多系統萎縮症と闘う父

多系統萎縮症の方が身近にいるかたへ

デイサービス

2017-05-19 10:52:09 | 日記
父の自宅介護が始まって、週に2回、入院していた病院でデイサービスを受けています。

啖吸入やイロウの準備、そして、父に匂いを感じさせないように台所のない2階で食事をとる母が、精神的に参らないよう、デイサービスの日に私の仕事の休みを取り朝から実家へ向かい、母とランチをしています。

介護は、介護される方もする方も、しんどいです。

普段父の面倒を看れない私なりの母への罪滅ぼしです。
自己満足に過ぎないですが。

正直「夫婦は他人」と前の仕事柄教わってきて、父が多系統萎縮症と診断され、介護に近づきつつあるとき私は母を信じてませんでした。
本当に介護ができるのか、と。

何せ私が幼少の頃は夫婦喧嘩が耐えなく、よく母が涙する姿を見て育ちました。母が父に恨みを持っても当然とまで思っていました。

でも、多系統萎縮症と診断され介護が少しずつ始まったとき、母は私に言いました。

『今まで、お姫様も奥さまも充分にさせてもらった。今度は私がお父さんに返す番だよって、だから大丈夫って。』

夫婦ってすごいなぁと娘ながらに感じました。

私ももし、夫が父と同じような状態になったとき、母のように思える人間でありたいと思います。


そうそう、父の体は硬直がかなり進行してますが、足の裏をちょっと、こちょばすと、普通に足が嫌がります(笑)

それが妙に嬉しくて、足の裏をこちょばしたり、足つぼマッサージとイタズラしました。

そして冷えていた足は暖かくなりました。
多系統萎縮症状は足が冷えるので、神経の刺激にもなると思いますので試してみてください。

父は喋れませんが、嬉しそうな表情をしているのを見ると、童心にかえる私でした。