第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

Why did you choose medicine as your profession?

2006-06-26 21:45:14 | Weblog
以下は元コロ●ビア大学医学部教授への直撃インタビュー。
人生初(?多分)のinterview&翻訳体験。
時間の制約上あんまり突っ込んだところまではいけず。


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Q:人生もう一度あるとしたら、なにを専門にしますか?また医者になりますか?

A:もちろんだ。医者というのは大変素晴らしい仕事だ。
患者さんに感謝されるし、
毎日幸せを感じることができる。
人生がもう一度あって、
アメリカの大統領になれるとも、日本の首相になれると言われても、
あなたが何を出してきたって、私は医者になることを選択するだろう。

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Q:長い期間、医師として働いたからそのように医者の素晴らしさを実感できるのだと思います。
medical schoolに入るときからそのように(絶対医者になるという風に)determinedだったのですか?
私はいまだに、将来については悩んでいるのですが。

A:私が医学を志したときはdeterminedだった。私がmedical schoolに入る決心をしたのは、今のあなたの年齢と同じぐらいか、今のあなたより年上のときで、成熟していたからだ。

私は思う。日本の教育で残念な点がある。
それは、高校卒業時に、進路を決めることだ。そのような若い年齢で将来について決めるのは、難しいと思う。
医学部に入ったら6年間の医学教育があり、卒業後に、なにかほかのことをしようとしても、できない。これは残念なことだ。そのような若い年齢での決断だったら、あなたが悩むのも当然だ。

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Q:(アメリカではmedical schoolに入る前にまず大学を一度卒業します。)
その大学に入るときから、医者を志していたのですが?

A:そんなことはない。高校生のとき、わたしは将来何をしようとか明確な考えはなかった。大学に入ってからもそうだった。大学ではchemistryやbiologyやphysiologyを学んだ。面白かった。将来は科学を使う仕事がしたくなった。そのうちに、科学を患者さんを助けるために使う、医学を志すようになった。

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Q:何かアドバイスをください。

A:あなたを医学を好きにさせることはできない。
しかし、医学が素晴らしいものであると、請合うことはできる。
それから、若い医師young doctorはかわいい人にもてる。pretty wifeを見つける上でも、医者なったら得だよ。(笑)

Q:今日はありがとうございました。

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サインを頼んだら、To ●chida-future sensei (将来の先生、●田君へ)と書かれました。
もし、僕が将来医者になるんだというpositiveな思いを持っているのであれば、素直に喜べたのでしょうが、
事情があるので、ちょっと寂しい思いをしてしまいました。
陽気で真摯で日本に対する理解の深い素晴らしい教授です。

余談ですが、
「僕は外国語を学ぶのがすきなんです」と言ったら
その先生も「わたしも外国語が好き。フランス語が一番うまいかな。」とおっしゃりました。
その流れで、
僕もフランス語しゃべれるんです。と吹っかけたら、
フランス語でトークすることになりました。
やたらうまかったです。
かなりしっかりした流暢さでトークされました。
ついていけなかったです。
ついていけなかったけど、しっかりしたフランス語であることは分かりました。

あの先生、日本語があまりうまくないので、油断してましたが、
やはりアメリカの知識人。
外国語の一つや二つはしっかりできるっぽい。
素敵です。

Thank you!

fragments of memory 受験前に思ってたこと

2006-06-26 21:43:50 | Weblog
書いたのでついでに載せておきます。
断片的なものですが。
うまくまとまりきらなかったけど、
消すのももったいないので。


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「日本の大学教育はヘボイ。人生最後のレジャーランドのように喧伝されているではないか」という
思い上がった考えであった。

日本の大学はヘボイ。
だから大学ではたいしたことはできぬ。
ならば、せめて、世界に通用する資格がほしい。
医師免許。。。かな?(ここで医師免許にすぐ飛びついたのは全くの無知による、と今は思います)
上述のように「健康」は関心のある分野ではあったが、一番関心のある分野ではなかった。

