運転停止になる前のSL「あそBOY」=JR九州提供
JR九州の蒸気機関車(SL)が、09年夏から熊本―人吉間で復活することになった。05年まで熊本―阿蘇間を「あそBOY」として走っていた8620型で、老朽化でいったん引退したが、惜しむ声が多いため技術的に再検討。改修したうえ、坂の少ない路線なら走れると判断した。
同社が22日に発表した。車輪を支える台枠の新造やボイラーの修復、つなぐ客車の手直しなどに約4億円かけ、09年夏の再開をめざす。
土曜や休日、夏休み期間など年間150日程度、片道約2時間半で、1日1往復の計画だ。客車3両で、定員は約150人。「人気は根強いし、観光活性化など波及効果もある」(石原進社長)と見ている。
このSLは、1922年に製造。75年に廃車になったが、88年8月に「あそBOY」で現役復帰し、17年間の平均乗車率が68%と人気が高かった。しかし、台枠がゆがみ客車も老朽化したため、05年8月に引退。いまは同社小倉工場に保管している。阿蘇周辺は坂がきつく車両の負担が大きかったという。
2007年01月27日09時23分 asahi.com
JR九州の蒸気機関車(SL)が、09年夏から熊本―人吉間で復活することになった。05年まで熊本―阿蘇間を「あそBOY」として走っていた8620型で、老朽化でいったん引退したが、惜しむ声が多いため技術的に再検討。改修したうえ、坂の少ない路線なら走れると判断した。
同社が22日に発表した。車輪を支える台枠の新造やボイラーの修復、つなぐ客車の手直しなどに約4億円かけ、09年夏の再開をめざす。
土曜や休日、夏休み期間など年間150日程度、片道約2時間半で、1日1往復の計画だ。客車3両で、定員は約150人。「人気は根強いし、観光活性化など波及効果もある」(石原進社長)と見ている。
このSLは、1922年に製造。75年に廃車になったが、88年8月に「あそBOY」で現役復帰し、17年間の平均乗車率が68%と人気が高かった。しかし、台枠がゆがみ客車も老朽化したため、05年8月に引退。いまは同社小倉工場に保管している。阿蘇周辺は坂がきつく車両の負担が大きかったという。
2007年01月27日09時23分 asahi.com