今日は東北で一番早く紅葉すると言われる▲三ツ石山を目指した。
この山も花の時期に次いで二度目である。
また北海道の大雪に初雪が降る頃には、この山の紅葉が始まるとも言われているようです。
かなり距離があるので早めに出発した。
松川温泉から登り、▲三ツ石山~▲大深山~▲源太ヶ岳を馬蹄形縦走により周回することにした。
6時過ぎに到着した駐車場には、早くも十台近く停まっており人気があるようである。
最初から木段の急坂が続き汗かくが、やがて緩やかなブナ林の登山道となる。
〈最初は木段の急登が続く〉
〈色づいた木々が現れてきました〉
〈木々の合間から▲三ツ石山の山頂が見えだす〉
そして突き当たりに開けた所が三ツ石湿原で、初夏ならいろんな花が咲いている。
〈三ツ石湿原のパノラマ〉
その傍らに立派な三ツ石山荘が建っている。
〈山荘から見た湿原と▲三ツ石山頂方面〉
湿原の撮影をしてから、しばらくガレ場を登っていくとだんだん視界が広がり、山荘が小さくなる頃には▲岩手山がでっかく現れる。
〈▲三ツ石山頂から望む紅葉越しの▲岩手山〉
東北において、この▲岩手山のランドマーク的な存在感は抜群である。
目前に▲三ツ石山のシンボルである大岩が見えてくると、周囲に広がる真っ赤な紅葉の絨毯に驚嘆するのである。
〈▲三ツ石山頂手前の岩場からの▲三ツ石山頂~▲源太ヶ岳~▲岩手山のパノラマ〉
〈▲三ツ石山頂の岩峰〉
山頂からは、真っ赤な紅葉の海の上に▲岩手山や▲秋田駒、これから向かう▲源太ヶ岳方面が全方位に展望される。
〈右側奥に▲乳頭山と▲秋田駒ヶ岳が顔を出している〉
〈これから縦走する▲小畚山~▲大深山~▲源太ヶ岳方面が見えています〉
撮影していると、次第にどんどんと人が増えてきた。
〈▲三ツ石山頂のパノラマ展望〉
簡単に食事してから▲小畚山に向けて出発した。
縦走路を進みだしてからは、人出は少なくなり、落ち着いて撮影しながら歩いた。
▲小畚山に着く頃には逆に下って来る人のほうが多い。
ここから▲大深山~▲源太ヶ岳方面に向かうのは、自分だけであった。
〈▲大深山へと急登の登り返しが始まります〉
〈▲小畚山山頂付近から見た▲大深山~▲源太ヶ岳方面〉
紅葉の斜面を一旦鞍部まで下り、再度ジグザグに登り返すと▲大深山の山頂である。
〈今日歩いてきた▲三ツ石山~▲小畚山の山並み〉
ここは笹に隠れて展望はないが、この先の稜線を歩くと左側に畚岳から続く八幡平のなだらかな台地が広がり、右側には今日歩いてきた▲三ツ石山~▲小畚山にかけての稜線が紅葉で山肌を赤く染めながら見渡せる。
〈進行の左側には、▲畚岳~八幡平の山並みが見渡せます〉
そして正面には、▲岩手山がだんだんと大きくなって近づいてくる。
そしてケルンの積まれた稜線の最終が▲源太ヶ岳山頂である。
このピークを最後にジグザグの下りにかかり、立派なダケカンバやブナ林を通りながら登山口の松川温泉に帰ってきた時には、クルマが二台だけになっていた。
〈立派な枝振りのダケカンバも色づき出してます〉
明日は▲秋田駒ヶ岳を予定しており、樹海ラインで八幡平を通り抜け秋田県の田沢湖畔まで走り、コンビニの駐車場で車中泊させてもらった。