松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆住宅ストック活用小員会3回目()小田原市

2023-10-11 | 空き家問題

 住宅ストック活用小委員会の3回目があった。

 この日は、議論が進んだようだ。興味深いのは、空き家があっても「問題ない」と思っている人が一番多く、そこをターゲットに意識付けしないと、空き家の活用も難しいということである。

 法律が変わって、近隣に迷惑をかけるような空き家は、固定資産税の特例を受けることができなくなった。これなども、問題ないと思っている人たちには、問題ですよと意識させるきっかけになる。

 自分は問題ないと思っていても、近隣に迷惑をかけていることに、思い至らない人もいる。これも問題なくはないですよということである。

 近隣に迷惑をかけていなくても、相続があったときには、家族に迷惑をかける。こうした「問題ないではない」ケースを分かりやすく伝える啓発が必要だろう。

 多くの空き家所有者は、空き家と言えども、不動産であり、売れると思っている。空き家の処理についても、決心がつかない人も多い。そこで、ビシッと言う人や組織が必要ではないか。高い専門性、公平・公正性、中立性がある組織や人が、これはこうしたらよいというアドバイスをしたら、決心ができるだろう。

 行政では、そこまで私的世界に介入することは難しい。官民で、それを担える組織やネットワークをつくることは、もはや避けて通れないであろう。小田原だけでは荷が重いので、神奈川県県西センターの音頭で、県西地区で組み立てたら、適正な規模になるのではないか。

 そうはいっても県は動けないだろうから、まずは小田原から、小さく始めてたらよいのではないか。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆「支える人を支えるまちを創... | トップ | ◇マロン入院する »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

空き家問題」カテゴリの最新記事