曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

寒川神社のパワー

2024-03-18 08:57:00 | その他
僕には二人娘がいて、長女が高校3年生で次女が中学3年生。二人ともこの春志望校に合格した。どちらも胸を張っていえる学校名である。

僕は元々無宗教ではないが無神論者。葬式の時は宗教を利用する、という程度の信心しか持っていない。が、実力以外の部分、例えば試験前にインフルエンザにかかりませんようにとか、試験会場に行くまでに交通事故に遭いませんようにとか、運も絡む部分は神仏にお願いしようと考え、昨年12月に寒川神社にお参りして、子供たち用のお守りを買った。ついでに自分のも買った。家用にお札も買った。

長女は志望校のうちの1つに落ちてしまった。まだ滑り止めしか受かっていない。毎日夜遅くまで塾の自習室に籠もって頑張っていたのが報われたとはいえない。せめて相応校は受かってくれと寝る前にお守りに祈ったら受かった。

志望校のもう一つのほう、ちょっと上の大学の発表日前、またお守りに強く願った。

受かったらブログで宣伝しますから。10年やってるブログです。検索ワードによってはグーグルで1番上に来ます。そこで宣伝しますから、なんとかお願いします。

そうしたら受かった。

このパワーは本物だ。次女の本命の都立高の発表日前にも、また強く祈ったら受かった。3戦3勝。

というわけで、寒川神社にお礼参りに行ってきた。誤用ではない本来の意味のお礼参りである。いつもより強めに2拍手して手を合わせ、前回買わなかったうちの奥さん用のお守りを買った。

寒川神社の神様、ありがとうございます。

僕は科学的には神仏や幽霊を信じないが、そういうものの加護があると思って生きていると、前向きになれたり、不要な不安を感じなかったりするとは思う。気持ちが安定すれば実力を発揮できたりするだろう。宗教とはそういうものではなかろうか。

車で行く人は、ゲオの方にある第4駐車場がお勧め。混んでない時は無料です。

道路から入ったところ。

祈祷の受付とか。

門。

本殿。


君が代のさざれ石。




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好感度が高くない広告

2023-06-27 08:04:00 | その他
遠回りした表現のタイトルですが、要するに不愉快な広告、嫌いな広告の話です。

断然Chrome

YouTubeでもSpotifyでもヘヴィーに流れる。僕は長年Androidだったので、決済だの契約だののほとんどが、未だにGoogleアカウントに紐付いている。Googleアカウントで何かするときは、Google製のブラウザがいいわけで、やむを得ず長年Chromeを使っている。

なので、勧めるのは無意味。色々許可してるんだから、インストールされてるブラウザくらいチェックして流せ。最適化された広告が聞いて呆れる。

有料版Spotify

Spotifyの無料版を使っていると、やたらと無料版を勧めるCMが流れる。当然だろうとは思うが、「自由に」「思いのままに」を連発されて辟易する。

極めて個人的な事情だが、僕はかつてパソコン関係の雑誌やムックを編集する仕事をしていた。そのとき、表紙や章扉の煽りに「自由に思いのままに自分らしいパワポ資料を作ろう!」的なテキストを死ぬほど書かされた。僕自身は自由に思いのままには嫌いなワードなんだけど、デスクから強制された。いっつもこれじゃないですか!と抗議すると、しょうがねえだろ日本語にはこれくらいしか言葉がないんだから、と言われた。

その時のことが思い出されるので、Spotify有料版の広告は嫌い。あと、ドイツやカナダのエレクトロニカやアンビエント聴いてるやつにTOKYO CITY POPとか勧めんじゃねえ。聴くわけないだろ。

