旅カナ-BLOG-

旅が好き!アジアが好き!海が好き!イラスト・ダイビングログブックと旅日記。

2013夏休み 石垣島お絵描きダイビングログ #4

2013-08-26 23:17:52 | ダイビング_石垣島
早くも5日目。最終回ですっ。今回は合計12本潜りました(予定では14本だった)。よく遊んでいただきました。







石垣島でダイビングするなら「Breeze石垣島」



新石垣空港の開港と、LCC(Peach, Skymark)の就航で、石垣島は空前の観光ブームに沸いている。
日経新聞電子版に依ると、2013年7月の沖縄方面への観光客数は昨年対比6.1%増,関西方面だけに限るとなんと17.9%増。石垣市観光局の統計に依ると、2013年6月の石垣市への観光入域客数は、前年同月対比130%。単純計算すると、年間70万人だった観光客が90万人に増える計算だ。今後もアジア直行便の乗り入れ増加に伴って、劇的に増えることが予想される。
東日本大震災直後の観光の冷え込みや、宮古島にほとんどの客を取られていた昨年までとは打って変わっての盛況ぶり。

それは経済的にはとても結構なことだし、私も行きやすくなったし安くなったし、大変嬉しい。
だけど、それだけの観光客を受け入れるインフラ整備が、まだ充分追い付いてないのが島の現状ではないだろうか?

先の下水処理施設の話ひとつにしてもそう。それだけ訪れる人が増えて使う水が増えて排水が増えれば、当然海への環境負荷は高くなる。それに対応する策を、観光客誘致とセットで自治体や企業が持っているか?という話だ。
百歩譲って今はまだ完璧でなくてもいい。でも、環境と経済を両立させる将来ビジョンが、政治の或いは企業のリーダーにあるか?という点が重要だと思う。

こういうとき思い出すのはブータンの話。ブータンは農業国で、水力発電による売電事業以外さしたる国の産業はない。強いて言うなら観光産業だが、“経済発展よりも自然環境保護と人々の幸福が大事”という国王のビジョンに則って、観光客は簡単には入れないことになっている。旅行者には1日の公定料金というものが定められ、$200~$290/日を支払わなければならない。もうそれだけで「ちょっと行ってみっか~」的なワカモノは埒外である。そして必ずガイドを同行させなければならない。その他、タバコ持ち込み禁止、ビニール袋禁止、中古車輸入禁止、ヒマラヤ登山禁止、などなど、「ホンマに観光立国めざしてる?!」と言いたくなるような規制が随所にある。

でもそれは、リーダーに確固たるビジョンがあるからだ。経済成長を優先させて、他の大切なものを壊してきた先進国の轍は絶対に踏まないという明確な意思があるからだ。

石垣島でもそれは同じじゃないだろうか?経済発展ばかりに目を奪われていると、いちばんの観光資源であるはずの海や自然がパァになっていた、なんてことになりかねない。もっと言えば、人心についても同じことが言えると思う。石垣島はじめ、八重山の本当のいちばんの観光資源は、大らかで人懐っこく、面倒見が良くて情に厚い人々なのだ。ネーネーズの歌に「黄金(こがね)の花」という歌がある。お金儲けに一生懸命になって、島の人たちの笑顔や瞳の輝きが失われないことを願ってる。

2013夏休み 石垣島お絵描きダイビングログ #3

2013-08-25 15:29:22 | ダイビング_石垣島
つづきですー
4日目になります。この頃からちょっと天気が雨模様に。でも海の中にはきれいなところや可愛い魚がいるところがたくさん。








