶対に理解できない。
こういう輩がいじめという問題に対し、
事なかれ主義を通している事こそ大きな問題ではないか。

いじめられて自殺を考える人間は死を共有できる仲間を探し
いじめられて殺意を抱くものはその方法を探り出す
確かにその手段はネットという存在が
以前より手短になったのかもしれない。
しかし、だからといって突発的にこんな行動は絶対とらない！
それまでに何かしらのメッセージがあったはずだ。
それを理解しようとしない人間が
このような校長や教育委員会のお偉方になっている
この事こそ有害ネット対策以前の問題でもあると思う。


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