中央事務所

AMラジオの広告なので、知らない人は知らないかも。ニッポン放送や文化放送の朝の情報番組を聞いてると鬼のようにヘヴィーに流れる。

クレジットカードで分割支払いしてる人は払いすぎてるので取り返してあげますよという内容なのだが、僕はクルマでさえ一括なので関係ない。

弁護士事務所に勤めている親戚が言うには、ああいう過払金返還用にプールしてある資金がそろそろ尽きるので、あの手のサービスも終わりだと。ほんとかどうかわからんが。

とにかく、中央事務所のCMが始まると、僕は局を変えている。

ビズリーチ

これはテレビなのでみなさん見ているだろう。そして、あまり愉快な気分にはなってないと想像する。

まあまあ苦労して今の会社に入った身としては、そう簡単に入られてたまるかとか、そんな人材は在野にはいない、とか、いたとしてもこんな不快なCMを流す会社には頼らない、とか思ってしまう。

あの口調が嫌なのかなあ。出演してる人事の人?が無能に見えるからかなあ。高収入でハイスペックな人材のみを扱うサービスと知って、ますます嫌いになったよ。

Amazonオーディブル

あのブルドッグの喋りがイヤ。声優としては上手いんだろうけど、本物の村上春樹の読者は、ああいうわざとらしいナレーションは嫌いなはずだ。

聴いてる作品が「海辺のカフカ」のはまだいいが、「1Q84」はおかしくないか? マッサージしながら特製アイスピックで男を殺す女の話なんか、ジョギングしながら聴くもんじゃないでしょ。「午後の最後の芝生」とかだったら、おっ、分かってるねえ、となるのだが。

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10周年

2023-05-29 07:49:00 | その他



当ブログは、2013年5月29日に最初の記事をアップしました。つまり本日、開設10周年を迎えました。

はじめまして - 曖昧批評

はじめまして - 曖昧批評

mixiは日記的なことしか書けない雰囲気。Twitterではdisらないことにしてる。両方ともリアルの知り合いと結構繋がっていて、なかなか自由に書けない。そこで、ここへ来まし...

goo blog

 
10年も続いたのは、読者の皆様のおかげ…ではあるのですが、コメント欄を付けてないので、それもあんまり…。いや、PV数やいいねは励みになっていますよ。

興味の対象が緩やかに移り変わっていくタチなもので、当ブログの記事の傾向も開設当初と今とはかなり変わっています。クルマ、Xperia、カメラ、堀北真希(苦笑)から、大河ドラマの全話感想時代を経て、今はFFXIVとiPhoneですからね。

初期はクルマの記事がアクセス数多くて、そこから読者になってくれた人もいると思うんで、最近は裏切ってるよなあと申し訳ない気分でいます。いや、でもクルマ面白くないじゃないですか。最近。

記事の総数が、とっくの昔に千を超えてます。やめる気はないですが、もしやめた時、あるいはgooブログが終わる時、どうやってバックアップするかな、多分面倒だな、というのもだらだら続いてきた理由のひとつです。

でも、だいたい常に見てくれている人がいるらしい。コメント欄がなくても、そういう曖昧なリアクションとも言えないリアクションのおかげで、記事を書けているというのもあります。紙のノートに日記を書くのとは違う、見てもらっているという意識が継続の原動力でした。

これからも、興味の変化に伴って記事の方向性が変遷していくと思います。それによって離れる人もいると思うんですが、これは僕のブログなので好き勝手にやろうと思います。そうじゃないと続かないです。アフェリエイトとかもやってないし。一つのテーマだけで何年もやってる人はすごいと思います。

そんな感じで、このブログはまだダラダラ続きます。どこまで続くのか曖昧です。よろしくお願いします。

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付加価値という圧力 〜 MIP液晶とG-SHOCK

2023-05-11 08:19:00 | その他
ゴールデンウィーク後半、まったくブログのことを考えずに過ごしていたら、間が空いてしまった。今日は企業の悪しき慣習について書く(大袈裟)。

僕は腕時計をやたら長くもたせる人で、次のを買うまでだいたい10年は使う。去年まで使っていたシチズンの初代ナビホークなんかは20年使った。



ナビホークを長く使えた最大の要因は、ソーラー電池駆動だと思う。バッテリーの残りを気にしなくていいのは、本当に気が楽だ。その前に使っていたセイコーのスピードマスターは電池交換式で、交換から1年半ほど経つと、そろそろかなあ、と心の片隅で常に気に掛けなければならなかった。

