家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「黒い殺意」・・・(930)

2016-02-06 00:30:29 | 日記
「黒い殺意」THE INCREDIBLE TRUTH
監督・脚本:サム・レオン
出演:クリスティ・チュン、サム・リー、國村隼、リウ・イエン、神楽坂恵、でんでん、他
2013年・中国・90分<レンタル>

<STORY>
旅館を経営する日本人・宏太に会うために日本に向かった、中国人の人気モデル・ガガ。その親友であるスタイリストのウェイリンは、突如として彼女と連絡が取れなくなったことを変に思う。ガガの身を案じ、旅館を訪ねることにしたウェイリン。しかし、宏太の姉や母親、番頭にガガの居所を聞いてみても、誰もが口をそろえるかのようにここへは来てないと答える...

久々に来ました!クソゴミ映画です(笑)
「冷たい熱帯魚」の後だったので、でんでんに期待して観てみました。
きっとそういう方は多いと思います。

話自体は単純で「日本に行った友達と連絡が途絶えて、彼女を探すために日本にやって来る主人公」という感じです。
どういう意図で製作されたのかはわかりませんが、年代的にみても「冷たい熱帯魚」を観て
神楽坂恵とでんでんの二人を起用した、もっと言えばでんでんに人殺しをさせたかっただけなんじゃないか?と(笑)

村社会のドロドロした人間関係の中で殺人が起こるという、70年代の角川映画的な、まぁ古いタイプの映画ですが
ヒドいのはその描かれ方です。
母が中国人の仲居とか華僑の刑事とか、中国語が喋れる理由付けはちゃんとしてるのに
二人とも日本語が満足に喋れないという(笑)なんともマヌケなキャスティング。
中国映画だからなのか、やたらに赤色が使われてて、
温泉旅館というよりソープランドか!とツッコまずにいられないケバケバしさ。
客の前で仲居にビンタする女将、中国語と日本語で会話する...などなど
他にももう言い尽くせないくらいの雑さですね~90分の映画ですがツッコミ出したら90分以上喋れますよ(笑)

さすがに神楽坂恵とでんでんは良い味出してますし、
國村隼はさすがの存在感です(ただ居ても居なくてもまったく関係ないような役ですが...)。
他に見るべきところはないです!(笑)