曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

上智大生殺人放火事件を推理する

2015-09-09 22:39:52 | 社会
未解決事件のひとつ、上智大生殺人放火事件(柴又女子大生放火殺人事件)から、今日で19年目だそうだ。

詳細は各種サイトを見ていただきたいが、ざっくり説明すると、家族が出払って一人で家にいた小林順子さんが、侵入してきた何者かに刺殺され、さらに放火されて家が全焼という事件だ。



スーパーナンペイ事件と違い、合理的な説明がつかない不可解な事件ではなく、決め手になる手がかりがなくて犯人像を絞りきれないように思える。

僕の推理は、ズバリ顔見知りの犯行だ。

出張中の父親のスリッパが、2階に揃えて置かれていたのが根拠。玄関にあったスリッパが、2階に揃えて置かれる自然な理由は「顔見知りの犯行に思わせるため犯人が置いた」か「顔見知りが履いて2階に上がった」の2つしかない。そして、この場合、前者はない。放火して手がかりを全部燃やしたのに、燃えるスリッパを偽の手がかりに使うわけがない。結果的には家が全焼してもスリッパは見つかったわけだが、「燃え残って偽の手がかりになるだろう」と思って置いたりはしないだろう。

では、犯人は顔見知りと仮定して、犯人の行動を想像してみよう。

犯人(DNA鑑定から男性だとされている)は、被害者の知り合いだった。被害者にフラれたか何かで、被害者に殺意を抱いた。しかし、被害者はまもなくアメリカに留学することになっていた。もう時間がない。とりあえず、ナイフと手足を拘束するための粘着テープを用意した。

その日、1996年9月9日の東京は朝から雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気だった。傘を持たずに家を出たが、夕方、土砂降りになった。だが、今日は犯行のチャンスだ。父親がいない。母親は夕方から仕事に出かける。姉はしばらくしないと会社から帰ってこない。今なら被害者は一人だ。

被害者は昨夜遅くまで出かけていて...というか朝帰りだった。そのまま家にいる可能性が高い。実際、母親が出かけたとき、まだパジャマ姿だった。犯人は朝帰りを知っていたのかもしれない。

被害者宅前に到着した。母親はいないはずだが、一応気配をうかがう。いないらしい。チャイムを鳴らすと被害者が出てきた(パジャマからTシャツ短パンに着替えている。来訪を知っていた?)。

父親のスリッパを勧められて履き、二人で二階へ。なぜ一階で応対しなかったのかは分からないが、一階に二人分のティーカップが残っていたとか、争った跡とかがあったという話はない。

で、二人で二階に上がり、部屋に入る前に、犯人はスリッパを脱いで揃える。それから争いになった。被害者はかなり抵抗し、手首に何箇所か切り傷ができた。最終的には犯人が被害者の首を刺して動きを止めた。

大量の出血。被害者は動かなくなったが、死んだかどうかは分からない(死因は出血多量。即死ではない)。ストッキングで足首を縛った。その際、バイト(配送か造園)で覚えた「からげ結び」を使った。手首は持ってきた粘着テープで縛った。これで完全に動きは止めた。一度は好きになった相手だ。布団をかけてやる。

一階に下りて、仏壇のマッチで放火。これで彼女は確実に死ぬし、残してしまったかもしれない手がかりは、全て燃えてくれるだろう。からげ結びをしてしまったが、燃えてしまえば分からない。

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19年も捜査しているんだから、被害者の顔見知りなんて、全員が徹底的に調べられただろう。それでも捕まっていないんだから、被害者と犯人の関係は誰も知らないのではなかろうか。

というわけで、僕が推理した犯人は、

20~30代でA型の男性。
喧嘩が強くない。
配送か造園の仕事をしたことがある。
犬を3匹飼っている。もしくは身近にいる。
被害者と親しい関係(部屋に上げてもらえるくらい)にあるが、その関係は秘密である。

もちろんこれはすべて僕の想像だ。辻褄は合ってると思うのだが。警視庁には頑張ってもらいたい。
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