田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

いろいろなこと思い出す桜かな。――芭蕉。  麻屋与志夫

2017-04-09 22:39:01 | ブログ
4月9日 Sun.

●一年に一度の、三日間くらいの美風景――千手山公園の桜満開の景観を観にいけなかた。若い時だったら、春雨だ、濡れて行こうなどと粋がって出かけたのだろうが。雨の降る日がウラメシイ。明日は晴れればいいな。

●しかたなく、二階の書斎から春雨に煙る桜色の風景を眺めた。たしかに、桜の花の景色はいろいろなことを思い出させる。わたしの場合、千手山の麓に住んでいた中津博くんのことを思う。彼が死んでから10数年になる。ことしも、桜の季節が来た。君との思い出のかずかずをいつか小説に書くから――。随筆は書いた。でも、小説ではまだ完成していない。「黒髪颪の吹く街で」の冒頭のシーンに彼が登場する。はやく、書ききらなければ――。完成させなければ。今年はガンバルから。

●見守っていてください。中津君。





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花見。またツマラナイことを考えてしまった。 麻屋与志夫

2017-04-09 06:40:43 | ブログ
4月9日 Sun.

●御殿山公園の桜をたのしんできた。やはり人影はなく、のんびりとお花見ができた。カミサンが街の駅「新鹿沼」でスアマを買ってきた。薄桃色のスアマは桜の花によく映えた。
「のどにツカエナイデヨ」
花見の席にしては殺風景な会話だ。もっとロマンチックなこと言えないのでしょうかね。
しかたあるまい。カミサンはときおり誤飲して、息がつまり真っ青になる習癖かある。それに二人合わせると、163歳になる最高齢者だ。すっかり干からびている。と言いたいのだが、カミサンはウグイスを鳴かせることだってできる。ウバ桜? という言葉はカミサンには禁句だ。うば。という言葉がきらいらしい。バの音に敏感に反応してしまう。バは婆のバということなのだろう。

●姥桜とは? 植物名。 〔「葉(歯)なし」の意からという〕 ① 葉の出るよりも先に花の咲く種類 のサクラの俗称。ヒガンザクラ・ウバヒガンなど。 ② 娘盛りの年頃を過ぎても,なお 美しい器量を保っている女。

●ようするに、姥桜とは――お若いですねという誉め言葉だとおもうのだが、カミサンは気に入らないらしい。

●ヤマザクラという言葉もある。花より(鼻)より葉(歯)がさきに出る。出歯の女性をいう。

●でも現代では、年をとっても歯がなくなるということはない。ずらりとインプラントで鎧って街を闊歩している。女性の年齢はわからなくなってきた。

●デッパの女性だってあまりみかけない。子どものうちに矯正してしまうからだろう。うのうち、デッパの女性などという言葉そのものも死語となりますよね。いや、差別用語としていますでに使用できないのではないでしょうか。

●またツマラナイことを考えてしまった。

●帰り際に桜を観に来た若いペアとすれちがった。




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