かんてんぼうき、なんて言葉は初めて聞いたワケなんですが、過去の経験則に基づいた天気のことわざのことだそうです。ホラ、1つや2つくらいは思い浮かぶでしょ、「つばめが低く飛んでたら雨の兆し」なんてね。正直、ワタシは下駄がひっくり返ったら雨、くらいの迷信めいたもんだよなあ。くらいにしか考えていなかったんですが、船乗りの間ではこの観天望気がかなり重要視されていて、船に乗るんなら覚えなきゃダメよ!くらいの教え方をするんですよ。でもにゃんこが顔を洗ったら雨、なんてのを信用するワケにはどうしても合点がいかねえんですがねえ。ウィキにはきちんと船乗りのことまで書いてあるなあ。。
観天望気 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E5%A4%A9%E6%9C%9B%E6%B0%97
大体、船舶の世界は天下りの吸い上げシステムが未だに横行していて、船に乗るときは海図(海の地図みたいなもん)を持って乗船しなくてはならないんですが、所定の発行所から出ているのしか認めん!とか、船舶用電球は検査に合格した桜の御紋入り(普通200円くらいのやつがいきなり1000円くらいになる)のやつじゃないとダメ!とか納得のいかないことだらけなんですがこの海図の代わりになるプレジャーボート・小型船用港湾案内図、というのにも「天気のことわざ」なんて項目がページを占領してたりします。でもって書いてあることが流石天下り、トンチンカンなことが結構書いてあるんですよ。
ホラ、国土交通省指定、なんてエラそうに書いてあるでしょ。
ま、中身はこんな感じなんですが、問題は「出航前の確認」という項目なんですよ。
ここの項目の4番、「天気予報の確認」てやつにおかしな記述が。。なんだよ、「地元の古老」って、「えー、あなたは古老ですか?」なんて訊いたらひっぱたかれそうですよ、漁師のひとは現役バリバリのひとたちばっかりなんですから、大体、簡単に見つかるのか?「地元の古老」って。。