<読書会> おもしろ☆本棚

毎月都内で読書会を開いています。参加者絶賛募集中!
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2024年6月の課題本『ザリガニの鳴くところ』

2024-07-03 20:12:03 | ・例会レポ
出席者 男1 女5 2020年の刊行当時、本屋大賞翻訳部門1位になるなど話題になった本で、すでに読んでいた人も何人か。2年後に映画化され、これも観た人数名。本、映画共に自然描写がよい、という意見多し。ミステリというより、一人の女性の成長小説自然描写など、動物学者らしい描写 多かった意見(疑問点)は、2人の男が出てくるが、ヒロインのカイアは誰に愛されたかったのか?2人とも好きだった?クズ男み . . . 本文を読む

2024年5月の課題本『長くつ下のピッピ』

2024-06-09 16:37:34 | ・例会レポ
・寂しくない、孤独じゃないので空想しない・マナーを教えられていない子が自由に育つとこうなる・子供のころ「NHK少年少女ドラマシリーズ」を見ていた・力持ちという設定が効いている。ひとりでいても大丈夫・こういう子が側にしたら、ただただ鬱陶しい・思ってたのと違う・自由に生きる子どもへの憧れ・小さいころに読んだとしてもピッピに恋はしない・掛け算の約を竹さんの靴と訳すのがおもしろい。原文が気になる・なん . . . 本文を読む

2024年4月の課題本『ヘーゼルの密書 』

2024-05-08 15:05:34 | ・例会レポ
推薦・菊池先生 出席者 男2名 女4名 「破滅の王」「上海灯蛾」と共に戦時上海三部作の二作目で、3冊とも読んだという人も何人か。 課題本についての感想、意見としては・結末は歴史的事実としてわかっているが、虚々実々混ぜ、架空の人物も嘘っぽくなく書いていて、うまい・戦争になっていく状況、今と重なる・和平工作のことなど、勉強になった・読みやすかった 辛口コメントもいろいろ・裏方の仕事を描いてい . . . 本文を読む

2024年1月の課題本『暗い旅』

2024-01-25 17:45:00 | ・例会レポ
  倉橋由美子「暗い旅」 歌人の穂村弘さんが「暗黒の青春期にびりびり痺れながら読みました」と書いていたので、推薦しました。二人称で書かれた、著者の初長編。婚約者である「かれ」が失踪し、「あなた」は彼と歩いた東京、そして京都を彷徨う。 参加者 男性2名 女性4名全編「あなた」という二人称で書かれ、現在と過去が交互に出てくるという構成ですが、予想外におもしろかったという人が多かった . . . 本文を読む

2023年11月の課題本『徴産制』

2023-11-29 10:03:25 | ・例会レポ
  2023年11月24日 19時〜 参加者 8人 新潮社の「女による女のためのR-18文学賞」を受賞してデビューした田中兆子さんの作品。田中さんの作品は2018年の11月の例会で、『甘いお菓子は食べません』を取り上げ、今回は2回目となります。「2092年。新型インフルエンザの蔓延により10代から20代女性の85%が喪われた日本では、深刻な人口問題を解決するため、国民投票により【徴産 . . . 本文を読む