しかし、バッテリー無限のナビホークも、ついに寿命がきたのか、昨年動きがおかしくなった。いよいよ買い替えか。

ナビホークはデカくて重かったので、今度は軽いのがいい。アナログだと長針や秒針が場所によっては目盛から0.1ミリずれてるとかが気になるので、デジタルでもいいや。ソーラー駆動は絶対条件。

ナビホークが不調になったころ、次までの繋ぎとして、カシオのF-91Wを使っていた。いわゆるチープカシオってやつで、価格に見合わぬ耐久性と性能ゆえか某イスラム過激派で採用され、海外ではビンラディンモデルなどというありがた迷惑な呼ばれ方をしている腕時計である。



僕もこのF-91Wの工作精度の高さに感心していたので、次はカシオにしようと思った。ナビホークは、僕としてはまあまあ高価な時計で、8万5千円だったが、今回は2万円前後で考えていた。

まず候補に上がったのはG-SHOCKのGBD-200だった。MIP液晶で、スマートウォッチ的にいろんなスタイルの表示ができそうだったから。だが、いろんな表示は歩数計や運動の記録用であって、アナログ時計っぽいモードなんかはなかった。何より電池駆動だった。



なんで?!
MIP液晶はバッテリー消費少ないのが売りじゃん?
ソーラー電池を組み込むのが難しかったのか?
歩数カウント用の機構が電池喰うのか?

大きな表示による視認性やスマートウォッチ的な目新しさに惹かれつつも、実用性、何よりソーラー駆動を重視して、僕はM5610U-1JFを購入した。G-SHOCKの中でもオリジナルの5600シリーズで全部入り、ソーラー駆動、電波時計のモデルである。



M5610には満足している。元祖G-SHOCKの最新型。世界一タフな腕時計のフラッグシップ。5600シリーズでは、もっと高いメタル外装のもあるけど、樹脂製のこれがジ・オリジンなのである。

だが、チラ見したときの視認性だけはよろしくない。そんなに大きくもないデジタル表示なので、通勤中に駅の中を人を縫うように小走りしながら時間を確認する時なんかは、GBD-200なら見やすかったんだろうな、と思ったりする。GBD-200がソーラー駆動だったらなあ。

と嘆いていたら、DW-H5600という新しいMIP液晶モデルが発表された。5600シリーズと同じガワで表示がMIP液晶。加速度センサーや光学センサーで歩数や心拍数を計測可能。そしてソーラー駆動! メインはUSB経由での充電だが、時計表示だけならソーラー電池で動くらしい。



うーむ。

ソーラー駆動のMIP液晶モデル。魅力的だ。でも加速度センサーや光学センサーは不要だ。それで2万高くなってるんだろうし。時計だけでいいんだ。時刻表示だけのために(多少表示スタイルを変えられてアナログ針ぽいのもあってほしいが)、MIP液晶採用だって十分ありだと思うのだが。

分からなくはない。共感はしないが理解はできる。社内で企画が通らないのだろう。前のとどこが違うの? 他社との差別化は? スマートウォッチに見えるMIP液晶なのに時刻だけ? これの付加価値は? と言われてしまうのだろう。

会社の偉い人たちは、なんで付加価値を求めるのだろう。付加価値を求めないと役員ぽくないとでも思っているのだろうか。わかりやすい付加価値がなくても商品価値の高い製品はいくらでも作れるし、欲しい人はたくさんいるということが分かってない。

SoCは最上位のままで、無駄機能を省いて安くしろって言ってんだ。Xperia、お前のことだぞ。

かといって、バルミューダのスマホみたいなのもダメだ。無駄はなくても基本がなってないから。基本だけを追求した製品も出せって言ってんの。ソニー、お前のことだぞ。

新製品が出るたびに、目新しさがないとか勝手なことを書くネットメディアも悪い。あれも、そうしないと書くことがないからそう書いてるだけだったりする。僕もあの業界にいたから分かる。

カシオは、機能を足したり抜いたりしてたくさんバリエーションを出す会社だと思うので、スポーツアクティビティ(笑)機能を抜いてソーラー駆動のみのGBD-200やH5600を出してくれるんじゃないかと、淡い期待を抱いている。

