南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

3月31日の名瀬港

2010年04月02日 02時17分49秒 | 南方単車日乗
毎年、3月と言えば卒業・転勤・進学、理由はさまざまでしょうが別れの季節です。
今年はオレも、仕事関係と飲み友達関係とで2隻の船を見送りに、名瀬港に行ってきました。

当初の予定では9時発の《琉球エキスプレス》で沖縄行きの飲み友達を見送り、反す刀で鹿児島行きのフェリー《あけぼの》を見送ることになっていたのですが、神戸発の《琉球エキスプレス》は少し荒れた海況のせいか1時間半ほど遅れて、先に鹿児島行きを見送ることになりました。



何曜日だろうが、3月31日は飽く迄も3月31日であり、鹿児島県の職員は、必ずこの日を目途に移動します。



家族連れで赴任し、家族連れで戻ります。



それを見送りに、転勤しない者が家族連れで見送りに来ます。




精一杯の大きな声で、友だちの名を呼びます。



名瀬港での荷役作業の時間は、1時間弱。



一部のオトナたちは送別の短い宴を済ませて来ていますから、かなりテンションが上がっています。



離岸に合わせて万歳三唱もありました。



さて、鹿児島行きを見送り、さらに見送った人々の大半を見送った頃に沖縄行きが入港します。



こちらは閑散。
鹿児島と沖縄じゃあ県も違うしね。



夜空にはきれいな月が輝いています。



乗る人が少なかろうと、見送る人が少なかろうと、夜の海に出て行く船は、寂しく美しく力強い。
この船の後ろ姿を見られたことに、なんとなく満足して帰ります。
良い旅でありますように。

にほんブログ村 バイクブログへにほんブログ村 地域生活ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへブログランキング・にほんブログ村へ
BlogPeople人気blogランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 黄砂・降砂 | トップ | 1月の釣果・前編 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

南方単車日乗」カテゴリの最新記事