いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

【呼びかけ】9月26日  第4金曜日 午後5時 県庁広場へ!

2014年09月23日 | お知らせ

まだ騙(だま)されつづけますか!?

 

私たちは、何故、騙されたのか?

と、過去形で語り、考え続けた3・11福島原発事故直後の私たち。

小出裕章さんは、東電、政府、マスコミなどの責任を断罪するとともに、騙された側にも責任はあると断じた。
今、それは過去形では言えなくなっていて、再稼働の強行を止めることのできない日本国民は、再び三度同じことを繰り返すのかどうかの瀬戸際にたっている。川内原発の再稼働を止めることができなければ、全国の原発は、泉田知事が踏ん張ってくれている新潟を含めて、ドミノ倒しにされてしまいかねない。

騙し騙されるドラマには、騙す人間と騙される人間が登場する。
騙す側が知恵ある悪人で、騙される側はほとんど間抜けな善人である。
騙す側には、騙しの知恵が蓄積されていて、継承されている。
騙される側は、いつも毎回初めて騙されるように驚き慌てる。喜劇だとここがおもしろいのだが、実場面だともちろん、そうはいかない。当事者は私たちだからだ。

今度、福島県知事選に立候補を表明している前の双葉町の町長だった井戸川克隆さんは、原発を推進した側の首長だった。その深い反省のうえに、こんな警告を発している。

このままだと被曝の危険を承知で住んで居たのだから被曝はあなたの責任ですと賢い原因者は言うかもしれません、仕事と家族の命を天秤にかけている場合では無いですよ。

騙す側の裏側も、知っていると思われる発言である。
ここには、騙しのテクニックがある。既成事実をあれよあれよという間に積み上げて、認めざるをえないようにして、その責任を押し付ける手法である。

9月23日の毎日新聞には、佐賀空港へのオスプレイ配備をめぐり、防衛省と佐賀県(佐賀県民)の同じ構図が書かれている。当初は、沖縄の負担軽減のために暫定的な措置。
それが「訓練移転」になり、「将来にわたり」に変わり、あらたに「恒久的な基地化」へと急展開している。
これは岩国基地の拡張でも使われている手法だ。

ひとつひとつは、さもさも、もっともらしい口実がある。
それに首長が騙される。あるいは、騙されるふりをする。
次の既成事実がおっかぶせられる。認めざるをえないような状況がつくられる。


必ず、何らかの形でお金が絡む。棚から牡丹餅、思わぬ大金、火の車財政には喉から手が出る。手をつけて使ってしまう。
ここから先は、一時期のサラ金業者も真っ青な官僚の補助金(原資は、国民の税金)操縦が始まる。
言うことを聞かなければ、国からのお金は一切出しませんよ、と首長の首を締め上げる。黙認で従う。

事故などの取り返しのつかない破綻事態が起こる。騙されたと後悔する。


この繰り返しが、原発と基地をめぐって、国の官僚と地域の攻防が、表に見える場合はままだよい、繰り広げられる。私たちが、騙されるとは、こんな構造を持っていてのことのようだ。

さあ、どうする。
いつまでも、騙される善人の、しかも愚かで温順な役割に甘んじてていいのか。

それは我慢できないので、「ささやき」「つぶやき」程度にしか認識されないにしても、声を上げたい。
同じ危機感をもつ人は、ぜひお集まりください。私たちは、今は非力ではあるが、決して無力ではありません。(文責:安藤)


 9月26日  第4金曜日 午後5時 県庁広場へ!

◯ 上関原発用地埋立禁止住民訴訟のチラシできています。 
  傍聴は、10月1日 10時半 山口地裁 

◯ ストップ川内原発再稼動 鹿児島行動 宇部・山陽小野田からの直行バスの案内など。


◯ 福島の子ども集団疎開裁判の現状を知らせるチラシが到着しています。
◯ 保養プロジェクトの団体、福島・東日本からの避難者のアピール。


◯ 集団的自衛権の行使を許さない。戦争を止めるため周南のみなさんからの行動のメッセージなど。

◯ 原発再稼動・上関原発建設に反対の意志の表明。

 

 

 参考:毎日新聞

わかる:米軍オスプレイ佐賀空港使用 「暫定」のはずが「恒久」 政府、2カ月で変転 11月に沖縄知事選、負担軽減を演出?
毎日新聞 2014年09月23日 西部朝刊

http://mainichi.jp/area/news/20140923ddp041010019000c.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