ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

仕事中にお城に遭遇!! ~ 忍城(おしじょう) ~

2010年12月21日 | 歴史もの
 昨日、仕事で埼玉県の行田市に行ったところ、来年劇場公開される時代劇映画の『のぼうの城』の舞台となる忍城(おしじょう)の前を通りかかりました。

 素通りするのも勿体ないので、同行していた同僚と一緒に、数分間だけ立ち寄って来ました。仕事中に有名な城に偶然遭遇するのは初めての体験です。やはり、車での営業は歩き中心の営業よりも何かに遭遇する確率が高いですね。

 さて、忍城は戦国時代の成田氏の居城ですが、豊臣秀吉が小田原征伐(北条氏征伐)で関東に出兵した際に、石田三成が篭城する成田氏に対して水攻めを行なった城として有名ですね。その戦いから忍城は別名『忍の浮き城』と言われているそうです。私は漫画版しか読んでいませんが、和田竜先生原作の小説『のぼうの城』はその時の攻防戦の様子を描いています。

 そんな忍城ですが、私にとっては『のぼうの城』の舞台になった城と言うよりも、私が大ファンの故:山田風太郎先生の『風来忍法帖』の舞台となった城と言うイメージの方が強いです。

 『風来忍法帖』は数ある山田先生の傑作忍法帖の中でも、今で言う露天商のような香具師(やし、こうぐし、かうぐし)の一団が主人公で、忍城のお姫様を守るために強い敵の忍者と死闘を繰り広げる、と言う異色の設定の作品でした(香具師達は忍者よりも滅茶苦茶に弱いです)。
 本作は高校生の時に読んだ作品なのですが、切ないのに笑えるストーリーは今でも覚えています。登場人物の名前も性格も変な連中ばかりですしね。


 そんな面白い数々の小説の舞台となっている忍城の博物館は年内は工事中のようでした。来年の『のぼうの城』の公開に合わせて展示物を強化しているのかもしれません。我が町と関連する映画の公開は町おこしのチャンスですからね。

 以上、たまたま見かけた忍城の話でした。

 車で行けばそんなに遠くないので、博物館の工事が終わった来年に再度訪問する事に決めました。2011年の城めぐりは忍城から開始です。
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