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成長過程

ロリコン風味のハイ!クオリティヲタ日記。

空の境界オールナイト

2008年01月03日 20時34分24秒 | イベントレポ

空の境界オールナイト テアトル新宿にて、12月29日開催

必死に取ったメモを元にまとめたものですが、29日はコミケやラジオの公録などを経て、
このイベントに挑んだために、疲れを隠せませんでした。そんな奴が書いたものと思って読んでください。
1章のトークショーのときはまだ元気があったのですが、2章のときはとても辛かったため、
メモの量が少なく、記載が少ないのはご了承下さい。
また、翌日池袋にて空の境界オールナイト2というイベントも開催されています。

 

会場はチケットが瞬時に完売したこと、ヤフオクで高騰したこともあり、立ち見もでる超満員。
イベント構成は、第一章の上映→トークショー→第二章の上映→トークショー
→ユーフォーテーブル傑作選上映
(フタコイオルタ1話、ディスガイヤ2、3OP、コスモス荘11、12話、テイルズ1話)


第一章の上映後、制作スタッフによる第一章に関するトークショーが行われた。
あおき えい監督、ufotableの近藤さん、アニプレックスの岩上さん、講談社の太田さん、による。

この3日間、お台場方面に行かれる方は?と問うと会場の半数近くが手を上げた。
また、今日行ってきた方はというのにも、半数近くが手を上げていた。

2章は今日公開だったのですが、納品が1時間前だったんですよ、
初号が2,3日前に上がったのだが、納得がいかない部分があったので100カットほど差し替えをした。
そのため、スタッフ総出でほとんど寝てないんですよ、と近藤さん。
また、明日10時より3章のアフレコという過密なスケジュールであるとのこと。

ここで、遅れて講談社の太田さんが登場。
差し入れとして、ボルヴィックとハーゲンダッツのストロベリーをスタッフに配布。
この人がノリの良い方で、坂本さんはどこですか?いると聞いて来たのですが?と話していた。

会場に何回観に来ているかと問うと、初めてという人はまばらだったのだが、
2回目という人、3回目という人がとても多かった印象を受けた。5回目という人まで確認された。

3章がいま大変な時期なので、あおきさんがヘルプとして3章制作を手伝っている。
3章の小船井充監督は1章のビル屋上での戦闘シーンの原画を描いた。
また、小船井さんはとても厳しい人であり、1章上映後の感想は「甘い」、であったとのこと。

質問タイム

一番力の入れたシーンはどこですか?
全部といえば全部だが、全体的に言えば式がお客さんの心にちゃんと届くキャラクターになるか、
というところ。両儀式というキャラクターが一話の中で立ち上がってみなさんの心に残ってくれる
キャラクターになるかというところが一番気をつけた。ハーゲンダッツを食べるところや、
ラストの黒桐との会話シーンなど割と地味め目なシーンを外さないようにした、とあおき監督。

着物って(描くのが)大変なんです、なので制作の若い女の子に着物を着てもらって演技をしてもらった。
最後のベッドでゴロゴロする式のシーンのために、監督の前でゴロゴロしてもらった
監督は至極マジメに手でフレームを作り、それを真剣に見ていた、というのだが、
その光景が面白かったとufotableの近藤さん。

原作と異なる点を入れるというのに不安はなかったか?
あった。原作にないシーンや原作を入れ替えたりし、作っていてそれがベストだろうと
作っていたのだが、それに対してお客さんが肯定的なリアクションをとってくれるかと正直不安だった。
原作の空の境界とは違うもとと言われるのかと思ったが、公開後、ブログなどの感想を観て
肯定的な意見が多くて安心した。作っていて本当に不安だった、とあおき監督。

原作の精神に基づいてアニメ化した作品が原作と違うものになっててなんだこれと思う作品が正直ある。
まあTYPE-MOONの作品でも…スパゲッティー食べているシーンなどの…。(場内爆笑)
それを踏まえ、視聴者の観たいものはなんだろうと思い、作った。とあおき監督。

奈須さんが一章は映像化しづらいので、文庫版では一章を書き下ろしをします、
ということになっていたのだが、あおきさんと脚本の平松さんの作った脚本が余りにも良かったので、
新しく一章を書く必要はないということになった、と太田さん。
太田さんはもう一冊本を出したかったんだよ、と近藤さん。プロットまで作られていたとのこと

阿佐ヶ谷で作られている空の境界、チャリ圏内(練馬)で作られている。
まさにメイドイン阿佐ヶ谷であるという話も、また制作スタッフが日本人ばかり、というのもあった。
カフェを作ろうと思うと近藤さんに言われた太田さんが次にスタジオに行ったときに、
1Fにufotable cafeが出来ていたという話も盛り上がった。そして、カフェは最近儲かっている。
また、トルコ大使館でコックをしていた方がいて、料理がうまいとのこと。

