温泉クンの旅日記

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長門湯本温泉(1) 山口・長門

2010-09-22 | 温泉エッセイ
<居酒屋プランで泊る(1)>


 角島に行ったこの日の気温は暑くて、三十八度くらいあった。
 同僚からは、橋のすぐ脇にある西長門リゾートで日帰り温泉でもどうかと勧められていて、そのつもりでいたがこの気温ではやめておいたほうが無難そうだ。

 なにしろ、昨日の昼に横浜を発って、仮眠を軽く二度ほどしかしていない。
 では、角島大橋も見たことだし、どこかで遅い昼でも食べて早めに今日の宿に向かおう。

 長門市にはいったところで、駐車場が広いところをみつけ停めると、そのそばの焼き肉と和食のレストランにはいる。
 徹夜のドライブであったし昼食としては遅いので、宿の夕食を考えて軽めにうどんにした。注文してから気がついたのだが、前に長門に来た時にも利用した店ですこし驚いてしまう。



 わたしの旅での宿泊プランのベストは、B&B(朝食付き一泊)である。だから、まずこのコースでの宿泊を目指すのだが、どうしても泊りたい宿でB&Bがないときや、山の中など立地の悪く近辺に食べるところが確保できそうもないようであればやむを得ず二食付き宿泊にする。
 ありきたりの、どこに行っても出てくるような料理、しかも皿数も多く量も食いきれないのはどうにも苦手なのだ。
 夕食は地元の居酒屋で、地の魚の新鮮な刺身とかをこちらで選び地の酒を呑みたい。

 そうしたら、長門湯本温泉に「居酒屋プラン」という魅惑的な宿泊コースをみつけたのだ。しかも七千円台と安い。
 「なんとまあわたし好みのプラン、これだっ!」と飛びついてしまった。内容はいまひとつハッキリとわからないが、まあだいじょうぶだろう。
 ちょっとワクワクする。

 長門湯本温泉だが、地元ではもちろん「湯本温泉」と呼ばれている。
 湯本温泉という名前は箱根湯本温泉とか、いわき湯本温泉とか全国で同名なものがあまりに多数あるので、どこの湯本温泉か区別するため各地の名称を先頭に付けてわかりやすくしているのだ。



 長門湯本温泉は、音信(おとずれ)川沿いに温泉街が広がる、



 湯田温泉に並ぶ規模の温泉である。開湯は1427年で、この地の大寧寺の住職が発見した。その源泉はいまも枯れていないという。

(けっこう大きな宿だなあ・・・)
 エントランスへの短い坂道を登りきると、宿のひとが飛んできてくれた。



 車を託してチェックイン手続きをして、部屋に案内されると、
「うわぁー、部屋が広い!」



 と、期待していなかったので思わず口に出してしまった。

 着替えると、長い廊下でつながっている隣の温泉棟に向かった。



 その温泉棟には日帰り客も入れる大浴場やボーリング場、芝居小屋などがあった。







 一階にはわたしの夕食会場でもある居酒屋もあるのである。
 温泉は大人数が利用できる浴場なので、その程度だがしかたあるまい。
 長門湯本には外湯が「恩湯」と「礼湯」とふたつあるので、そちらを利用しよう。恩湯は前にもはいったことがあり、こちらの温泉はバッチリ満足できる。


  ― 続く ―

  →「角島大橋」の記事はこちら
  →「湯免温泉」の記事はこちら
  →「海岸線」の記事はこちら


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