ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

8月1日、255回目の「火曜行動」です。

2017-08-01 19:11:41 | 火曜日
真夏日和です。風はほとんど止まっています、でも12時10分前にはかなりの参加者が集まっていました、皆さん満面の笑みです^_^




火曜バンドの古賀さんが帽子を新しいのに代えられました。








今日のレポーターはベテラン横道さんです^_^写真は松尾さんが共同で撮って下さいます。今日もよろしくお願いいたします。




白色の百日紅です。







火曜バンドの皆さん、今日は早くからスタンバイされています^_^




長崎由美子さんの第一声始まりました。


☆長崎さん

今日は255回目の火曜行動になります。

7月28日大阪朝高の無償化裁判は、全国で初めて勝訴を勝ち取ることができました。

私たちは、この火曜行動で雨の日も風の日も声をあげてきました。

朝鮮学校の子どもたち、生徒さん、先生、オモニ、アボジ、若者たち、日本人、いろいろの方々が思いを伝えてくだり、大きな力になりました。本当にありがとうございました。

今日もたくさんの方が参加して下さっています。一言ずつ訴えていただきたいと思います。

(今日のアピールのレポートは全て横道明子さんが担当してくださいました。)






不滅のスローガンです。








トップバッターは朝高生です。

☆大阪朝高3年生(女子)

この3年間、朝鮮学校を取り巻く環境はどうだったか、自分に問うてみると、決していいとは言えない。大阪府と市は補助金の打ち切り、そして補助金裁判は不当敗訴になりました。

このまま卒業していくんだなと思うと悔しい気持ちになります。

しかし、28日の高校無償化裁判で大阪地裁は「大阪朝鮮高級学校を対象外にした国の決定を取り消し、就学支援金を支給するよう命じる」判決を出しました。

数日後、「国は司法の判断を重く受け止め、速やかに支給すべきだ」や「子どもを中心に考えよう」と社説を出す日本の新聞社がありました。

私は判決を出した裁判官や、このような社説を書かれた、良識ある方を尊敬しています。

大阪府・大阪市の知事や市長も、私たち青少年が尊敬できる知事や市長になってください。

私はそれまで、闘い続けます。







5年間共に頑張って来た中大阪の保護者金愛美さんです。

☆オモニ(エミさん)

勝訴判決を受けて本当に嬉しかったです。涙が止まりませんでした。

娘が生まれた時が1回目、今回は人生2回目の涙です。

在日70年の苦労をひと時、忘れるくらいの喜びでした。

補助金もこれを力に闘っていきましょう。

「ウリル ポシラ(わたしたちを見てください)」を唄います。






若者代表和歌山の申さんのアピールです。

☆シンさん

判決を聞いて嬉しくて涙が止まらなくなりました。

朝高生の時に初めて火曜行動に参加しました。

「がんばりや」と言ってくれるおばあちゃんや通行中の人もいましたが、ビラでガムを捨てる人や「そんなんやっても無駄や」と言う人もいました。

私の声を聞いてください、思いを聞いてください、と不安になるばかりでした。

今回の判決を聞いて、私たちの思いは伝わっていたのだと思いました。

これを力にこれからも頑張ります。






勝訴判決の日、新潟に出張に行ってた彼女は大阪地裁で朗報を一緒に聞くことが叶いませんでした、

感激の涙をこぼす彼女を本当に愛しいと思いました。高級学校時代、新社会人になってからも本当に良く頑張りました!


和歌山から往復4時間かけて府庁前に通ってくれました。




















今日は新しい方も入りましたが、イケメン三銃士、この5年間火曜行動のシンボルのように毎週この場所に立ち続けてくださいました。





朝高生です。声楽部の青年です、報告集会でも三重唱を披露してくれました。


☆朝高コーラス部3年(男子)

補助金支給と無償化が再開されないまま、僕たちは来年3月卒業します。

僕たちと同じ悲しみと屈辱をまた、後輩たちが味わっていくのかと思うと悔しくてなりません。

しかし、僕たちは先日、無償化裁判の結果を喜び涙しました。

翌日、日本の合唱団の方から

「大阪地裁判決、本当によかったですね。おめでとうございます。どの子も同じように教育を受ける権利を持つのは当たり前のことです。差別するのは、この国が世界から見て恥ずかしいことです。」こんなメールをいただきました。

これが、正義ある民意、良心ある民意だと思います。

僕たち在日朝鮮人は当たり前が認められるまで、闘い続けます。

正義と良心ある日本の方と、手をとりあい、声を共にして闘い続けます。



☆長崎さん

コーラス部は裁判報告集会で美しいコーラスを聴かせてくださいました。ありがとう。

続けて、朝高生に一言ずつアピールしていただきましょう。




☆朝高3年(男子)

僕は高校生活最後ですが、今回の勝利判決で、後輩たちがもっといい環境で、勉強や部活ができるようになることを願っています、。

もっと明るい在日社会をつくるために、がんばっていきます




朝高生のアピールが続いています。

☆朝高3年(男子)