好きなキャラクターは?
Seasons Of Changeさんのレポートを…。
背景が異常だよね…という話になり、これを描ける人が少ないので、
背景がなかなか上がってこないという話が。(背景の異常なハイクオリティーぶりは2章でも窺える)
背景集を出したら買いたいという人は?と問われると満場一致で手が上がっていた。
「出しましょう!」と講談社の太田さんが断言した。
背景が綺麗ということで、写真ではないかという意見を聞くが、
写真を元に背景を作っているが、写真のまま使っているカットは1カットもない、と監督。
それを元にレイアウトは別に決め、描いているとのこと。

死の線の表現方法については?
単純に赤い線が見えているということでは、映像としてかっこよくない、と監督。
月姫はー?と突っ込まれると、ただ赤い線がキャラクターに乗っているだけで、
ちょっと…あれはかっこよくはないかな?あれをみて、ちょっとマズイと思った、と監督。(場内爆笑)


第二章トークショー
監督の野中さん、ufotableの近藤さん、アニプレックスの岩上さん、講談社の太田さんによる。
またしても、遅れて、太田さんが登場し、差し入れを振舞う。メロンパン、雪印のコーヒー。
テアトル新宿前のファミマで、なんでハーゲンダッツのストロベリーがあんなに売れるんだ
という話になったそうである。
ボルヴィック、雪印等の商品は全て許可を貰っているのだが、タイアップしているわけではない。

2章もギリギリまで作業をしていて、終わったのが7時半、劇場に着いたのが10分前であった
スタジオの至るところに眠眠打破が転がっていた。
雪のシーンが大変だった。レンダリングに半日。問題があるとまた、やり直しと大変な作業だった。

質問タイム

映像化にあたり、いれることを断念したシーンなどは?苦労した話は?
式が父親とチャンバラをするシーンは、2章では関わってこないので出さない方がいいのか、
と悩んだが、原作を壊さないように、原作ファンとして入れることにした、と監督。

背景として日本家屋について触れられる。奈須さんに聞いたところ両儀家は、
昔のいわゆる武家屋敷とは違うものでということで、横浜の三渓園にロケ班に行き、勉強した。
両儀家の竹林のイメージを一番こだわったとのこと。

音楽については?サントラの発売は?
梶浦さんが一曲作ってきてくれて、それが8分以上の組曲になっていた。
それがとても良くて、これをベースに作っていった。1章のメインテーマもその8分の中の一部+α。
サントラ発売は決まり次第発表とのこと。

抽選会が行われ、貴重なサイン入りグッズが多数振舞われる。
僕は当たらず。

そして、ufotable傑作選の上映。
スタッフの入れ替わりが少ないスタジオなので、スタッフの成長を見てくださいと、近藤さん。
打倒、京アニみたいな…と太田さん。(ここで会場から大きな拍手が

上映終了は6時ごろ。会場から大きな拍手が起こった。
トークショーの内容も作品をより身近に感じさせるほど、細かい部分まで制作話を聞くことができ、とても充実した時間を過ごすことができた。そして、空の境界を通してufotableの好感度が増していった。作品を愛し、限界までクオリティーを引き上げようとする、ufotableの姿勢がとても伝わってくる出来に各章仕上がってます。今日のトークショーを聞いてufotableの心意気を再認識させられた。

今後もこのようなイベントをまた行うかも?との話もあったので、行われたらまた参加したいです。


まず、今回記憶の補完に役立たせてもらったページ。
空の境界オールナイト ―Seasons Of Change
29日のと30日両日とも行かれた方。

空の境界オールナイトの感想―黄昏の詩
空の境界オールナイトの感想―波の間の管理人の日常 改
>「テアトル新宿史上初」全70回の上映全てが完売のレイトショー興行異例の事態
空の境界 オールナイト―広域趣味人の足跡
劇場版「空の境界」オールナイト―そのひぐらし
『空の境界オールナイト』in テアトル新宿―声を弱にして言いたい

僕はチケットが取れなかった、舞台挨拶のレポを掲載されているページ。
「劇場版 空の境界/第二章:殺人考察(前)」初日舞台挨拶(2回目)ソラネ堂
初日舞台挨拶の様子

スレに空の境界オールナイト2のレポあり

ヤフオクで3万円を超えたチケット

「空の境界」第二章 最速先行カット&お仕事13連コンボアキバBlog

制作様子が見えてくるufotableのDIARY(COMMUNITY MENU 内 STUDIO DIARY )

 

2日に秋葉原にて、コミケ5日目をした際に撮ってきたもの。
空の境界の配色センスは異常(褒め言葉)だと思う。

29日レポに含めて書いたけど、気合い入れて書きたい内容のイベントだったので、まとめなおしました。
同伴した友人と詰め合わせてまとめたのですが、実際と異なる点がある可能性もあるので、注意をお願いします。でも、講談社の太田さんはガチであるのは間違いないです


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