小沢幹事長の検察の再度「不起訴」処分について、メディアは一面で報道したが、検察審査会の制度解説の範疇で、検察審査会が再度「起訴相当」を議決し、小沢幹事長が「強制捜査」になるかの憶測記事で、検察審査会の「申立」「議決」を問う大手メディアが皆無なのは、皆、「親方日の丸」に迎合する虚勢された人間の集団なのか？
「寄らば大樹の側」で、批判精神が欠落したメディアは、「社会の木鐸」「社会の公器」から「御用組合」に看板の替えかけたらどうか。
格調高いブログ「永田町異聞」様のエントリー『容疑内容なき小沢不起訴報道』を読み、メディアの劣化というよりメディアの御用組合になってきたと思いましたね。
「永田町異聞」様は、
”「東京検察審査会が提示した容疑内容は簡単に言うと以下のようなものだ
小沢氏は秘書と共謀して、陸山会が０４年１０月に約３億４千万円で土地を購入したことを０４年の収支報告書に記載せず、０５年１月７日に取得したと０５年の報告書に虚偽記入した。
つまり、２ヶ月あまり、土地購入（取得）時期がずれているということで、元秘書らとともに小沢氏を政治資金規正法違反に問うている。」”
と容疑内容は、「期ズレ」程度とし、
”「今回のニュースは、検察審査会の判断に基づいて東京地検特捜部が再捜査し、容疑内容を裏付ける証拠が得られなかったため不起訴にしたということである」”
と書いており、噂された建設会社から裏金が不動産取得の原資になったことへの疑念でなく、政治資金収支報告書に、資金の「入出」の記載時期の「ズレ」程度を、小沢幹事長は秘書と共謀共犯したかどうかで、ニュース性などないのです。
それを「政治資金規正法違反」とし、「政治とカネ」の問題化し、偏向報道しているだけです。
当方は、本ブログ「NHKに問いたい！、小沢幹事長の政治資金めぐる事件とは何ぞや？」で、NHKの世論調査の設問を問題視し、
”「検察審査会の議決については、郷原信郎氏が日経ビジネスサイトに、『検察審査会の本来の目的とは・・・「起訴相当」とされたのは不動産取得の期ズレの問題』で、「期ズレ」程度の起訴相当の議決に異議を論じています。
NHKは、「不偏不党の中立」を標榜する公的報道機関が、小沢幹事長の「政治とカネ」の事件性も乏しく、仮に検察が検察審査会の議決を受けて起訴しても、微罪程度であり、何も結審していない状態で、「国会での説明の必要性」を問い、「進退問題」を問うのは、「不偏不党の中立」の報道機関とは思えず、偏向報道で、世論誘導をしているとしか思えないです。」”
と書きました。
当方は、この度の検察審査会の「申立」「議決」に問題視をもっており、「申立」については、
本ブログ「検察審査会」への申立人は、「在特会」の桜井誠会長・・・検察は好意的に即受理！」で、メディアは「市民団体」からの「申立」と報道し、国民には「オンズマン的市民団体」の「健全なる市民団体」を連想させるが、「申立人」が「在日特権を許さない市民の会」（在特会）の桜井誠会長と断定」と書きました。
「申立人」は、韓国人や朝鮮人などを対象に与えられた特権の撤廃を掲げる「在日特権を許さない市民の会」（在特会）は、外国人参政権」が容認する小沢幹事長を「朝敵小沢」と見なし、「打倒小沢」「小沢失脚」の目的で、検察審査会に申立したのです。
民族主義の色彩の濃い市民団体「在特会」は、他の団体との違いは、街宣車を保有する「実行力」があることです。
「実行力」を行使されるのを考えると、一般人・法人は距離を置きたくなり、卒のない論調になると憶測しますね。
メディアも、民族主義の色彩の濃い団体から、会社に街宣車を乗り付けられ、拡声器でガンガン批判され、挙句の果て、責任者に会われろといわれるのを、トップは忌み嫌うでしょうね。
穏便にしたいのが世の常ですから。
多分、検察審査会の事務局も、同様な思いがあり、「在特会」から申立を、即時受理したのでしょうね。
だからといって、公的報道機関のNHKも、「検察」「検察審査会」を絶対視し、偏向報道し、世論操作は許されないと思いますね。
検察審査会の「申立」「議決」を論評せずに、外圧の回避を意識し、「形式的」な制度の報道は、「親方日の丸」の御用報道機関に成り下がったとしか思えないですね。
野中広務氏が暴露した「官房機密費」問題もあり、言論人も胡散臭く、批判精神が懐柔された報道機関は、皆、当方と同じ「長い物に巻かれろ」の適当な人間で、世の中、傍観者で、他人事の「御身大事」の社会ですね。