しかも、あくまでも目標は、世界の健康に対する貢献であって、
患者さんを一人一人治療することではなかった。
むしろ国際機関の制度を変えるとか、
そうした、ビッグなことをしたかった。
身近に開業医がいて、
その人がいつもつまらなさそうに仕事をしているのを小さいときから見ていたから、
正直、一人一人治療していく、医者というのに魅力を感じていなかったの。

当時担任の●原先生に言った、
浪人したら、経済やら、英文科やら、なんかいろいろ受けまくるよ。
学部なんてどうでも良いよ。という言葉はある意味真実で、
上述のように、関心のある分野が多岐にわたっていたから。

obscure futureー雑感

2006-06-26 21:37:53 | Weblog
最初に一言。
自分にとって一番大切なものは英語です。医学ではありません。どちらかひとつをとるなら、迷いなく英語を取ります。


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「例えば、翻訳や通訳や言語学を職業とする場合、英語は道具というよりかはそれ自体が目的だよね。
一方、国際赤十字やWHOの場合、英語はあくまで道具で目的は他にあるわけだよね。」
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まずはこのコメントに対して、
思いついたままに書きます。

全く自分もそのように考えています。
実際、大学受験の際に思っていたのは
大まかに書くと以下のような思考でした。
(といっても今からの回想に過ぎず、本当に当時そう考えていたかは自分ですら確かではないけど。)

----以下回想----

英語は好きであるから必ず活かす。
しかし、英語はあくまでも器に過ぎぬ。
器に中身を盛ることができなければ意味がないのではないか。
ということは、中身を何か持たねばならぬ。
中身を何にするか。
しかも、できればその中身は、何か世界に対する貢献であってほしい。
たとえそれが微細な貢献であっても。

中身は?目的は?なににする?
興味があるのは、世界で起こっている悲しい出来事の解決である。
紛争、教育、環境、健康など世界が抱えている問題は多い。
この辺から、国際機関に働きたいという意欲が強く沸いてきた。
「さて、では、分野は?なににするか。どの分野も面白そうだぞ。」

----以上過去の思い出----

当時は以上のように考えていました。
さて、ではなぜ今になって「英語自体が目的だ」みたいなことを示唆しているか
(完全に「英語を目的」だと言っているわけではありませんが)
というと、
「このまま医療の中にいると、英語を使う機会がない。」
というのを実感しているからです。

医学の力がないと、英語を使う機会が与えられない。
ジュネーブでのWHO高官からのコメントしかり。今回のHarvard落選しかり。
簡単に言うと
「海外にいける人は、医療ができる人。」なんです。
そりゃそうか。
英語だけやたらできても(できないけど。今の自分の英語はたいしたことない。。。)、医学ができなかったら、医学留学させてくれないよね。



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そうではなくて、純粋に英語そのものに興味があって道具として使うだけじゃ満足できないのであれば、通訳などの「プロ」になるしかないような気がする。
そこで… 
英語に常に触れていればいいのか、それともそのものに興味があるのか。
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はじめに書いたように、大切なのは英語です。
英語だったらそれをプロとして生きても
「お前下手だよ。もっとうまくなれよ。」
って自分にずっと言い聞かせられるから、
給料とか無視すれば(給料重要)、
通訳とかは結構excitingで満足できるかも。

でも、できることなら英語という器に盛る、中身「も」ほしい。
でも中身を得るために、器を捨てるようなことはできません。

嗚呼。分かりにくいか。

つまり、
不等式であらわすと
「一生日本で働く英語のできない医者」<「通訳」<「国際機関などで働く医者」
「医学のみ」<「英語のプロ」<「プロではないが英語を日常的に使って中身もある人」
です。

よく使うたとえですが、
イチローが野球を続けているのは、それが好きで、もっとうまくなりたいから。
自分にとって英語はそれに近いかも。
もちろん「英語のみでプロ化」はスペクトルの一翼ですが。
濱根君の指摘どおり中庸がベスト。



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「6年間やってきた(これからの2年も含む)医学をきっぱりとやめる場合、少しも未練はないのか。」
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今のところ、6年間に関しては全く未練はありません。医師免許がなにかに役立ったらラッキーぐらい。これから2年間で患者さんを担当したりすると、考え方が変わるかも知れませんが。

