大倉草紙

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【京都】 城南宮

2009年01月04日 20時00分00秒 | 旅 - 京都府
7月26日(土)
当日の行程:(京阪電車・伏見稲荷駅) → 【伏見稲荷大社】 … (自転車) → 【鳥羽伏見戦跡石碑】【城南宮】【鳥羽離宮跡公園】 → 【戊辰戦争東軍戦死者之墓(悲願寺墓地)】【寺田屋】【月桂冠大蔵記念館】【鳥羽伏見戦の弾痕】 → 【伏見奉行所跡】【伏見桃山城】【桓武天皇柏原陵】 → 【明治天皇伏見桃山陵】 → 【昭憲皇太后伏見桃山東陵】


   

この地にあった真幡寸(まはたき)神社が城南宮のはじまり。
白河法皇が、当地を囲むように城南離宮を造営した後は、代々の天皇、上皇がしばしば行幸した。
平安時代の末には、熊野詣に先立ち、道中の安全を願って城南離宮で身を清めて出発することが慣わしとなる。
白河上皇や鳥羽上皇は熊野詣の精進所として城南離宮をしばしば選んだという。
そのような背景から、方角の災いを除く方除(ほうよけ)の大社として知られるようになる。
また、鳥羽伏見戦では、城南宮は官軍の陣所となった。


   
                   本殿

国常立尊(くにのとこたちのみこと)、八千矛神(やちほこのかみ=大国主命)、息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后)の三柱を祀っている。


   
                   拝殿


   
                  神楽殿


境内を囲むように、「神苑 源氏物語花の庭」がある。
「春の山」「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」の5つの庭から成る。
白河上皇は、城南離宮を造営するに際して、光源氏の邸宅「六条院」を理想とした。
神苑には、『源氏物語』を彩る百種余りの草木が植えられているそうだ。
真夏に訪れたので、花がなく、緑ばかりだったのが残念だった。


   
                  春の山

春になると、枝垂桜が咲き競うそうだ。


   
                 平安の庭

社殿を背景とした池には、遣水が注ぐ。
4月29日と11月3日には、ここで「曲水の宴」が催される。


   
                 室町の庭

池泉廻遊式の庭園。
つつじが多く植えられている。


   
                 桃山の庭

大きな刈り込みの前に芝生が広がる庭園。
ソテツが植えられ、豪壮な雰囲気がある。


   
                城南離宮の庭

枯山水の庭園。
玉砂利が離宮の池を、緑濃い龍の鬚が陸地を、岩組みが殿舎を象徴しているという。


   
               城南宮の手ぬぐい


          
              城南宮の御朱印