ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

7月25日、254回目の「火曜行動」です。

2017-07-25 19:50:13 | 火曜日


254回目の火曜行動です。







暑い暑い夏です。





12時10分前長谷川和夫さん、到着です。
日曜日に宝塚でお会いした時、約束しましたが来てくださいました!




今日のレポーターは「春母(ハルモニ)会」の木村さんです。写真は松尾さんが走り回りながら撮って送ってくださっています。今日もよろしくお願い致します。



長崎由美子さんの第一声です。

☆長崎さん

私たちがここに立つようになってから5年の月日がたち、7月28日(金)には、大阪地裁で、朝鮮学校に高校「無償化」を求める裁判の判決が出されます。裁判に先立つ10時から、テレビ撮影があります。判決は11時からで、10時半前には抽選が開始されます。また、午後6時半から東成区民センターで集会があります。我々が勝利しても、国は控訴するでしょう、最高裁まで、息の長い闘いになりそうです。


全国に先駆けて裁判を起こした広島では、7月19日、残念なことに、朝鮮学校だけが排除されたことは違法ではないという判決が出ました。

この裁判では、現に学んでいる生徒たちが原告となって、朝鮮学校の意義を訴えてきました。ところが、裁判長は判決の中でそういったことは一顧だにせず、「朝鮮総連に関係しているから、補助金が適正に使用されないおそれがある」と述べたのです。裁判長自らがヘイトスピーチをおこなったのです。

私立学校が不適切な学校運営を行い、私物化した例はいくつもあります。たとえば大阪桐蔭もそういう事件がありました。しかし、それによって、大阪桐蔭に通う生徒たちへの「無償化」が取り消されたという話はありません。一方、朝鮮学校は「おそれ」だけで、生徒たちが制度から排除されているのです。


今日は全国の朝鮮学校を行脚している長谷川和男さんが大きなのぼりを持って大阪にやってこられました。山歩きをしながらカンパを集めてくださったりもしています。









大村さんと再会を喜ぶ長谷川さん!








一番右の可愛い方が松尾和子さんです。





イケメン三銃士まだまだ健在です。





おやおや見慣れた青年が!




お!歌舞団の舞姫です!





パクさんお元気そうです。






長谷川さん早速のアピールです。

☆長谷川和男さん(元教員、東京朝鮮高校生の裁判を支援する会 共同代表)

教育にとってあってはならない差別、明らかな民族差別、きわめて悪質な国家による差別、これは許されません!

私は子どもの頃三鷹駅前で白衣を着て前に空き缶を置いて立っていた人々の姿が目に焼き付いて離れません。傷痍軍人は本来国家で補償されるはずですが、朝鮮半島出身者は違いました。戦局が厳しくなると最前線に送られ、帰ってくると外国人として軍人恩給から排除されたのです。手や足を失った白衣の人々は一世の人々でした。これと同じ差別が今も行われています。


私は日本の教員として、障害を持つ子ども、家庭的に恵まれない子どももいましたが、皆、精一杯教えてきました。
それが、政治的理由で子どもの教育権を奪うとは、教育の理念からもっともかけ離れた差別です。


朝鮮学校は戦後、国の一切の援助なしに、奪われた言葉を取り戻そうと始められました。

私は全国の朝鮮学校をひとつひとつ歩いて訪問しようと、6月20日に福岡をスタートし、今大阪にたどり着きました。

この旅の中で、学校を支える様々な努力に出会いました。小中学校の校長をしていた人が退職した今幼稚園児の送り迎えをしているという方もいました。熱い思いを持った日本人にも出会いました。安倍首相のお膝元の山口でも、この旗を持った私に「がんばってください」「ごくろうさま」という声をかけてくれた人が何人もいました。


大阪でも東京でも補助金がカットされ、オモニ、アボジ、ハルモニ、ハラボジがたいへんな思いをしている。本来なら国が植民地支配を反省して十分教育権を補償すべきなのに。

日本の子どもたちの教育のためにも、朝鮮学校に対する差別のない社会を作らなければなりません。そうでなければ人権も民主主義もありません。


私は全力で全国に朝鮮学校の良さを発信していきたいと考えています。










今日は城北ハッキョのオモニ会から大勢見えています。








火曜バンド、陶山さんも合流です。陶山さんは来週からハルモニ会としてレポーターも務めてくださいます。頼もしいです!





朝大生も大勢きていますね。





田中さんにピョン先生!




ミンジュ先生!先日福島県から保養キャンプの引率で来られた世柱先生のお兄さんです。






城北のオモニ会の皆さん!





斎藤さーん。





トシさーん。





若者代表申さん、今日も頑張っています。








朴さん、この頃良く来てくださいます。








断られても断られてもめげません。



今日は朝大生が多いですね。とても嬉しいです、東京では金曜行動の先頭に立っています。





朝大生のアピール始まりました。

☆朝鮮大学2年(政治経済学部)(女子)


私は今大学で法律を学んでいます。法律で朝鮮学校のために闘おうと思ったからです。しかし、現実は不当な判決や法の適用がたくさんあります、破壊活動防止法は暴力団を対象としているはずなのに、朝鮮人に対しても適用されています。朝鮮人を差別するためにだけ、規定を削除したり、新たな要件を作ったりしています。

私は法律を学んでこういう問題を解決する人間になりたいのです。







おっと平田さん、宝塚訪問ご苦労様でした。





井上さんも連続でお疲れ様でした。





呉先生、いらしたのですね。








長崎さんがアピールリレーを繋いでくださいます。


☆長崎さん
先週は小中学生が来てビラをまきましたが、すげなくする大人も多く、泣いている少女もいました。子どもたちがどんな思いできているのか、考えてみてください。










城北ハッキョ関係の皆さんです。





朝大生のアピールが続きます。

☆朝鮮大学1年(男子)


