ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

11月14日、269回目の「火曜行動」です。

2017-11-14 15:48:57 | 火曜日
朝早くから予報通り雨が降り続いています。11時に学校を出発し、家に到着後地下鉄で府庁前に向かいました。

まだ雨が降り続いています。





火曜バンドは既にスタンバイしています。





雨にも負けず風にも負けず大勢の方々が参加されました。




今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです、写真は松尾さんが沢山送って下さいます^ ^今日もよろしくお願い致します。





長崎由美子さんのアピールが始まりました。

☆長崎さん

大阪で全国に先駆けて朝鮮学校に補助金が支給されたのは、何も天がら降ってきたのではありません。日本で最も在日の多く住む地域として在日と日本人が協力した活動で実現してきたのです。

今大阪府の職員の皆さんは万博誘致のバッジを付けてアピールしています。しかし万博にしろ、オリンピックにしろ、その精神はそれぞれの文化を尊重し合う平和の祭典であることです。


この通りはたくさんのアジアの人々が通ります。朝鮮語や英語のプラカードもあります。アジアの人々に民族差別の現状が伝わるのは恥ずかしいことではありませんか。


万博を誘致するなら一日も早く差別をやめるべきです。


10月25日の天王寺でのアピールには500人が集まりました。ここでうれしいことがありました。一人の日本人女性がビラを読んで、一緒になって心を痛めてくれました。この方は11月11日の生野朝鮮初級学校の公開授業にも来られて多額のカンパをしてくれました。
街頭に立つと無視されたり、時には暴言を吐かれたりといったこともありますが、心を動かす人がちゃんといるのです。


公開授業には120人あまりの近大の大学生も参加しました。授業や子どもたちの踊りを見て、「来てよかった。子どもたちが天真爛漫でかわいい」「知らなかった。もっと知りたい」「マスコミで流されている姿と違う」との感想を書いてくれました。

知らないということがヘイトの温床となっています。

先日、関東大震災の証言を掘り起こした『関東大震災朝鮮人虐殺の記録: 東京地区別1100の証言』の著者西崎雅夫さんが来られて講演会が行われました。デマを鵜呑みにした人々が朝鮮人を殴り殺すといった生々しい証言がありました。


国を挙げて朝鮮を敵視するのは歴史を逆戻りさせています。国や自治体が差別をすると個人の差別に力を持たせます。


小池都知事は都知事として初めて関東大震災の犠牲者への追悼の言葉を出しませんでした。過去と向き合わないことが差別を生み出すのです。

ヘイトを防止するにはまず歴史を知ることが必要です。しかし、その歴史を学校教育の中でも知らせていません。
大阪府でも人の顔が見える人権研修に取り組み、自己矛盾に気がついてほしいのです。

「教育の無償化」と言われ、大阪府は、幼児教育をも無償化の対象にしようとしていますが、その一方で朝鮮学校の幼稚班をそこから排除しています。

11月25日には大阪朝高の文化祭があります。朝鮮学校にぜひ多くの人が出会う機会になってほしいと思います。(レポート木村)





中大阪の保護者の皆さんです^ ^

















イケメン三銃士健在です^ ^





大村さんもお元気そうで何よりです。




美女三人組も健在です^ ^




東成の朴委員長が流暢な日本語でアピールです。


☆パク・ヨンチさん

先日、台風の中、中大阪創立70周年の集まりがありました。そこには、多くの日本人を含む500名の参加があり、中には自民党の府会議員・市会議員も来ていました。


さきほどの天王寺のアピールでの女性との出会いで、同じように朝鮮学校への差別に心を痛めている人はたくさんいるという確信を得ました。朝鮮学校はよくないという人の声が大きいために目立ちませんが、必ずいるのだと。


前文部官僚の前川喜平さんと寺脇研さんが 『これからの日本、これからの教育』という対談集を出版しました。この中で朝鮮学校に触れているところがあり、前川さんは「朝鮮学校の授業料の公費負担は当然」と、寺脇さんは「実際に行ってみると日本の学校と変わらない。そういう私の発言が朝鮮新報に掲載された」などと述べています。


文部官僚内部でもこのように朝鮮学校への差別をおかしいと思っている人がいるのです。大阪府でも教育に政治問題を入れてはならないということを胸に刻んでください。(レポート木村)





城北の元保護者、今は朝大に二人、朝高に一人、お子さんたちが通っています^ ^




支部委員長とツーショットです^ ^






李さんも雨の中駆けつけて下さいました。





エミさんのアピールです。

☆エミさん

公立の学校の先生が中大阪朝鮮学校を視察しました。まずは校舎の古さに、そして子どもたちの生き生きとした姿に驚いていました。

子どもたちは率先してゴミを拾い、授業中は積極的に手を挙げていました。そしてクラブ活動も熱心におこなっていました。資料館を見て、「知らなかったことがたくさんある」と涙ぐんでいました。


「どうして朝鮮学校の子どもたちはこんなにも輝いているのか」という質問に、朝鮮学校の先生は「この小さな肩に背負っているものが日本の子どもたちとは違っているからです」と答えたということです。