これからも民族教育を受け、守っていきます。

こうして火曜行動で、集まって訴えていくと、見てくれている人もいると思います。

これからも頑張ります。







☆朝高3年(男子)

裁判の勝利を通して、朝鮮学校が認められたことが嬉しいです。

もっともっと学校を良くしていくために、がんばります。

補助金裁判は地裁で負けましたが、今度は勝ちましょう。








☆朝高3年(男子)


今回の勝利は一人の生徒として、とても嬉しかった。

補助金の裁判もがんばっていきたいと思います。






☆朝高3年バレー部(男子)


何の不自由も無くバレーが出来るのを、いつも嬉しいと思っています。

日本社会は僕たちに無関心だと思っていました。

今回の判決で、無関心ばかりではないと、わかりました。

これからも、勉強も部活もがんばっていきたいと思います。









長崎さんが繋いでくださいます。






梁ハルモニが痛い膝をかばいながら坂を自転車で登って来られました。





火曜バンド今日も元気です。





南大阪の2年目の先生です

☆長崎さん

自国の歴史や文化を学ぶのは当然であると、判決は言っています。

ありのままでいい。当然のことなのですが、涙しました。

国を相手に出された勝利判決を、補助金裁判にも繋げていきましょう。



☆南大阪初級の先生

高校無償化は当たり前な権利です。

それを、裁判と言う形で争わなくてはならない。不思議です。

国は朝鮮学校に税金を使うのは理解が得られないと言いますが、私たちも、ちゃんと納税しています。

在日朝鮮人の歴史的存在を無視した、政府、行政のやり方を断じて許すことはできません。









































ミョンオギさんを囲んで、、、





火曜バンドの皆さんも一言アピールをされました。









まずは陶山さん。


☆火曜バンド 陶山さん

大阪府庁のみなさん、ニュースを見られたと思います。

心の中では判決に同調していた人もいると思います。

心の中にしまわずに、堂々と上の人に声を上げてください。

正しいことが、正しいと言える行政にしてください。








新しい帽子をかぶってアピールです。

☆火曜バンド 古賀さん

府庁のみなさん、こんにちは。

松井知事、お元気ですか。

無償化裁判の判決は、あまりに、当たり前のこととは言え、民族教育に対し、勇気ある判決でした。


次に勇気を出していただくのは、皆さんです。

補助金も同じです。

これ以上ハッキョを差別する理由は、何も無いはずです。






三線片手に奈良の森本さん、短歌を連発です。


☆火曜バンド 森本さん

うた(短歌)から始めます。

皆泣いた差別を糾す裁判の

苦労の末に国を負かして

誰からも相手にされないと、アリのように思う時があります。
でも、アリでいいと思います。

弱い立場の人を救うのが、守るのが政治。
今は強い者が得をする。好き勝手なことをする政治です。

当たり前のことを、当たり前に判断した裁判長に、敬意を表したいと思います。

    闘いの相手は国家権力者

    象に挑みて蟻我ら勝つ






リコーダー奏者兼レポーターも勤められている木村さんも5年間共に歩んで来た方です。


☆火曜バンド 木村さん

勝利判決のあった7月28日は奇しくも、1830年フランス7月革命勝利の日です。

このころのフランスは、反動的な政権が復活し、人々の権利を弾圧していました。

しかし、人々は立ち上がり、7月28日、復古政権を崩壊させたのです。

朝鮮学校は国際的には、すでに勝利していました。日本だけが拒んでいたのです。

しかし、この日、日本でも新たな一歩を踏み出しました。

全ての朝鮮学校が平等な権利を勝ちとるまで、がんばりましょう!








