三連休も終わり、やや天候が持ち直した中、風邪もようやく治まり、今日から山行旅行の再出発となった。
今日は裏那須連山の展望台になる、福島県と栃木県の県境の山▲赤面山の予定で、福島県寄りの旧スキー場跡から出発した。
スキー場跡のリフト跡に沿うように登っていく。
リフト回転機の辺りに着くと、西側に展望が広がった。
筑波山と思われる山が見えていると思った。
何となく示された目印に誘導されると、今度は二基目のリフトに沿って登っていく。
その名の通りの赤土と火山礫が相まって、とても滑りやすい登山道である。
二基目の終点を過ぎたころ突然に、やっと登山口らしい標識と登山道が始まる。
するとそこからは、中々素晴らしいブナ林の登山道を辿って登っていく。
[入口付近のブナ林]
もう少しすれば黄葉のブナ林となり、見事だろうと思った。
ブナ林が終わる頃には、今度は上空が空き展望が利くようになってくる。
八合目~九合目にかけてちょうど紅葉の色づきが良さそうである。
撮影しながら登っていると、この辺りで一人の高齢者に追い抜かれた。
こうしているうちに、程なく▲赤面山山頂に着いた。
[一等三角点の▲赤面山頂上]
先程の方も山頂でたたずんでいたが、話す間もなく次の▲三本槍岳目指して出発していった。
到着した頃にはガスで那須連山は見えなかったのだが、しばらくしてガスが下がりだし、那須連山の各ピークが姿を現し出した。
久しぶりの山行に何ともワクワクする、神々しい瞬間である。
そして、やはり那須連山の山肌は紅葉しているようだ。
[笹原の紅葉]
風が冷たい中、写真撮影に忙しかった。
しばらくして、埼玉県の岳友Kさんからのメールが入って来た。
同行登山の打ち合わせメールのようだ。
もちろん現在、▲赤面山山頂から紅葉の那須連山を独り占めしている、との返信メールを送った。
[ガスがたなびく那須連山のパノラマ]
[山肌の紅葉]
[主峰▲茶臼岳]
[▲朝日岳]
同行登山は、天気と位置と体調によるので、タイミングが合えばの一期一会でどうですか?とメール返信をした。
撮影を終え、軽く食事をしていると、山頂めがけて駈けてくる集団があった。
どうやら自然の家の学生達らしいが、直ぐに山頂を占拠されてしまった。
そろそろ、この展望に去りがたかった山頂を下るようにと、促された気がした。
[紅葉に彩られた▲茶臼岳]
[紅葉越しの▲茶臼岳と▲朝日岳]
そして撮影しながら下山にかかり、何時もよりは少し早く、昼過ぎに駐車場に着いた。
那須ロープウェイ付近も走ってみたが、山麓付近の紅葉はまだまだのようであった。
その後、那須湯本温泉の「ブランベール那須」という公共の宿で入浴(¥500)した。
電話や表示では、18時までとのことでしたが、気にせずゆっくりどうぞとのことで、とても綺麗で感じの良い静かなホテルで、この辺りでは穴場である。
食後、コインランドリーで洗濯してから、近くの道の駅「那須高原 友愛の森」で車中泊にしました。