風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:―
様 式:大社造変態
御祭神:大物主命 カ
松江市から旧八雲村を経由し、駒返峠を越えて安来市広瀬町へと抜ける国道432号線。近年出雲和紙で著名な安部栄四郎記念館がある別所までは新道が開通してとても走りやすくなった。別所集落を越えると、いまだに狭い区間が多く、那富乃夜神社のある星上山の側は整備が進んでいるが、南側の旧道は以前のまま。旧道をさらに南に離れ、九十九折の小道をひたすら登り続けること数キロ。僅か数便のコミュニテティバスの停留場向かいに境内があった。朽ちかけた会所とも思われる建物と拝殿、さらに奥に本殿が建っております。小さいながらも凛とした姿であり、このような山奥でも祀られる神の居られること、祀る人の居られることを深く考えさせられる。
当社の由緒等は詳らかにあらず。社名からすれば大物主命が祀られる社であろう。本殿裏にも石祠も一宇あり。こちらも詳細は不明。
〈所在地〉
島根県 松江市 八雲町 西岩坂 字持山
参拝日:平成24年 4月28日