藤井幸之助さんもアピールです。

☆藤井こうのすけさん

「北大阪初中級学校を支える会」の藤井です。

今回の判決は当然のことですが、良かったです。

民族学校はアイデンティティを育むところです。

みんな胸を張って生きていきましょう。

わたしは、各種学校ではなく、私学として私学助成の獲得も目指していきたいと思います。

そして、差別なく学べる日本学校のあるべき姿を、追求する課題も持っています。

これからも、がんばりましょう。





火曜行動の柱ー大村和子さんも元気にアピールです。

☆大村和子さん

当然とは言え、本当に嬉しい判決をいただきました。

これまで当然のことが、なされてこなかったのです。

朝鮮学校が歴史的に守られてきたこと。「無償化」は恩恵ではなく、受給権であると判決は言っています。

ところが補助金裁判では、補助金は地方行政の恩恵である、としました。

今日の新聞に私立高校の広告が載っていました。

「私学も国の補助があり、(経済的負担は)公立高校と何ら差がないので、私学へいらっしゃい」という広告です。

朝鮮学校も私学ですが、国の援助は一切ありません。

大阪の補助金裁判もがんばりましょう。
























梁ハルモニに今日はアピールを急にお願いしましたが、力強いです。


☆ヤンハルモニ

私は満84歳になります。

戦前、戦後を通して、ずっと朝鮮学校の歴史にかかわってきたのです。

私たちは日本が住みよいから、日本に流れてきたのではありません。

強制連行で日本に連れてこられた家族や子孫です。

孫たちのためにも、負けておれません。



☆長崎さん

ヤンハルモニは私たちの心の支えです。
真夏の暑さの中、ありがとうございました。











館山さんにもきていただきました。


☆館山さん

皆さん本当に嬉しいです。おめでとうと言いたいです。

判決報告集会で朝高生のカンハナさんは

「私たちは生きていていいんだと思った」そう語られました。

そして、壇上で深々と頭を下げてくださった。

私は本当に恥ずかしかった。

安倍政治の今の時代は暴虐の時代です。

この歴史になんとか立ち向かって、日本の良心の歴史を始める時としていかなくてはと、心に深く刻みました。








クッスンさんが今日は100人分のかち割り氷を準備してくださいました。







館山さんの奥様も手伝って下さっています、何しろ今日は大人数です。(嬉しい悲鳴^_^)










ソウルからもドキュメンタリー撮影に来ています。







5年間共にたたかった方清子さんも今日はアピールしてくれました。


☆ぱんちょんじゃ さん

裁判は英語ではジャスティスです。正義という意味もあります。

本来、人間の尊厳の上に判断されるべきものです。

今回の判決はまっとうな、当たり前の判決とは言え、勇気あるは判決でした。

日本社会が彼らを無視し、制度的な壁はやっぱりあるじゃないか、やっぱり違うじゃないかと、彼らに言われないように、これからも声をあげ連帯していきたい。




☆朝高生(女子)(ヤンハルモニのお孫さん)

私はハンメが大好きです。

7月28日は抽選に漏れて法廷には入れなかったのですが、オンマたちが「やったー」と叫んで、私はトンムたちと皆で泣きました。

私はこんな場面に出会うことが出来て、本当によかったと思っています。

補助金の闘いも、勉強もがんばりたいと思います。













朝大生もアピールです。

朝大生(女子)

私は東京の朝鮮大学校に通う四年生です。四年前、大阪朝鮮高級学校を卒業しました。

当時のことを思うと、本当に今回の判決が嬉しくてたまりません。

「大阪勝訴」の知らせを聞いた時、私は真っ先に父に電話をしました。父は現在、大阪朝鮮高級学校で校長を務め、最前線でいつも闘っています。

「ほんまに、これまで闘いを諦めやんでよかった」。「これからも後輩たちのために頑張ろう!」、父の声はすこし震えていました。私は電話越しで涙を我慢する事ができませんでした。

私たち、朝大生は毎週金曜、文科省前で金曜行動を行なっています。


私たちはただ単に、金銭問題で闘っているのではありません。

私たちは、かつての日本の植民地政策によって、この異国の地に住むことを余儀なくされた歴史までもが、すべてなかった事にしようとしている政府、そして、学ぶ場所、権利を守らなければならない義務がある政府と闘っているのです。

この勝利は、火曜行動に毎週来てくださる日本の方々、同胞たち、そして全国の同胞社会にもたくさんの勇気を与えたと私は感じています。

私たちの闘いは必ず勝利します!!大阪は補助金再支給の裁判も残っています!これからも一丸となって闘いましょう!










続きます。


☆朝大生(女子)

私は朝鮮大学校に通う学生です。

いつまで私たちの声を無視するのですか。

私たち在日朝鮮人は日本の帝国主義支配のもと、日本に渡ってこざるを得なかった在日1世たちの子孫です。

名前も奪い、土地も奪い、青春も奪い民族の言語をも奪った侵略行為は許されるものではありません。

今回勝訴という判決が下されましたが、私たちが本当の勝利をかち抜く日まで戦い続けます。












我らが平田さんもアピールです。


☆ハルモニ会(母春会)平田さん

日本人の一人として、ここに立ってきました。

今回の判決で、日本社会の良心が残っていたことを嬉しく思いました。

これからも、良心ある日本社会を目指して闘っていきたい。頑張りましょう!






最後は合唱です。





この坂を上れば希望が見えると信じ

雨の日も風吹く日にも私は向かうの

火曜日の正午そこにはきっと

あなたがあなたが待っている、、、

こんな気持ちで歌い続けましたね。

みんなで歌いましょう「この坂を上れば」











火曜バンドも演奏しながら一緒に歌います^_^





ハルモニも歌います。









最後は駐輪場で集まろうと呼びかけています。

















256回目の火曜行動の前に日、8月7日は助成金裁判です、1時半には抽選の為集まろうとアピールがありました。他にもいろんなイベント予定が満載です。








解散です。ハルモニ会のみんなといつものうどん屋に向かいました。













府庁前にはお花がいっぱい。







いつもの定食はもう飽きたかんじだったのですが、大きな幕にはカレー蕎麦がかかげてありました、

美味しそう!これ食べよ!とメニュー決定。


汗を流しながら冷たいお水飲みながら一滴も残さずカレーの汁も平らげました、さ


ぁこれで来週も頑張れるぞ^_^





















コメント (2)
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