ただ、卒後医学をやらなくなるにしても、
大学で勉強という行為(「医学の勉強」ではなくて、「勉強」という行為、ね。)はしてきたし、それ自体は楽しかったので、
いきなり普通の事務職サラリーマンになって、
「社会ではこうだ」みたいなことを主張しながら、書類を右から左にこなすだけになったら、少し抵抗があるかも。



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「そこで、「英語を道具として使っていける医学関係以外の職業」はどうなんだろと思ってしまったわけ。
暁君の話の感じだと「医学&英語」以外の組み合わせも十分考えられそうかなと思った。
(国際赤十字やWHOの場合も英語のプロではないので)」
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そういうチャンスがあるなら、やりたいですね。十分考えられます。
ただ、その可能性は、「医学&英語」を実現するより難しいような気がします。
たとえばいまから、「物理&英語」は無理っぽい。

時間と学問的やる気があれば、「国際関係論&英語」なんてやってみたいけど、
学問的やる気は枯れてきています。
疲れちゃってるんだよね。
いいわけだけどね。
それが自己分析。
envyを表明したくはないけど、
やっぱり、専攻している勉強を楽しそうにやってる人はうらやましいよ。
だから皆がんばれ!

がんばれー。俺もがんばる。







さて、最後に蛇足ですが、
NHK国際部とか結構検討中です。
実際にどういう仕事をしているか知りませんが、
NHKの海外を特集したdocumentary番組は素敵なものがあるから。
海外にいけたら、偉い人への取材とかで英語を使うだろうし、
そういうときの英語は、それなりに高いレベルを要求されるだろうし。(Hi,Jack! What's up?みたいな英語ではないだろう)

長くなった。
長くなって、自分でも文章全体をコントロールできてない。
質問してくれたら、また書くよー。

この書き込み、2700字だってよ。。。。。

通訳化もひとつの道か

2006-06-25 00:33:24 | Weblog
reactionサンクスです。

書きながら考えていたのは、通訳・翻訳の仕事です。
英語のプロって感じです。

ええと少し気合が入っていたので、
結構強い表現をしてしまいましたが、
正直に言うと、将来の進路をそっち方面のみで検討しているわけではないです。

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将来進路をプリズムのスペクトルのように考えて、
あえて両極端なケースを示すならば、
英語のプロになるってのが一翼で、
日本で地味に医療の雑務をこなすってのがもう一翼。
って感じ。

実際的には、精神力的に修羅の道には耐えられないので、
いい感じの適度な妥協点を模索しながら生きていこうとは思っています。
今から2年間で医学の能力を伸ばせたりしたら、
海外医療協力(JICA、国際赤十字)とか
国際保健行政(WHO、UN←これが入学時に心に抱いていたベストシナリオですが。。。やや無理っぽいとは気づいています)なども射程範囲に入るかもです。
(「妥協点」といいながら、一番ベストなシナリオを書くのは矛盾だな。。。)

---

つまり、医学に目覚めて、能力が伸びたら、
「医学&英語」の道でも納得できる進路が見つかるかもです。
今回失敗したのも医学の知識&成績不足が原因だったしね(推測ですが)。

ただし、自分は救いようがないわがままなので

「『医学&英語』で成功するために、それほど好きではない医学を熱心に勉強する」

っていう発想にはなれないんです。
それほど好きではない科目を、将来のためだから、
というだけの理由で強いmotivationを持てないんです。
そういう割りきりができるようになったいいんだろうけど。

---

質問してくれてサンキュー。

以上の文章。
自分で読み直してみてもちょっと分かりにくい。
また何か質問してください。

質問は自分を振り返る良い鏡になるのでいつでもwelcomeです。

矛盾があるかもしれませんが、
常に正直に書いています。

re-start

2006-06-22 21:59:39 | Weblog
起@
ハー●ードへ行ける面々が決まったようだ。
英語の面から言ったら、
なんとも腑に落ちない人も選考されておるが(ついつい、俺の英語のほうがいいだろって思っちゃう)、
しかし、まぁ、医学部の首脳が気に入りそうな面々にはなっている。
やはり狭い世界なので、先生方と仲良くしていおいた人の分が良いように思えた。

