25日、北朝鮮は朝鮮中央通信を通じて、2回目の核実験に成功したと発表した。これに対して、26日米ワシントンポスト誌は、核実験の半分は失敗しており信頼のある核兵器を作る技術はないことを示したという複数の専門家の見方を伝えている。
また27日、核実験や短距離ミサイルの発射に続き、北朝鮮は軍事対応にまで言及する声明を発表した。
黄海周辺では過去に大規模な交戦が起きており、韓国政府と韓国軍は警戒を強めているとのことだ。
このポイントは、核問題に限った話ではないが、「そもそも北朝鮮が外交的に何を狙っているのかという、その意図を相手の立場に立って考えること」だ。
日本国内の議論を見ていると、この点について考えが及んでいない人が多すぎると感じる。
先日私が見たNHKのテレビ番組では、いわゆる識者の人たちが北朝鮮問題について1時間議論をしていた。
識者の方々だけあって、個別に述べる意見は的を射た内容だったが、私は番組を見ていて非常に残念な気持ちになった。
彼らの意見の大半は新聞で報道された内容に過ぎず、しかも北朝鮮問題を考える際の根本的な「前提」を理解している人が全くいなかったからだ。
それは「金正日は交渉相手にはならない存在である」ということだ。私に言わせれば、金正日と交渉しようと考えていること自体、ポイントがずれている。
金正日の立場になって考えれば分かることだが、彼にはもはや打つ手はないのだ。
金正日が今考えていることは「自分が死ぬまでトボケ続ける」=「時間稼ぎをする」ということだ。まともに交渉のテーブルにつくつもりは全くないと私は思う。
核実験を繰り返しながら他国を威嚇しているのは単なる時間稼ぎだと見るべきだし、また北朝鮮への支援にしてもやるだけ無駄だと私は思う。
実際、北朝鮮に送られた食料等は国民に届く前に、軍部などによって換金されてしまい、国民の手元には届いていないといわれている。
このように「相手の立場で読む」というのは、物事を発想するときの基本だと私は考えている。
ビジネスでいえば、「お客の立場で考える」ということであり、今回の場合で言えば、「金正日の立場で考える」ということだ。
日本にとって大きな問題になっている「拉致問題」についても、北朝鮮の立場を理解した上で議論をしなければ、中々物事が進まないだろう。
北朝鮮としては、拉致被害者が生きていれば「返したい」と思うはずだ。
なぜなら、北朝鮮は日本からの援助を欲しいはずで、拉致被害者を交換条件として差し出すことができるなら、それを利用するのは必然だろう。
そのようにしないのは、北朝鮮には何も出せるものがないからか、あるいは戦略的な目的のために返還できないか、いずれかだろう。
拉致被害者の問題は非常にデリケートな問題だが、このような根拠で議論ができるようにならないといつまでも感情論だけに終始して、結局何も進まない状況が続いてしまうだろう。
ビジネス・政治・外交など、あらゆる分野において、「相手の立場で読む」という発想は重要だ。
これを間違ってしまうと、前提が狂ってしまうからだ。ぜひ、日々のニュースなどを見るときも、このことを意識して問題解決のトレーニングをして頂きたい。
また27日、核実験や短距離ミサイルの発射に続き、北朝鮮は軍事対応にまで言及する声明を発表した。
黄海周辺では過去に大規模な交戦が起きており、韓国政府と韓国軍は警戒を強めているとのことだ。
このポイントは、核問題に限った話ではないが、「そもそも北朝鮮が外交的に何を狙っているのかという、その意図を相手の立場に立って考えること」だ。
日本国内の議論を見ていると、この点について考えが及んでいない人が多すぎると感じる。
先日私が見たNHKのテレビ番組では、いわゆる識者の人たちが北朝鮮問題について1時間議論をしていた。
識者の方々だけあって、個別に述べる意見は的を射た内容だったが、私は番組を見ていて非常に残念な気持ちになった。
彼らの意見の大半は新聞で報道された内容に過ぎず、しかも北朝鮮問題を考える際の根本的な「前提」を理解している人が全くいなかったからだ。
それは「金正日は交渉相手にはならない存在である」ということだ。私に言わせれば、金正日と交渉しようと考えていること自体、ポイントがずれている。
金正日の立場になって考えれば分かることだが、彼にはもはや打つ手はないのだ。
金正日が今考えていることは「自分が死ぬまでトボケ続ける」=「時間稼ぎをする」ということだ。まともに交渉のテーブルにつくつもりは全くないと私は思う。