火曜行動をしていると、「ごめんな~、ここの前を通るの恥ずかしいわ。」と言いながら通る人がいました。こんな人もいるのです。


安倍首相は一番に朝鮮学校の「無償化」に反対しましたが、保護者も納税者であることを考えてほしいものです。(レポート木村)






雨にも負けず楽器が濡れないよう工夫されています。





互いに助け合います。









大村さんもアピールです。

☆大村淳さん

「城北ハッキョを支える会」の大村です。


選挙を通じて多くのヘイトスピーチがなされました。安倍首相は日本でも外国でも朝鮮ヘイトをまき散らし、多くの政治家がこれ見よがしにヘイトスピーチをおこないました。在日コリアンは心配と恐怖の念を抱いています。


年間200日を超える米韓の軍事訓練のことは日本のマスコミは何も報道しません。挑発しているのは、米・韓・日の軍隊です。


安倍は「トランペット」、文字通り、トランプのペットとして、トランプ訪日の時に多くの武器を買う約束をし、トランプの妻の基金に60億円をカンパしました。


その後、安倍の支持率が上がったというのですから、つくづく日本人は忘れやすい民族だと思いました。「水に流す」という言葉で朝鮮学校が流されています。


教育を「無償化」すると言う政治家が民族教育を圧迫しています。


私たちは偏見の中にいます。「支える会」とありますが、朝鮮学校を通じて、歪んだ認識を改めているので「支えられる会」と名を変えたいくらいです。
(レポート木村)





若者もアピールします。

☆ヤンさん


私も朝鮮学校の出身です、朝高の時に「無償化」の直前まで行ったのですが、結局適用されないままでした。

日本政府は何かと理由を付けてきます。ミサイルをうつ国になぜ?とか。

教育と政治は別々の問題として議論すべきなのに、我々の存在を消そうとしています。

これは在日だけでなく、日本人の政治的良心をも奪っています。ダブルスタンダードで差別するというこの矛盾を解決するには、日本の政治を正していかなければなりません。


勝利の日までこの姿勢を崩しません。(レポート木村)







和子さんも元気な声でアピールです。

☆大村和子さん


「城北ハッキョから支えられる会」の大村です。


先日仲間と共に給食作りをしました。今は小中学校とも給食が当たり前になりましたが、朝鮮学校には給食がなく、弁当を持たせなければなりません。

ないないづくしの朝鮮学校で子どもたちはしっかり育っていますが、せめて1学期に1回は給食を作ろうと思いつきました。


それが今回は10回目になりました。17人の参加で小さな台所で調理しました。

毎回、初参加者があり、仲間が増えていきます。

子どもたちの一人が作文を書いてくれました。「日本の中で私たちはいいようには言われてませんが、日本人が給食を作りに来てくれることで私たちは支えられる」と。


子どもたち全員が講堂に集まっているのを見て、支えられて生きていることを実感しました。


大阪市の吉村市長はサンフランシスコの「慰安婦」像のことで60年も続いた姉妹都市をやめると言いました。

日本政府は「慰安婦」を世界記憶遺産から取り消せとユネスコに圧力をかけて取り消させました。

一方、朝鮮通信使は記憶遺産に登録しています。これは、秀吉の侵略という負の歴史から徳川幕府の時代に生み出されたものでした。朝鮮通信史使いはよくて、「慰安婦」はだめだとはおかしな話です。


大阪市は「ダイバーシティ」、多文化共生を目指すと言いながら、サンフランシスコ市との交流を取り消すとは矛盾しています。(レポート木村)












参加者の笑顔はいつ見ても良いですね、元気が出ます。


雨のためビラは渡せなかったけど、お一人お一人が一生懸命、道行く人々に理解と協力を求めました。





井上さん、手が冷たくなかったですか?バンドの皆さん、本当にお疲れ様でした。




歌舞団の歌姫が今日は音頭をとってくれます。


彼女ももうベテランです。同胞たちの中に溶け込んで民族権利擁護のため、歌を通じて先頭に立っています。




最後の歌は彼女自ら作曲した「勝利のその日まで❣️」です。













みんなで歌います。








いつものように駐輪場で申し送りをして三々五々帰路に着きました。

来週も頑張りましょう!

合言葉になってしまいましたね^ ^

今日は雨のせいか少し参加者が少なかったけど、助け合いながら頑張りました^ ^





追記 家に帰った後、写真の整理などしながらブログアップの準備をしていたら郵便局の配達の方が現金書留を届けて下さいました。びっくりして中を開けてみると、「少しだけですが、ウリハッキョの学生たちの為に使って下さい」と匿名希望の方から送金されてきたのです。


所属団体が違っても民族教育を重んじ、子どもたちが平等に学べることを望んでいらっしゃる気持ちは全く同じだと感動いたしました。コマッスムニダ、連絡会にも報告し学生たちの為に使わせていただきますね。とても嬉しい日でした^ ^



コメント
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