何をもって選ぶのか?

2005年09月09日 | 思つてみました
投票したんだけど、もう少し考えて見ましょう。

というかね、政党側からの垂れ流し情報じゃ
投票する政党を決められん…

結局、政治は数の理論だから、一党で与党を作れる党に
入れるしか無いんですよね。無所属とかありえない…
それは民主主義という名前の数に任せた暴力だと言うことも
判ってはいるのですが、ルールにのっとって戦う以上
文句も言えません。

っつーワケで結局、自民か民主かの2択になるワケですよ。
で、どっちにしたもんかなと。
ヒミツ選挙だから、投票政党はナイショだけどな。
というか、この2党に入れたかどうかも怪しいけどな。

今の国政に何となく不満を感じているので
やっぱし改革メインかな、と思うのですが
自民に入れると
・改革路線続行。手始めに郵政民営化
民主に入れると
・小泉改革とは別のテコ入れ。
となって、どちらも一応改革路線ではあるんですよね。

うむむ。
もう少し真剣に悩んでみよう…

個人的に何をもって選ぶのか

やっぱし国を運営する上において、お金は重要ですよね。

・国の収入と支出の収支バランスを正常にするための策は?
今の日本は借金まみれである事は知っています。
というワケで、一気に借金を解消する策は望みませんが
せめて国債発行をしなくても良いレベルにして欲しいのです。
というか、それにはいくら減らせばいいのか知らないんだけど…
調べました大体80兆円の予算の半分を税金で、半分を公債で
まかなってますね…

つまり、月々20万円しか収入が無いのに40万円の
生活をしてしまっているカンジですね。
モロモロのジジョーがあるにせよ、アホな台所事情だな…

累積の国債発行数で調べたんだけど良く判らんかった。
ここの数字がいつのものかは判んないんだけど
国債発行残高は現在450兆円なんだとか。
地方自治体も含めると760兆円くらいなんだって。ほへ~

つまり月々の手取りが20万円の人が
400万円近い借金を負っているにもかかわらず
40万円の支出をしていると。
知り合いだったら説教してるな。

っていうか一生懸命、調べて回ったのに。
報道ステーション見たら、後ろの画面に数字が出てた…ちっ…

で、テレビのバックで猛烈な勢いで数字が増えていったのは
借金の利息が増え続けてる、っていう意味だと思うけど
たしかに公債は金利が大きいよね…。しかし無茶な借金だな…

まぁ、お国がやるコトなので「チャラ」
っていうのも可能性としてはアリですが
それは無視するとして、国民の選択は2つ
・収入を増やす=増税
・支出を減らす=小さな政府

そりゃ、増税だって嫌だし、公務員の給料が高いのも
無駄に公務員が多いのも国民は知っているのですが
国会議員の皆様は増税方向にせよ減税方向にせよ
無駄な出費の削減にせよ、ちっとも解決の道を
示してくれません。

自分なりに考えてみるしかありませんね。

----

・増税
まずは収入を増やす、という点について。つまり増税ですね。
今でさえ安くは無い税金を、さらに増やすのはイカガなものかと
ただし、現時点で増税を明確にうたっている政党はありませんね。
国民にとって不利益と判断されやすいので
アタリマエと言えばアタリマエなのですが、増税無しで
なんとなかるシステムでもあるまいに、と思うワケですよ。
増税の話をせずに、システムの改善をうたっても
財源はドコなのよ?と思うワケですよ。

で、共産党が「サラリーマン増税とか、消費税税率Upとか
言う前に、業績が上向いてる法人税の増税からでしょう」と
言っているのには非常に賛成です。
何故なら、法人税の税率は落ちて、企業の業績は上がっても
一向にボクらに還元される気配がないから。
景気が良くなっても業績が上がっても給料に反映される事は
滅多にありませんからね。
税金を企業が肩代わりしてくれるのなら実質の
給料上昇になりますからね。
そんなら、法人から税金とっておくれよと思うワケですよ。

あとは、働きたくても働けない人に職を与たり
働く気が無い人から税金が取れる仕組みを作ったりと
個人の増税と感じない部分での税収のUpを望みます。
少子化ってコトは資産の集中ってコトで
必然的に働かずして生活出来る人が増えるわけで
そういう人から税金を徴収するのは非常に難しいワケで…
まぁ、消費税Upになるのもイタシカタナイかと…

後はアレっすよね。少子化対策ですよ。
人が減ったら税金なんて入ってきませんからねぇ…
上で述べた資産の集中は、少子化+労働者減の
Wパンチになりますからね。
これはどの政党も力を入れていますが
子作り支援路線はやはり無し。
直視してはいけないタブーな領域なのか、
避妊しなけりゃ子供が出来ると思っているのか
不明ですが。多分後者だろうけど。

・小さな政府
減税には直接繋がりませんが、支出を減らすという点について。
これは公務員の削減や、公共事業の削減になるわけですが
ナンでもカンでも削減すればイイってワケじゃないよね。
今更誰も欲しがらない農地のための干拓とか、
誰も必要としていない農業用水確保のためのダム開発とか
明かに無駄と判っている事業は止めて欲しいですよね。
その事業にODA的な意味合いがあるならともかく、
国民にそのお金が広く行き渡るわけでもなく
殆どを一部の利権者に吸い上げられるのは納得できないかも。

でも、老人ホームとか、ケアハウスとかは増やさないと
いけないし、少子化対策だって人が必要だし
あと30年もしたら、年金をもらえるのかも判らないし
年金はもらえない上に、面倒を見てくれる施設も無いとしたら
いったいどうすればいいんだろう…

公務員を減らせ、という議論になると必ず必要な公務員を
減らすのか?とヒステリックに反応する人がいますが
そんな事は誰も望んでないって…

というか、本当に必要な事業に税金を投入しないで
もう既に不要とされている事業に、相変わらず投入しているのは
組織の大きさゆえに舵取りが難しいというのと、
既得権を離したがらない大口有権者との関係を切れないのが
大きな原因なんだろうなと想像は出来ますが納得は出来ません。

----

なんだろうね?
国というシステムを運営するには、という視点でどうしても
お金が必要という視点に立ってみましたが、選挙の争点に
なってる気もしませんねぇ…

むしろ憲法第九条を守ると言い切る社民党に
気持ち良さを感じるくらいですよ。
投票したいかどうかは微妙だけど。

というか、考えれば考えるほど、どの政党にも入れたくない。
各論のみ賛成出来るかな?くらいで、総論で賛成できる党無し。

各政党のココに共感する、みたいな投票は出来ないものでしょうかね?

ほんで確実に判った事は、郵政の民営化って政党を選ぶ基準には
絶対に上がってこないってことくらいかな…

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