石垣島でダイビングするなら「Breeze石垣島」



2本目のところで書いてるサンゴ全滅の話はエイゴさんから聞いたもの。ネットで調べたことも加えて、ちょっと書いてみる。

Breezeが潜っているエリアは、石垣島の西南~竹富島・黒島・西表島などの離島一帯。島の北部や東側には行かない。なので、今石垣島で起こっているサンゴ全滅というのは、島の西側一帯(石西礁湖=せきせいしょうこ、と呼ばれる海域)の話だ。
私は2009年から石垣島に毎年行っているが、5年目となる今年は、明らかに素人目で見て変化が分かるほどサンゴは広い範囲でやられていた。
主な原因はオニヒトデ。今年7月に石垣島を襲った60m級の台風も影響してる。砂地の浅場のサンゴはひっくり返ったり砂をかぶったりしていた。大量発生したオニヒトデはサンゴを食い尽くし、食べるものがなくなったので今は島の東側に移動していると言う。

オニヒトデ大発生の原因は本当のところハッキリしない。よくダイバーが潜って一斉駆除とかしているが、エイゴさんに言わせると「何万といる蚊を,人間が手でパチンパチンと叩きつぶしているようなもの。決していなくなりはしない」。
長いスパンで見れば、オニヒトデがサンゴを食べ尽くすとエサがなくなりオニヒトデが死に絶え、サンゴが再生するとまたオニヒトデが増える。こういうのが10年・20年単位くらいで繰り返されているのではないか?という自然サイクル説もある。実際、サンゴの再生というのは人間が思っているより早い。

だけど、ある程度人間の人為的な活動が影響しているのは確かなようだ。2010年、オニヒトデ研究者の岡地賢氏がオーストラリア海洋科学研究所に寄稿した論文によると、オーストラリア・グレートバリアリーフのオニヒトデ大発生が、農業肥料や都市排水などでサンゴ礁が富栄養化したために頻発するようになったという仮説が実証されている。
陸地で使われた肥料が、雨が降ると川から海へ流れ出し、それが富栄養化を招く。するとプランクトンが大発生し、オニヒトデの幼生がそれをエサに大量に生き延び成虫となり、やがてサンゴを食い尽くす。

だから、個人的には、駆除したオニヒトデを農業用の有機肥料にして畑に蒔くのはやめた方がいいんじゃないか?と思っている。それだって海に流れ出せば有機塩となることに変わりはないから。まぁ、化学肥料よりはマシということか。
大切なことは、肥料を含んだ赤土の土砂の河川・海への流出を防ぐことと、下水処理施設の整備かなあ?(石垣島は下水処理施設がないので、排水はそのまま川・海へ流れ出て行ってます)サンゴ幼生の植え付けに補助金を出すくらいなら、そっちの農業用排水と下水処理施設の整備に補助金を出してあげてほしい。
本質的には、木村秋則さんの自然農法みたいな、肥料も農薬も使わない農業にみんなが転向出来ればよしだけど、それにはある程度年月もかかるんだろうなあ。どうすればいいかなぁ。



2013夏休み 石垣島お絵描きダイビングログ #1

2013-08-24 18:30:28 | ダイビング_石垣島
あれっ?去年とタイトル変わってないじゃん。というツッコミはなしでお願いします。ハイ、今年も同じく石垣島に行って来ました。今年からPeachが関空-石垣島直行便を飛ばし、足代は大変お安く,近くなったのでした。(私は就航が決まった2月頃に早々に取ったんだけど、気が付いたら(多分7月から)Skymarkの"神戸"直行便が飛んでいた…ショック。。)
しかも今年は大学の同級生(正確には高校2年の研究所時代から一緒)のチヅカもダイビング仲間と一緒に参戦!!こりゃ楽しくなるぞ~♪

ハイ、というわけで、どーんと青い海です(笑)。他の写真もう要らんでしょ?



到着後タクシーで浜崎マリーナへ。木陰で待っているとBreezy号が帰って来た!ただいま、Breeze石垣島のみんな!
初日から西表島へGo!Go! 海の中はこんな感じでした。





アルバイトのショータは、2年前にもBreezeで会ってる。また会えて嬉しいよ。大学生最後の夏か。よく働いてよく遊べ!!
つづくっ


石垣島でダイビングするなら「Breeze石垣島」