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坂本龍一のマニアックな推し曲(ソロ編)

2023-04-07 19:19:00 | その他



予告通り、お勧めの坂本龍一関連曲ソロ編。

と言っても、僕は坂本龍一の熱心なファンではない。僕にとっての音楽的師匠は細野晴臣であり、坂本龍一は師匠の仲間という立ち位置。

それでも、坂本龍一のライブは、武道館やオーチャードホールなど4、5回行った。という程度には好きである。

僕にとっての彼のピークは「Heartbeat」までなので、選曲も前半に偏っている。後半は無謀にも歌に目覚めたり、ピアノとストリングスだけとか、実験的過ぎるのとか、本当にポップスのアルバムなのか?という作品ばかりになり、義理で買ってる感じだった。

Riot in Lagos(B-2 UNIT)
YMOの第二次ワールドツアーとかで一曲目に演奏されていたため、聴くと「YMO参上!」という気分になる。ビートルズは楽譜を読めなかったそうなので、良い曲を書くのに音楽理論は不要なのかもしれないが、明らかに理論を分かって作ってると思わせるのが坂本龍一だった。これはその時代の代表曲。

Self Portrait(音楽図鑑)
誰が聴いても気分が明るくなるいい曲。美しい曲にするには、このコードをこの順で並べるのだ、というふうに作られているように思える。隙がない。ドラムスが幸宏なのもポイント。

旅の極北(音楽図鑑)
難しいコード進行から一瞬親しみやすいメジャーコードになったりして、気難しいけどときどき可愛い曲。展開もドラマチック。

Ballet Mecanique(未来派野郎)
教授にはよくある、自分の曲なのにメインボーカルが他人という、ファン以外の一般人には理解し難い曲。前半の英語詞部分をバーナード・ファウラーが、後半の日本語を教授が歌っている。その日本語が普遍的かつ前向きな内容で、シングル用というか代表曲的。

Neo Geo(Neo Geo)
ロックのリズム、ある程度の打ち込み感、沖縄女子の琉球音階という、いろんな地域の文化をぶち込みました的な曲。タイトルは「新しい地形」という意味だと本人が当時言ってた。カチっとしたアルバムは同タイトルのが最後で、以降は妙なパリピ感というか変にグルーヴ志向になって、持ち味の理屈っぽさが薄れていく。

1900(Playing the Orchestra)
教授の曲ではない。エンニオ・モリコーネ作曲。でも教授のピアノだと人生を俯瞰したような、辛いこともあった、悲しいこともあった、嬉しいこともあった、的な雰囲気になるからやっぱりすごい。

Aqua(/5)
前述の1900みたいなピアノ曲はないのか本人ので、と探したら、まあこれかな。エナジーフローはそんなに好きじゃないんだよね。確か美雨さんのために作った曲で、娘を愛しむ感じが出てるわね。

フォトムジーク
NHK FMサウンドストリート内で作られた曲。長い間CD化されず、稀にラジオでかかった時に聴けるレア曲だった。僕は確かサエキけんぞうのラジオで録音に成功した。暗い未来を暗示しているような曲調だけど希望もある。僕の中では殿堂入り曲で、カバーもした。

NEC C-Life(CM/TV)
NECのキャンペーンのテーマ曲。テレビCMで聴いて衝撃を受け、テレビから録音した記憶がある。当然、15秒とか30秒しか録音できてなかった。フルサイズがCD化した時は、すでに存在を忘れていたが、パソコン黎明期の雰囲気が蘇ってきて懐かしかった。

FADE(オネアミスの翼サウンドトラック)
戦メリも最後の皇帝もスルーして、映画からはこれ。定期的にコードを押さえるだけの4小節ループのOP曲に、ベースを加えたED曲。ベースがメロディになっちゃってもいいんだ。シロツグの「この放送を聴いている人、いますか。私は人類初の宇宙飛行士です…」から人類の歴史を挟んでこの曲に繋がる流れが素晴らしい。「ドラマ版」のこの曲はちょっと音が増えてるので、演説も聞けるし、そちらも是非。

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