傍観者の独り言

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野田佳彦は「嘘つき」呼ばれで自爆解散したが、安倍晋三は?(雑感)

2013-09-11 04:53:10 | 政治

国際オリンピック委員会(IOC)総会で安倍首相は汚染水問題を「状況はコントロールされており、東京にダメージを与えていない」と演説し、質問に、「状況はコントロールされていると私が保証します。汚染水の影響は原発の港湾内の 0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされています」「健康問題については、今までも現在も将来も全く問題ない」と断定的に回答したが、オーバートークに懸念しますね。
凡人は、過去・現在の不安を是認し、将来については「不安を払拭する」と断言するが、安倍首相の発言した不安を過去・現在進行形も否定することは勇み足にならないかと思いますね。

野田佳彦・前総理が、谷垣前総裁との会談で、”「消費増税法案が成立すれば『近いうちに国民に信を問う』と言ったことにウソはありません」”と認めた「近いうち」「うそはありません」の語句が「嘘つき」呼ばれの殺し文句になり、自衛隊員の父とする庶民出の野田佳彦・前首相が「嘘つき」呼ばれに耐え切れず自爆解散したと思っています。

安倍首相のIOC大会での汚染水問題は「状況はコントロールされており、東京にダメージを与えていない」、「状況はコントロールされていると私が保証します。汚染水の影響は原発の港湾内の 0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされています」、「健康問題については、今までも現在も将来も全く問題ない」と断定発言は、オーバートークで「うそつき」としか思えないですね。
今後については自分が主導的な立場で実行できるので問題はないが、菅・野田前政権時の事柄まで、問題がないと言い切るのは如何かと思いますね。

凡人には、現在・今後については、「状況はコントロールし、東京にはダメージを与えません」「汚染水の影響は原発の港湾内の 0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックします」「健康問題については、現在も将来も全く問題ないようにします。」と「国の代表の総理大臣の私が約束し保証します」程度にし、「東京で安心してオリンピックが開催できるように国を挙げて支援することを約束します」ではないでしょうかね?

将来への不安を払拭するオーバートークは容認できるが、菅・野田前政権時の過去の事柄の「健康問題について、全く問題ない」と言い切ることは、飲料水汚染問題、非難指示区域が存在することと矛盾しませんか?
福島原発事故前は、居住基準は年間1mSv以下であったが、現行の「避難指示区域・・・年間20mSv以下」とは矛盾しませんか?
ちなみに、チェルノブイリ事故(放射線放出量は福島原発の10倍?)のあったウクライナは、居住可能基準は5mSv以下であり、東京は放射線管理地域に相当するでしょうね。

多分、安倍首相は、「健康問題については、今までも現在も将来も全く問題ない」の発言主旨は、オリンピック開催地の東京を念頭に発言したとし、”「福島の復興なくして日本の復興なし」”と自分は言い続け福島には訪問しており、福島をないがしろにするつもりはないと弁明すると推察されますね。

汚染水については、東電は福島原発の港湾から放射性物質の漏洩については、「完全に遮断できているわけではない」と苦しい説明をしており、安倍首相の「汚染水問題の状況はコントロールされている」とは、汚染水漏洩を遮断する任のある東電をコントロールしていると意味なのでしょうね。
野田前首相は「うそつき」呼ばれで自爆解散したが、安倍首相にも、福島県から、世界各国から、IOCから「うそつき」と呼ばれる可能性があり、その金銭的代償は計り知れないのでは?
マアー、適当な人間の当方には、2020年の東京オリンピックを大地震・津波もなく平穏に迎えられるのを切に祈るだけです。



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