ネコハバキのつぶやき「星になりたい」

10天体+12サイン+12ハウスが織りなす西洋占星術の魅力を紹介

西洋占星術10天体から、今回は「太陽」の巻

2017-03-11 22:04:12 | 日記
前にも、少し太陽には触れましたが、雑誌の占いなどで「獅子座生まれや射手座生まれの人は、今年ラッキー」とか書かれているやつですね。
もちろん、10天体のうちの1天体ですから、全くその要素がないわけではありません。
古典では重要視されています。
ちなみに年齢域は、26歳頃〜35歳頃までと言われています。

ただ、日本人や日本で育った方には、いわゆる『 I hava a pen』の「I』の部分。「私が」っていう主語ですね。
日本語は主語がよく省略されていると言われますから、「太陽=私が」だとすると、あまりピンとこない人も多いのではないかと。
物心ついた頃から、雑誌などで刷り込まれますから(自分は何座だと)、そういう性格だと思っているだけという場合もありますね。
私が何をしたいは、大切だとは思いますが、事実「自分が何をしたいのか」、わからない人が多いのも、主語がない感じなのかなと思ってみたりもします。

乱暴に言ってしまうと、自分がしたいのだから、基本人は関係ないし、社会の反応は二の次なのが、太陽なのではないかと。
火星、木星、土星の社会天体の助けがないと、世の中で何かするのは難しいのかもしれません。
欧米のように「あなたは、どうしたいの?」と必ず聞かれる社会ならば、太陽の力は必要だと思います。
日本の場合は、「みんなと協調できる」が社会では優先されるような気がします。
そんな社会では、太陽よりも木星や土星の方が、「使える奴」というイメージかもしれません。

時々、私が太陽をエゴと表現するのは、そういう意味もあってです。
「自分を持っている」人が、必ずしも成功する世の中ではないような。特に日本は。
別に成功するだけが人生ではないので、「自分のやりたい事をしたい」という場合は、太陽は大切となるでしょう。
生きている実感は、やはりあるのではないかと。

自分の太陽は知っている人も多いでしょうから、太陽が示す方向性を自分で切り開く努力をしましょう。
その時初めて、生きている実感が感じられると思います。
ただし、太陽だけで自己実現はできませんので、あまり過信するのはお勧めしません。
10天体のバランスが大切なのだと、「私は」感じます。