おやじのボソッとひとりごと。

タイトルが検索にかかってこないので、変更することにしました。コメントや突込みもないので、これってひとりごとかな?と。

もう、そっとしておいてあげてもいいんじゃないの?

2020年10月10日 | 日記


女優の、

竹内 結子さんが亡くなって、

半月ほどが経過した。

ネットやマスコミ関係は、

これでもか!という感じで、

新事実!みたいなノリで、

彼女のことを報道している。

これって、

ほぼほぼ、

死者を冒とくしているように感じる。

彼女は、

そういう過干渉から逃れたくて、

ああいう結果になってしまったのではないか。

私が

こんなことを書くのも冒とくに他ならないと思うから、

これ以上は、

書かないことにする。

医学博士・心療内科医師で、元NHKアナウンサー,吉田たかよしさんが、

ラジオでおっしゃっていた。

自殺願望を持っている人は、

何らかの精神的な病に侵されている、

精神科や、心療内科の診察、治療が必要だ、と。

まさに、正論。まさに、正解。

しかしながら、

彼の言っていることは、

現実にそぐわない。

私も、あることが原因で、

不眠症が悪化し、

上司に相談すると、

「心療内科」を受診しろ、と言われた。

心療内科とは、

だいたいは予約制になっていて、

病院にいくと、予約を取ってください、そういわれる。

では、いつ予約ができるのか?

早くても1か月先、

通常は2~3か月先だ。

結局、

私は主治医に診断書を書いてもらい、休職した。

いま、眠れなくてきついのに、

2~3か月も待って診察を受けて、

診断をもらい、診断書を書いてもらったら、

下手すると半年先に結果を出すことになる。

自殺願望者は、

今すぐにでも死んでしまいたい、

そういう人も多かろう。

その人に診察を受けるだけで、

2~3か月も待たせるのを、

現実的だと判断できるだろうか?

答えはNO!である。

診察前に、死んじゃうよ!

である。

いのちの電話の方が、

よほどスピーディーで、頼りになりそうだ。

が、これも?がつく。

相談を受ける側は、相談者を診察し、

治療することはできない。

したがって、

歯止めにはなりがたい、と思われる。

第一、死にたくて仕方がない人は、

電話をしようなどと、考えもしないだろう。

では、どうするのか?

死にたいと思うような状況に、

その人を追い込まないことだ。

何の病気でもそうだが、

治療より、

予防の方が、

はるかに病気に対して効果的だ。

精神科の分野では、

どういう人が自殺願望を持ちやすいか、

傾向と対策は分かっているであろう。

自殺者は国内で年間2万人くらいいることを鑑みれば、

これは、健康診断の項目に入れても、

なんの不思議もないと思う。

自殺を試みて、

命が助かった人までその人数を考慮に入れれば、

もっともっと対象者は増えるはずだから、

予防には、そうとう力を入れてしかるべきだ。

人間、一度死んだら生き返れない。

死なないようにするしか、

対策がないのだ。

亡くなった方のあることないことをほじくり返すより、

いま生きている人に注力することが、

亡くなったかたへのはなむけではないのか?

いつも

後ろ向きにしか物事を考えない、

マスコミはどうかしている、と思う。
コメント
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