OKERUのひとりごと

2012年10月にアメリカ・ケンタッキーから帰国。
ジャックラッセルのももちゃんと日々の生活について
綴っています。

ゆっくり休んでほしい、羽生君

2014年11月10日 | 話題
11月10日(月) 

11月8日の夜、フィギュア・ファンの悲鳴が聞こえたでしょうか。
フィギュア・スケートのグランプリ・ファイナルの中国大会でのまさかのアクシデント。




TVで中継を見ていた人は、本当にびっくりしたことでしょう。
かく言う私もライブで見ていて、突然の衝突シーンに、一瞬血の気が引きました。

ぶつかった衝撃もすごかったし、羽生君は倒れてからしばらく起き上がることも出来ずにいるし、
なかなか救助の人は来ないし、何か血みたいなものも見えるし・・・。
しかも、救助の人がタンカを持ってくるのかと思えば、手ぶらでやってきて、自力で歩かせてるし。

残念だけど、てっきり羽生君は棄権すると思っていたし、あんな様子(ふらふらしているし、顔色は真っ白だし)なので
すぐにでも病院に行って精密検査をするべきだと思っていたので、頭にテーピングをして出てきた時も
棄権することを会場の人に告げに来たのかと思っていました。

でも、棄権することなく、演技に入ってしまってからは、とにかくこれ以上のけがをしないように
ドキドキして見ていました。
4分半の長いこと・・・。

もしかしたら、精神力で滑りきっても、その後に力尽きて、「あしたのジョー」の力石みたいに
死んじゃったらどうしようとまで、考えちゃいました。

結果としては無事(無事じゃないか!?)滑り終え、予想以上の高得点で2位になり、
翌日は日本に緊急帰国し、空港では車いすには乗っていましたが、
出迎えのファンの人に頭を下げてあいさつ出来るほど回復はしていましたが、
それでもやはり精密検査の結果を聞くまでは、安心できない感じでした。

そして今日、その検査結果が出て、頭とあごの創傷、胸部の挫傷、右足の捻挫などで、全治2~3週間、
ということでした。
脳のダメージについては言っていなかったので、一安心なのですが、脳は後から影響が出ることのあるそうなので
本当の所は心配ですね・・・・。

彼はいろいろな思いと考えで、出場するという選択をし、傷つきながら何かに憑りつかれたように懸命に
滑る彼の姿に私も含め多くの人が感動したのですが、やはり冷静に考えれば、無茶だったと思うんだよね。
若いから、今だけを考えての行動だったとは思うのだけど、やはり周りの人がなんとしても止めるべきだったと思います。
万が一、身体に障害が出る可能性や命にかかわることにならないとも限らないのだから。

今回のこの事故を巡っては、競技に出たことを初めとして、いろいろな議論が沸き起こっています。
まずはこの6分間練習のやり方を安全に配慮して検討すべきであるとか、
日本チームが今回、チームドクターを帯同させていなかった件で、今後は帯同させるべきではないか、とか
事故が起きた時にドクターストップなどのルールを整備した方がいいとか。

本当に、これからもっと考えてほしいことばかりです。
この事故を機に是非是非改善してもらいたいものです。


そうはいっても彼の渾身の演技と、キスアンドクライで点数が出たあとの号泣シーンでは一緒に号泣し



そして不謹慎なのですが、テーピング姿の羽生君にチョイ萌えしてしまったので
あんまり偉そうなことは言えないのですが・・・・・。

なにはともあれ、しっかり休んで、しっかり体を治して万全の体調での復帰を望みます。
今度見る時は、完璧な「オペラ座の怪人」を見てみたいものです




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