温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

さすが、の牛バラご飯

2012-05-30 | 食べある記
有楽町駅の日比谷口を出たら、ガード沿いに帝国ホテルに向かって歩く。晴海通りの信号を渡ればもうすぐで、駅から五分とかからない。純広東料理「慶楽」。昭和二十五年創業であるから、六十年を超えている老舗である。入ったのが書き入れ時を過ぎた午後一時前であったが、ほぼ満員である。ただ、ほとんどの客が食べ終えるようだ。一階奥の、四人掛けテーブル席に案内された。ひとりだから恐縮して座るが、なあに実は嬉しい . . . 本文を読む
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飯山北竜温泉 長野・飯山

2012-05-27 | 温泉エッセイ
北信州の野沢温泉近くに、「北竜湖」という可愛らしいハート型の湖がある。上信越道飯山インターを降り、国道を使い、山越えして関越道の塩沢石打インターに向かう途中に寄ってみることにした。向かう途中、道の脇には大量の雪が山のように寄せられていた。周囲を走る断層と火山の爆発でできた窪みに、雨水や雪解け水が溜まってできた湖で古くは北竜池、早乙女池と呼ばれていた。かつては南に南竜湖という湖もあって、雄と雌の竜が、南と北に別れてそれぞれの湖に住むといわれていたそうである . . . 本文を読む
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秘湯かな

2012-05-25 | 俳句、なぁーんちゃって
秘湯・・・なんともいい響きの言葉である。温泉好きには堪らない。行ったことがなければ、間違いなくそそられてしまう。ただ、いい温泉は、いい温泉故にずっと秘湯ではいられないものだ。ご存知のように「日本秘湯を守る会」というのがあって、たしかにそれなりの温泉もあるが、あるときから異常に登録数が増えて「ええー、この程度で・・・」というのも少なくない。基準がよくわからない。なにより、もう少し宿賃のレベルを下げて欲しいと思うのはわたしだけだろうか。申し合わせたように思える宿賃はどうかと思う . . . 本文を読む
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川崎、ゴールデンコース

2012-05-23 | 食べある記
川崎駅で途中下車し、改札を抜けて、ちゃっかり「アトレ」のエレベーターを使って一階に降り、「川崎駅前タワーリバーク」方面の出口を出る。あとは、真っすぐ歩けば「丸大ホール(食堂)」はすぐだ。百年の歴史がある、川崎では有名な店である。午後二時台なので、がら空きの店内であった。テーブル席がずらりと並び、奥に座敷があるようだ。座敷の前のテーブルに座っている、貫禄のある大女将がたぶん四代目だろう . . . 本文を読む
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続・温海温泉(2) 山形・鶴岡

2012-05-20 | 温泉エッセイ
なかなか豪華な夕食である。見えないところに小さな業務用エレベータがあるのか、あるいは階段を料理一式を持ってあがってきたとすると年配の女性にはかなりな重労働だ。山形名物の玉蒟蒻が嬉しい。刺身が鮑、鯛、カンパチ、甘エビ、イタリアン風の魚の照り焼き、なぜか海老グラタンと日本海の幸づくしだ。そしてズワイガニ。山菜の天ぷら . . . 本文を読む
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初めての俳句(2)

2012-05-18 | 俳句、なぁーんちゃって
昔、詠んだ俳句をふともうひとつ思いだした。たしか冬休みの課題で、俳句か短歌をひとつだけつくってこいというものだった。ついでにこんなことも思いだしてしまう。同じクラスの写真部に入っているS君がなんと短歌をつくってきた。S君の風貌は、悪いけどどうみてもお爺さんっぽい。高校生なのに、男はつらいよの御前様役の「笠智衆」そっくりなのだ . . . 本文を読む
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運玉を投げる

2012-05-16 | ぶらり・フォト・エッセイ
この鵜戸神宮だが、名前を知らなくても、崖の上から素焼きの「運玉」を投げる場面をテレビ番組などで一度は見たことはあるだろう。霊石亀石は、豊玉姫が海神宮(わたつみのみや)から来訪する際に乗った亀が石と化したものと伝えられている。石頂に枡形の穴が開くことから「枡形岩」とも呼ばれるその穴に、男性は左手、女性は右手で、願いを込めた「運玉」を投げ入れることで願いがかなうといわれている . . . 本文を読む
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続・温海温泉(1) 山形・鶴岡

2012-05-13 | 温泉エッセイ
温泉街を貫くように流れる温海川沿いを中心に大型旅館、県道沿いには木造三階建ての歴史ある老舗旅館が並ぶ。(ここか・・・なんともシブーい宿じゃないか・・・)たしか銀山温泉も同じ木造の三階か四階建てだったな。いったいに山形には銀山、白布、肘折など由緒のありそうな古い木造旅館が多い。この宿も創業三百八十年という気が遠くなるほどの老舗旅館なのだ。ぴかぴかに磨きこまれた階段をあがって、案内されたのは三階の部屋である . . . 本文を読む
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彷徨うて・・・

2012-05-11 | 俳句、なぁーんちゃって
甘いものはどちらかといえば苦手である。それでも、旅ではよく歩くほうなので疲れきった身体が甘いものを欲しがり、つい食べてしまうことがある。甘党でないわたしだが、適量の糖分をとると、みるみる元気が甦るのがどうにも不思議でしかたがない。そして秘かな好物となってしまうのだ . . . 本文を読む
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ある晴れた朝天ぷら屋に

2012-05-09 | 食べある記
「ある晴れた朝突然に」というなんとも魅力的な題名の、ジャン・ポール・ベルモンド主演のフランス映画があった。昔の洋画は題名に力が入っていたのだ。そんなわけで・・・ある晴れた朝突然に、天ぷらを食いたくなった。それも総菜屋の冷えたやつではない、熱々の天麩羅を、である。それを適当な値段で食べされてくれる店のアテがあるからこそ思ったとも言える。新宿三越の裏手には、手頃な値段で天ぷら定食を食べられる庶民的な店がなんと二軒もある。「つな八」と「F屋」である。銀座の「天」が付くお高い店などとくらべても遜色はない老舗だ。どちらも人気があるのだが、わたしは初めて入った「つな八」のほうをつい選択してしまう . . . 本文を読む
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