私は高校生の時、今年1月の裁判の判決に傍聴にいきました。実は抽選には外れたのですが、抽選に当たった日本人の方が「当事者自身が立ち会うべきだ」と言って譲ってくれました。しかし、そこで待っていたのは不当判決でした。本当に目の前が真っ暗になるくらいショックでした。

今、大学で歴史を学んでいます。学べば学ぶほど、植民地時代と同じように不当だと思います。東京では毎週金曜行動をおこなっています。

権利が獲得されるその日まで共に闘っていきましょう。






親子で参加は見ていても嬉しいです。代がしっかり繋がれていますもの。








城北の高先生、積極的にビラを配る様子が胸を打ちます。





アピールは続いています。

☆朝鮮大学1年(女子)


私も今大学で歴史を学んでいます。自分の国の歴史・言葉を学ぶことに誇りと喜びを感じています。

私はもう対象ではありませんが、これからも後輩たちのためにがんばっていきたいと思います。自分の国の言葉や歴史を学ぶのは罪ではなく正当なことです。後輩たちが何の心配もなく学べるように、できるだけ火曜日行動に参加していきます。





☆朝鮮大学1年(教育学部)女子


東京のウリハッキョの子どもたちと交流するたびに、ウリハッキョの可能性は無限大だと感じます。これまで私は子どもとして守られてきましたが、これからは大人として子どもたちを守っていこうと思っています。








教え子たちのアピールに元 恩師もアピールしてくれました。

☆城北朝鮮初級学校の美術教師


さきの3人は私の教え子です。この日本社会で朝鮮人として生きていこうという決意を聞いて頼もしく思いました。

「納涼祭」のちらしに「来て、見て、知って」とあるように、朝鮮学校はオープンな学校です。まずはそこからはじめてもいいでしょう。


金曜日にはうれしい判決を楽しみにしたいと思っています。






クッスンさん、きょうも愛のキャンディを配達してくださいます。















ソウ君登場です。朝大生です。


☆若者(男性)


火曜日行動には久しぶりに参加しました。ここには熱い思いがあふれています。

判決は自分も注目しています。しかし、これまでの判決を見ると不利な判決ばかりです。判旨には納得がいきません。歴史的経緯を無視していますし、子どもの権利条約にも違反しています。

日本の見えない“圧”に負けず、がんばっていきたいと思います。






火曜帽子の生みの親が今日は火曜うちわをたくさん作って持って来てくれました。





みんなにあげた後なので少ししか見せられないのが残念です。








金ユハさんのアピールです。

☆城北朝鮮学校の保護者(たくさんのグッズを作ってくれた)


個々の人権、個性、民族性…、こんな当然のことのために裁判をするなんて、本当はおかしいことです。

今、私は保育士になるための勉強をしています。どの教科書にも子どもの人権について書いてあります。それがなぜ私たちの子どもだけ排除されるのかと思います。


来年から道徳が科目として教えられます。しかし、どうやって教えるのかと思います。大人が差別をしているのに、子どもに道徳を教えられるのでしょうか。









方さんも火曜行動常連組です^_^





頼もしい朝大生です。高校一年生の時、火曜行動に参加していただいた、一粒のかち割り氷を素材に詩を書き、コッソンイ作文コンクールで一等賞になったこともある金君です。




火曜行動に参加される方はなぜか皆さん美しい!




「気いつけやあんたのことやで、、、」でお馴染みのアギさんのアピールです。

☆オモニ


気いつけや~、行政の差別が子どもたちの見本やで~。


テレビでの前川事務次官の話で、「教育とは子どもたちの心に平和を植えること」という言葉に感動しました。差別は平和を望む心を踏みにじっています。子どもたちは未来を作っているのです。


今の社会、おかしいと思ったら声を上げましょう。






アピールの最後はやはりこの方でしょう、東成支部のパク委員長です。


☆パク・ヨンチさん


大人が子どもを守らなければならないのはどこの国の人間でも同じです。震災で困っている子どもにいちいち「なにじんか」と尋ねますか?教育はどこの国の人間でも保障されるべきです。そこで差別するのは、震災で朝鮮人だけを助けないのと同じことです。


私たちは納税を、義務だからというのではなく、大阪府・大阪府が少しでもよくなってほしいという気持ちでやっています。それなのに、「小遣い」だの「施し」だのと、いつ打ち切ってもいいようなものにされてしまうとは!


変な政治家の外交圧力に負けない大阪を取り戻してほしいと思います。


(本日のアピールは全て木村さんがレポートしてくださいました)







最後はみんなで火曜行動の歌2の「この坂を上れば」を元気に歌いました。


















行動終了後いつもの様に駐輪場に集まり総括です。





遠路はるばる来てくださった長谷川先生や朝大生たちに大きな拍手が送られました。











エミさんが中大阪の通学バスが動かなくなった旨伝えカンパを呼びかけました。





朝高生のサヒさんが毎週一人で来てくれています。





古賀さんの汗が見えますか?火曜バンドの皆さん、全員汗まみれになりながら1時間演奏を続けていらっしゃいます。本当にお疲れ様です。







大村さんが裁判費用の捻出のためのバッジの購入をら呼びかけました、全員が購入しました、7月28日はみんなこのバッジをつけて入廷します。











ユハさん手作りのうちわを私もいただきました。また頑張れます。







解散後ハルモニ会でうどん屋に向かっている途中長谷川さんや長崎さんさんにお会いし、私たちも懇親会に自然に合流しました。








長谷川さんがまた8月末に来られるそうです。私たちも頑張りますね。


















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