核実験を繰り返しながら他国を威嚇しているのは単なる時間稼ぎだと見るべきだし、また北朝鮮への支援にしてもやるだけ無駄だと私は思う。
実際、北朝鮮に送られた食料等は国民に届く前に、軍部などによって換金されてしまい、国民の手元には届いていないといわれている。
このように「相手の立場で読む」というのは、物事を発想するときの基本だと私は考えている。
ビジネスでいえば、「お客の立場で考える」ということであり、今回の場合で言えば、「金正日の立場で考える」ということだ。
日本にとって大きな問題になっている「拉致問題」についても、北朝鮮の立場を理解した上で議論をしなければ、中々物事が進まないだろう。
北朝鮮としては、拉致被害者が生きていれば「返したい」と思うはずだ。
なぜなら、北朝鮮は日本からの援助を欲しいはずで、拉致被害者を交換条件として差し出すことができるなら、それを利用するのは必然だろう。
そのようにしないのは、北朝鮮には何も出せるものがないからか、あるいは戦略的な目的のために返還できないか、いずれかだろう。
拉致被害者の問題は非常にデリケートな問題だが、このような根拠で議論ができるようにならないといつまでも感情論だけに終始して、結局何も進まない状況が続いてしまうだろう。
ビジネス・政治・外交など、あらゆる分野において、「相手の立場で読む」という発想は重要だ。
これを間違ってしまうと、前提が狂ってしまうからだ。ぜひ、日々のニュースなどを見るときも、このことを意識して問題解決のトレーニングをして頂きたい。
金正日は時間稼ぎをしているだけ→何を根拠に?そして何のために? あなたはこの一連の騒動が金正日のお気楽なお遊びだというのか?
金正日の狙いは物資援助。韓国の政権が交代し、韓国からの援助が全くない今だからリスクの高い挑発行為を行っている。
それに北朝鮮は戦争に踏み切ることだって可能。北朝鮮の裏には中国がある。アメリカだって今後の中国との付き合いを考えなければならない。それに北朝鮮に眠る天然資源も欲しいはずである。
純粋に北朝鮮の軍事力は韓国の数倍。本当に戦争になれば、北朝鮮を倒すためにはアメリカなどバックがどれだけ支援するかにかかっている。「これは金正日のお遊びだから、適当に扱っていればいい」などという意見は残念極まりない。
っていうかあなたは北朝鮮の真のねらいに言及していないではないか。
あなたの出した結論は「拉致被害者はもう帰ってきません。だから被害者家族の皆さんはもう騒ぐのはやめて、とっとと家にでも帰って下さーい」ということでしょう?
拉致という手段で我々日本人の人権が侵害され続けているというのに、それを無駄だからあきらめろというのは本当に残念な意見でならない。なんとしてでも取り返してやるという意気込みを持って交渉を続けるのが日本(というか人として)のとるべき正しい道である。
すこし考えればわかることなのに残念。。。
私は、北朝鮮が拉致被害者を返さない理由→何も出せる物がないか、あるいは戦略的な理由。 であれば、なにか戦略的な理由がある希望にかけ、北朝鮮がその戦略的な理由をより早く行使したくなるように、より強く拉致被害者の返還を求めていく事が良策なのではないでしょうか?
金正日は時間稼ぎをしているだけ → 北朝鮮という国には世界と対等に交渉を行う力など本来無いと思います。しかし現実には世界中がうっとうしいな~と思っていますよね。一気に叩き潰す実力がある国もあるとは思いますが、それをする正当な理由にもいまひとつかけるというのが現実ではないでしょうか、こうしてみると金正日はなかなかの交渉人だとも思います。しかし高齢で健康状態も良くない様子、ここは世代交代を完了するまでの時間を稼ぎたいといったところではないでしょうか? 気になるのは、北朝鮮はいろいろな芝居をしてくるので、本当は今何を考えているのか? 核兵器をチラつかせているのは、本当にそれで喧嘩するつもりなのでしょうか? マカオにいる長男が急に態度を軟化させたは本当なのか?なにかの戦略だったりしないのか? なかなか相手の立場になって考えられないので、ここはやっぱり相手の動きは一切相手にせずに、拉致被害者の返還だけを強力に要求することぐらいしかできないのかもしれないなと思います。
日本が「普通」の国だったらこうなる前に救出部隊を組織して投入していたでしょうね。残念です。
国民が知らない反日の実態
http://www35.atwiki.jp/kolia