ゴールデンウイーク(GW)などに集中している連休を分散させる政府の原案が3日、観光立国推進本部の分科会で示された。
これは、日本を五つのブロックにわけ、春と秋の2回、週末を絡めて順番に5連休にすることが盛り込まれている。
混雑を緩和し、観光需要を引き出す狙いとのこと。
日本の連休について見ると、夏休みは6月から9月という長い期間内でバラバラに分散してきている一方、ゴールデンウィークは未だに休みが集中している。
日本を五つのブロックにわけ、春と秋の2回、週末を絡めて順番に5連休にするとのことだが、たとえゴールデンウィークを地域ごとに分けても、根本的な解決にはならないだろう。
そもそも、こうした休日を政府・国が決定する必要性はなく、道州制で言えば各々の地域が自分たちで決めるべきだと私は思う。
自民党は何かの折に国民の人気を取るために、「国民の休日」を増やしてきたが、増えすぎた国民の休日は一度整理するべきだ。
そして重要なことは、「国民の休日」として一斉に休むのではなく、個々人が自分たちで「自分自身の休日」を管理することだ。
自分自身で休日を管理するという面では、やはり日本人は世界に比べて遅れていると言えるだろう。
例えば、先日まで開催されていた冬季オリンピックでスキーに強さを見せたドイツでは、学校別に「スキー休み」というものがある。
12月から3月までの間に各学校がそれぞれ計画する。もちろん、学校間で休みのタイミングはバラバラだ。
親も事前に知らされているので、1年前からホテルを予約して家族ぐるみで1週間スキー場に行く、という計画を立てる。
親が滑っている間、子供を「スキー教室・学校」に預けるというスタイルが多いようだ。
このような休みがあることで、ドイツのスキーの裾野は着実に広がっていったのだと私は見ている。
そしてそれは今回の冬季オリンピックの結果にも表れたのではないだろうか。
日本でも独自のルールで「休み」を活用している経営者はいる。
かつてヤマハの川上源一氏は、会社の休日を「土日」ではなく「日月」にしていた。周りの人が休んでいる土曜日に働き、逆に周りの人が働いている月曜日に休む。
こうした「他人とは違う」経験をすることで、「他人とは違う」バケーションやレジャーに対する発想を持って欲しいということだった。
増えすぎた「国民の休日」を整理するとともに、もう少し広く「休日」全体をどのように管理するべきか、という点を踏まえて議論をしてもらいたいと思う。
他国と比べて「国民の休日」が多すぎる日本だが、逆に「バケーション」は短すぎるという事実もある。
こうした議論も並行して進めるべきで、そうすることで個人や個々の会社が「自分自身で休日を管理する」というスタイルが広がっていくことにつながると私は思う。
これは、日本を五つのブロックにわけ、春と秋の2回、週末を絡めて順番に5連休にすることが盛り込まれている。
混雑を緩和し、観光需要を引き出す狙いとのこと。
日本の連休について見ると、夏休みは6月から9月という長い期間内でバラバラに分散してきている一方、ゴールデンウィークは未だに休みが集中している。
日本を五つのブロックにわけ、春と秋の2回、週末を絡めて順番に5連休にするとのことだが、たとえゴールデンウィークを地域ごとに分けても、根本的な解決にはならないだろう。
そもそも、こうした休日を政府・国が決定する必要性はなく、道州制で言えば各々の地域が自分たちで決めるべきだと私は思う。
自民党は何かの折に国民の人気を取るために、「国民の休日」を増やしてきたが、増えすぎた国民の休日は一度整理するべきだ。
そして重要なことは、「国民の休日」として一斉に休むのではなく、個々人が自分たちで「自分自身の休日」を管理することだ。
自分自身で休日を管理するという面では、やはり日本人は世界に比べて遅れていると言えるだろう。
例えば、先日まで開催されていた冬季オリンピックでスキーに強さを見せたドイツでは、学校別に「スキー休み」というものがある。
12月から3月までの間に各学校がそれぞれ計画する。もちろん、学校間で休みのタイミングはバラバラだ。
親も事前に知らされているので、1年前からホテルを予約して家族ぐるみで1週間スキー場に行く、という計画を立てる。
親が滑っている間、子供を「スキー教室・学校」に預けるというスタイルが多いようだ。
このような休みがあることで、ドイツのスキーの裾野は着実に広がっていったのだと私は見ている。
そしてそれは今回の冬季オリンピックの結果にも表れたのではないだろうか。
日本でも独自のルールで「休み」を活用している経営者はいる。
かつてヤマハの川上源一氏は、会社の休日を「土日」ではなく「日月」にしていた。周りの人が休んでいる土曜日に働き、逆に周りの人が働いている月曜日に休む。
こうした「他人とは違う」経験をすることで、「他人とは違う」バケーションやレジャーに対する発想を持って欲しいということだった。
増えすぎた「国民の休日」を整理するとともに、もう少し広く「休日」全体をどのように管理するべきか、という点を踏まえて議論をしてもらいたいと思う。
他国と比べて「国民の休日」が多すぎる日本だが、逆に「バケーション」は短すぎるという事実もある。
こうした議論も並行して進めるべきで、そうすることで個人や個々の会社が「自分自身で休日を管理する」というスタイルが広がっていくことにつながると私は思う。
ただ一年を通じてバランスよく休みたいものです。
月曜日に休日が多くなっているので学校は曜日を入れ替えたり面倒ですね。
ところで大前さんはなぜこの問題を取り上げたのでしょう。
休みを国家が管理するなって、そんなに大それたことなんでしょうか。
もっと他にネタはあるでしょうに。
日本の祭日が多いのは、強制的に法律で休みにしなければ、社員が休むことを認めなかった企業風土が根底にあります。ブロックごとに休みをかえれば、事実上休めない人が減るだけでしょう。
経営者ならば可能だけど、雇われる側の労働者にとっては、
不可能に近い
だから、国が強制的に休日を増やして、保護しなければ、
と思います。
日本人は、これができないわけです。
だから、お上が道筋を決めてあげないと変化できない。
会社の中でも同じです。
だらだらと無意味に会社に居残り続ける。
定時帰りをすると、白い目で見られる。
残業時間を減らす方策は、会社が制定する「ノー残業デー」。
全くくだらないが、日本人がこの様な国民である事はしようがない。
それを前提にした議論をしないと、「やれドイツではこうだ」とかといった
話をしても、どうにもならない。