2匹連れてMoMAへ行って来ました.娘にはまだ早いかもしれないけれど,息子はそろそろモダンアートが楽しめるんじゃないかしら?と思って….
結果,とっても楽しめたのです.
芸術のことはよく分からないけれど,折角NYに住んでいるんだもの,本物のアートに触れさせるのは幼い頃からしておくべきだったなと思っていたこともあったのですが,数ある作品の中から一つでも好きな絵,好きな色,形が見つかれば,それはきっといつまでも心に残る財産になるのではないかと思って.ヘタクソとか上手とかで評価されるのではなくて,いろんな個性的な作品一つ一つが立派な芸術作品なんだということが分かれば,彼自身のこれからに役立つときがくるんじゃないかと思って.
中でもモダンアートというのは,大人よりも子供のほうが理解し易かったりするんじゃないかな?と思って,それでMoMAへ.
6歳と3歳,二人座り込んで絵の鑑賞.
どの人が幸せそうか,
どの人がジャンプをしてて,どの人が手を伸ばしているかなど.
子供達には予めそれぞれデジカメを渡し,
「好きな作品の写真を好きに撮ったらいいよ」ということにし,
帰宅後どんな作品の写真を撮ったのか家族で鑑賞会をしました.
息子が一番興味を示したのは,写真撮影禁止だったのですが,
特別展示をしている「モダン・ランドスケープ」.
(これはMoMAサイトより拝借した写真)
落書きのような雑なランドスケープのデザイン,木やプラスチックで緻密に作られた模型,そして実際立てられた建築物の写真.
お絵描きは好きだけどあまりアートの時間は自信がない息子とデザイン画を見ながら,「デヴィのお絵描きのほうがずっと上手じゃない?」と言うと,ちょっと嬉しそうにしてた.模型を食い入るように見ながら「これブロックみたい.こっち側見てごらん?ここにこんな柱を1本入れるから,こっちがこんな風になるんだよ」と,やっぱり視点が大人(私)とは全然違うなぁと思いました.縦横に走るラインが気に入ったのか,内部構造までよく見入ってた.
帰宅後は即自分の積み木で何か建ててて,かなり影響を受けた様子.建物を作るっていうのは,お絵描きから始まって,頭の中で計算して,積み木やブロックでミニチュアを再現して,そして現物を作るという工程なんだなぁというのに興味を示したみたい.
よく分かりもしないくせに,母,ピカソの絵を説明中…(汗).
ピカソはね,どれが顔か,どうして半分があんな色かなど,
結構低レベルな内容でしっかり子供達と繋がれます(苦笑).
これもピカソ.
座り込んで解説を読んどります.
これ,MoMA Storeにて売られている,
折り紙ランプ.$1260也.
最後に一句,「折り紙も アートになれば 金になる」