承@

医療系の生活を送っている以上、
このような憂き目には遭い続けるような気がするし、
いや、憂き目を見るだけなら、それを乗り越えることが成長につながるので、ぜんぜんwelcomeなのだが、
「もっと違う土俵で勝負したい」と思ってしまうのが、精神衛生上negativeでよろしくない。
つまり、今回のケースで言うと、
「医学無視で、英語だけで勝負したかった。それだったら負けても気持ちよく納得できる」
と思ってしまうということ。

卒業後は英語で素直に勝負する世界に飛び込みたい。
そうして英語をうまくなりたい。

-----

転@
毎日の学内の雑務をこなしているうちに、
勉強したいことに素直に集中する喜び、
目標を持って、常に高みを目指す姿勢、
そういうものを失ってしまっている。
(正直、大学院に進学し、やりたい勉強をする意欲がわかないのだ。これが毎日勉強しなければいけない医学部の副作用か。)
これからもさらにそうした輝きを失っていくだろう。
大学1年のときより明らかに努力することに及び腰な自分がいる。

そうした気持ちを取り戻したい。

-----

結@

今日、大学の友人(大学で知り合った中で唯一「こいつ頭が良いなぁ」って思える人)が
戦後の復興を支えた白洲次郎氏(ケンブリッジ留学経験あり)の話をしてくれた。
早速その白洲氏に関する本を買って読んだ。
はじめの数ページを読んだだけだが、
信念を持って、周囲に迎合しない格好よさを久しぶりに感じた。
高校生のとき、
自分はとげとげしていたし、
根拠のない自信の塊であったが、
周囲に容易に迎合しないという点から見えれば、
今よりずっとましだったような気がする。

そうした本を読んで、
「卒業したら、いつか、やりたいことに集中したい。」「またがんばろう」ってほんのちょっと思ってるの。今。

あざなえる縄-海外研修決定!

2006-06-15 21:48:05 | Weblog
1週間の海外研修に選ばれました。
よかったです。

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すこし落ち込みたい気分だったので、
暗いことで有名な太宰治の本を読もうと思いました。
本屋に行きました。

「パンドラの箱」

といういかにも暗そうで
「開けたら終わり」みたいなタイトルの本を買いました。
かなり暗いんだろうなと思ってわくわくして読み始めました。

10ページぐらい読んでみたら、どうもおかしい。
ぜんぜん暗くない。
んで、いつもは絶対に読まない、
裏表紙に書いてある、本の紹介を読んでみました。

衝撃のコメント。

「太宰治には珍しい、希望に満ちた青春小説」

ええっ。。。

っつーことで、これから暗い作品を探しに行きます。

おすすめの落ち込める暗い本があったら教えてください。

harvard落選

2006-06-11 14:11:07 | Weblog
すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、

例のハー○ード大学医学部留学計画。

書類選考で落とされました。

あはは。

これにより、
留学は大学在学中は実現できない。ほぼ確定。
高校生のときから抱いていた目標は、頓挫。
久しぶりにやや落胆。

残りの大学生活。
医師免許は取らないといけないので、
勉強はします。

卒業後の将来、どうしましょうね。

まぁ、流されるように研修医になって、
できの悪い使えない医者として、
てきとーに生きる羽目になるんですかねぁ。
それはイヤ。

まぁ適当に適当に♪
馬鹿の考え休むに似たり。
毎日をがんばるのみ。

まだまだぎりぎりpositiveですよ。
でも、身近な目標がほしい。

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毎日の雑務をこなしているだけなので、
ブログに書くようなねたはないです。

朝起きて、学校へ行く。家に帰る。寝る。
新聞もニュースも見なくなって久しい。
教科書しか読まない毎日。
ねたがほしいな。

みんながんばろう。