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<ブログアーカイブ88>福島第一:汚染水処理で安倍首相の国際公約を守れる方法:2013/9/22掲載

2015年05月04日 20時21分00秒 | 原発事故汚染
もう「手遅れ」の声が聞こえる汚染水対策ですが、東電のミスはこの事故処理費用負担で破綻し国の管理になるのを怖れた結果、世界を揺るがす恐れの重要な事故処理なのに保身に走り原発事故対応ノウハウも無く、後手後手のそれも焼き付けば対応で終始したことです。
更に経産省も最大かつ魅力的な天下り先である東電と示し合わせてデータも隠蔽し事態を隠し続けました。 そこへ事故後1年後に野田民主が恥の上塗りの「何も問題なく事故は収束した」と宣言し、更に安倍自民も原発推進の立場からそれを継承し東電任せにしてきた事で福島第一の事故処理は今や収束不可能なまでに事態を悪化させています。

そこへ東京五輪誘致の障害になると分かった安倍首相が「汚染水完全コントロール宣言」という驚くべき事実歪曲の国際公約を発表した事でこの実態が表面化した反面、これまでの隠蔽体質を脱却し本気の対応をせざるを得なくなる事は良かったと思います。

さてそれでは政府は世界が未経験の日に400トンという大量の高濃度汚染水を首相公約通りに実現する(安倍首相は今もブロックされていると言っているが・・・?)為の政府計画で本当にOKなのか?・・・答えは"NO"です!

(NOの理由1)
原発の下を流れる一日約1000トンといわれる地下水を原発施設を回避させる政府案の「凍土法」は緊急対応用の仮設シールドに用いられる方法で長期間のシールドには周辺温度変化への対応等で難しい問題を抱え、特に地下水脈が走る15mを大きく上回る深さの壁では維持に大量の電気を要しコストも大きく、専門家の間では殆ど否定されている方式でなのです。
おまけに東電の内部資料では少なくともシールドには1000億円超の予算と約2年の工期が必要である事がリークされていてこれでは費用と期間が掛かる上に解決の確証にもならないというお粗末な内容なのです。

<1の真の解決法>
では何故原発エリアに地下水の流入を防止し迂回させる遮蔽壁をコンクリートで作らないのか?・・これには福島第一の立地が砂地や軟弱な地盤上にあり、通常のボーリング法ではコンクリート壁が作れないという障害があります。そこでこの問題を解決する唯一の方法として日本の専門会社が開発した「真空ESP工法」を推奨します
これはパイル管で壁を作り真空にして確実にコンクリートを流し込み従来工法の約1/6という短期間で強固な遮蔽壁を構築できる画期的な特許工法で、大震災の津波で本社・工場とも流された「奥州基礎工業が開発し現在世界から注目されている日本の技術ですが、中小企業なので政府・経産省では直接オファーが掛けられないとして、良いと分かっても採用は困難との見解なので、実にくだらない形式主義行政の犠牲に国も国民もなる恐れ大なのです。


(NOの理由2)
実は汚染水を貯蔵するタンクも仮設でせいぜいもって3年という脆弱な物で、既にボルトの緩みでタンクから汚染水が漏れ出す事態が起き、今後も続く見込みですが、政府は又も仮設タンクを今度は溶接して設置し汚染水を来年中には移し替えると発表しましたが・・・これも人手を要する溶接を防護服を着て実施するリスクや約1000個のタンクを完成させる工期は予定に間に合うのかの疑問があります。

<2の真の解決法>
先ずタンク設置は止め本格貯蔵プールを作ることです。これには前述の「真空ESP工法」がベストです!
現在の福島第一貯蔵タンクの傍にはまだ大きな空き地があるので直ぐにこの工法で貯蔵プールを作ります。大きさも自在なので地形に応じたプールを順次作ることで短期間に危ないタンクの汚染水を優先して移設します。またこの間の台風18号でタンク周りの壁を雨水が乗り越えて流失しましたが、この工法では地下に深く遮蔽壁を作れるだけでなく地表にも高く堅牢な壁を作れるので貯蔵プールの壁面を15m以上にして万が一の津波対策まで兼ねる事が出来るのです!

以上の対策により、先ず地下水を防御して汚染水のこれ以上の増加を止める一方で、仮設の貯蔵プールではなく堅牢な貯蔵プールに移し替える事で汚染水問題を短期間に低コストで実現できます!しかも地下水だけでなくこの壁を地上高くすることで今後の津波対策としても十分な高さを持つ防波壁の機能も持てる事が短期間で低コストで実現できます!

尚、福島第一の汚染水問題ではもう一つの課題として膨大な量の汚染水から放射能を除去する装置(ALPS)の革新が必要ですが、実はこれも某日本企業の方式なら実現できるという情報がありますので後日紹介したいと思います!




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