もて木みち子 オレンジニュースブログ版

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神戸新聞「移り住んで」

2011-01-20 | つながる三木

朝真っ先に神戸新聞に目を通すが、最近の特集記事でピカイチ、と思ったのが、三木の被災者「移り住んで」である。震災の日の前後の特集として組まれたのだと思うが、丹念なインタビューに基づいて、その方の人生や生き方に切り込み、さらに三木の地域医療や福祉、あるいは公民館でのいきがい活動など、複合的にとりあげられており、三木で、一生を全うしようとするためのヒントもちりばめられている。

「三木」を語るとき、生まれ育った三木を熱く語る目線が多く、「三木大好き!」なのは分かるが、三木に移り住んだものにとっても、三木をどう考えるか、どう見えるかが大事なのになあ、と前から思っていた。三木で生まれ育った人と、結婚や、就職や、引越しで移り住んだ人たち(わたしもそのひとり)と両方で三木は成り立っているし、その混ざり具合こそ三木の、特徴ではないかと思う。

そうした意味でも、震災という大きな転換期に三木に移り住んだ方の取材ではあるが、それだけにとどまらず、「三木」でこれから生きるのに、いろいろなヒントをいただけたと思っている。

そうした目こそジャーナリズムなのだろう。記名記事なので、斎藤正志記者さん、いい記事ありがとうございます。


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