ガスが立ち込める渋峠の駐車場には、以前と変わらず暗いうちから次々と写真愛好家がやって来た。
ガスって寒い中、三脚を立てて準備しているが、一向にガスは晴れず仕舞いだった。
自分も仕方なく、志賀高原にある池周辺の紅葉を撮影しに出発した。
昨日の野反湖方面は人影もまばらであったが、こちら志賀高原では、朝の早くからカメラマンが行き来している。
何ヵ所か撮影してから、志賀高原の最高峰である▲岩菅山の登山口に急いだ。
[▲岩菅山の一の瀬(聖平)登山口]
ここは標高が高いので、山頂付近の紅葉は終わっているだろうが、登山口近くの紅葉を楽しみに出発した。
[幅広い木段が整備されている]
ブナの黄葉もちょうど見頃であった。
標高的な紅葉は、志賀高原のある1800m位が今の見頃であるようだ。
出だしから色づき出した気持ちのよい登山道を登って行く。
中腹位からは、風が吹き出して肌寒い中を登っていく。
おまけにガスが沸いて展望は期待出来ないようだった。
ガスの晴れ間に撮影しながら高度を上げていった。
ここは登山道も幅広くて木段整備が多く、行き届いた園地の様相である。
思ったほどの急登は少なく、山頂手前の岩場くらいであった。
[右側奥に山頂部がある]
山頂に到着した頃には、ややガスが沸いて展望は少ない状態だった。
[山頂から下を覗き込む]
[▲岩菅山頂上付近]
ここは山頂の窪地に趣のある石造りの避難小屋があり、冷えた身体には有り難かった。
昼食を食べているうちに、ガスが少しずつ晴れてきて、ある程度の展望も見られた。
[▲岩菅山頂上付近からのパノラマ]
山頂からは、やや色褪せた山肌の紅葉を見下ろす感じであった。
[志賀高原最高点は裏岩菅山のピークらしい]
下山後は、紅葉見頃の奥志賀高原方面へ走り、真っ暗になったころに野沢温泉街を通過した。
それにしても奥志賀林道は全線舗装され、以前とは見違えるばかりであった。
そして、大型観光バス二台との対抗には驚いた。
新潟県十日町市の道の駅クロス10十日町で夕食と入浴を済ませ、そのまま車中泊にしました。
このように遅くまで食事と入浴が可能な施設は、このような旅にはとっても有難い存在なのであります。
他の旅行客にも人気が高く、いつも車中泊車両が多いのであります。