拝啓 おふくろ様

God　Motherは　時々　娘が居たコトを
思い出す。

今夏も　God　Fatherが留守の夜
思い出したらしい。

「荷物送っといたから　明日つくから」と留守電が言う。
人の都合などお構い無しだ。

うっかり　都合が悪いなどと言おうものなら
「何故だ？」と理不尽を絵に描いたような
反撃を喰らう。

世の中は自分中心で動いていると信じている。
…と思う。

翌日　予告通り宅配が到着。

畑で採れた野菜、自分で漬けた自慢の漬け物やら、
佃煮やらこっちでも売ってるお菓子や送られてくる。

で、定番のジャガイモ、玉葱…

うちは　２人暮らしなのに
何故　毎回　食べきれない程の量の
ジャガイモ、玉葱を送るのか？

私は　玉葱が死ぬほど好きだったり
ジャガイモが大好物だったコトは

生まれてから　
一度も　
・・・　無い

箱の中にトコロせましと入っている
ジャガイモと　玉葱は
私の手に拠って　サクサクと
所定の位置に配置される

…はず　なのだが

そこには
前回送付された　ジャガイモと玉葱が
ゴロンゴロンと無数にある。

ジャガイモは冷蔵庫の野菜室を
埋めつくさんばかりに増殖する…

以前カゴに入れていたら
さながら　ポトスのごとく
葉を繁らせたので
野菜室に置くことにしたのだ。

玉葱はバルコニーで
陰干にしている。
以前はカゴに入れていたが
これが一番保存に適していることを
経験で学んだ。

この　熱波の夏に
ジャガイモを食す気は起きない。

もう少し涼しくなったら
Potato　weekと称して
相方に喰わそう。

玉葱消費月間も控えている。

それまでは
God　Motherが　娘を産んだことを
思い出さないコトを
切に　切に　祈る。


今度、ビシソワーズにでも
チャレンジすっかな。
どっかにレシピ、ないかなぁ。