明日はお休みをいただきます。え?相変わらずオカダヤは休みばかりだって?でもちゃんと仕入れてるよ。
また買っちゃった。。
これは使い頃。
キレーなほうだね、フィルムバックは造ってもらえそうだよ。
・LMサイズの最高傑作。
カルティエのタンク・アメリカンというモデルがあります。このモデルの歴史は意外と浅くて、1989年に登場します。最初のコレクションがクォーツモデルのみだった所からも最近のモデルだ、ということが判るんですが、カルティエのラウンド・ケースモデルの中では初めて防水機能をもたせたモデルでもあります。
資料を紐解いてみると1995年に「ルイ・カルティエコレクション」という位置付けでLM(一番大きいサイズ)でホワイトゴールド製の自動巻きモデルが発表になっています。恐らくニューヨークのカルティエが企画したモデルです。
普通、タンクアメリカンのLMサイズは革ベルトのモデルしかないんですが、このモデルはホワイトゴールドのクサリが付いています。このクサリがまた恐ろしい出来で、宝飾屋のカルティエの面目躍如っぷりが良く出ています。
クサリのコマが5つのピースに分かれていて、そこに軸を差し込まないと一コマになりません。サイズ調整はやりたくないクサリです。しかしスゲエ凝ったクサリだなあ。
当時、ほんの少数が日本で販売されています。定価は344万円でした。トホホ。。
でも腕にすると、何故カルティエがこんなに凝ったクサリにしたかが良く判ります。このすばらしいフィッティングは他のメーカーには真似ができないでしょう。それとカルティエのホワイトゴールドはパラジウムメッキをかけてありますんで、本当に真っ白なゴールドです。クサリのパーツもその色を生かしたポリッシュとヘアラインを使い分けた凝った造りになっています。LMサイズの最高傑作です。