たそがれ別荘

日々のちょっと気になったことなど...

林忠彦賞 東京都の主婦、田中弘子さんの「繭の輝き」に

2006-03-14 10:12:55 | 話題
林忠彦賞を受けた「繭の輝き」から「上州座繰り 上州座繰器」

 山口県周南市文化振興財団は13日、第15回林忠彦賞が東京都小金井市の主婦、田中弘子さん(63)の「繭(まゆ)の輝き」に決まったと発表した。アマチュア写真家育成を目的に創設された賞で、今回は100点が寄せられた。田中さんの受賞作は98~05年、群馬県桐生市や富岡市などの養蚕農家らを撮影したカラー写真50点。

 作品は4月25~30日、東京都千代田区一番町のギャラリー「JCII CLUB25」で展示される。



厳島神社の入り江…清盛造営の人工湾だった

2006-03-13 22:14:59 | 話題
 平清盛が造成した人工湾に築かれた可能性が高い厳島神社=昨年12月、読売機から

 日本三景の一つで世界遺産の厳島神社(広島県・宮島)は、平清盛(1118~81年)がもともと陸地だった場所に人工の湾を造成して建てた可能性の高いことが、三浦正幸・広島大大学院教授(建築史)の研究で判明した。

 「海を寝殿造りの蓮(はす)の池に見立てるという、誰も考えつかなかった発想で、権威を誇示したかったのではないか」と、その意図を推測している。

 この新説は、三浦教授が13日、共同研究をしている国立歴史民俗博物館が行った記者会見で発表した。造成説の根拠について、〈1〉現地は氷河期以降、頻繁に土石流が発生してきた場所で、埋まっているはずの場所が海になっている〈2〉本殿の両脇の海底に造成前の川の痕跡がある――などと説明した。

 記録では、神社の脇を流れる川がほぼ200年ごとに大規模な土石流を起こしてきたことがわかっている。

 1541年、1736年、1945年に起きた過去3回の土石流では、境内にまで土砂が入り込み、その土砂を使って別の海岸を埋め立てたり、2メートル以上の盛り土をしたという。このため、「造営の証拠となる掘削した土も周囲を発掘すれば出てくるだろう」と三浦教授は話す。

          ◇

 厳島神社は、清盛が太政大臣となった翌年の1168年に完成。火災で2度焼失しており、現在の本殿建物は4代目となるが、規模や形式は建造当初と同じとされている。

(2006年3月13日22時14分 読売新聞)