傍観者の独り言

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「検察審査会」への申立人は、「在特会」の桜井誠会長・・・検察は好意的に即受理!

2010-05-03 08:00:17 | 検察・メディア

TVでは、まだ、小沢幹事長の「検察審査会」の「起訴相当」議決を取り上げ「政治とカネ」を話題にしており、ネットでは、まだ、検察審査会への「申立人」の「市民団体の是非?」を話題にしていますね。
当方は、申立人は、「在日特権を許さない市民の会」(在特会桜井誠会長と断定しています。

本ブログ「上脇博之氏の小沢一郎「起訴相当」議決の自称「審査申し立て人」の疑問?・・・桜井誠氏ですね。」で、申立人を、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長と書きました。

上脇博之氏は、西松献金事件で、二階議員の検察審査会の「申立」のメンバーで、「検察審査会」の「起訴相当」議決に異議を発言しており、「申立人」は、ネットでの自称「審査申立人」かどうか疑問を提示しており、当方は、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長と書きました。

専門家が「起訴相当」議決を問題視し、「期ズレ」の微罪程度を、TV新聞メディアが「政治とカネ」と問題化し、小沢幹事長には「政治的責任・道義的責任」の「説明責任」と喧伝したことで、小沢幹事長には「説明責任」「辞任要求」という民意が形成され、事がここまで大きくなったのは、申立人を、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長を「市民団体」と報道した報道効果と邪推しますね。

桜井誠会長のブログ「「Doronpaの独り言」のエントリー『検察審査会へ不起訴不当の審査申し立てを行いました』によれば、申立の「不起訴不当とする理由」では、資金管理が細かいと報道され、資金の流れを一切関知してないのは、「小沢一郎の人物像とまったく合致しない極めて不自然の話」とし、「購入原資の説明が変ることは、常識的に何らかの事実を隠ぺいするためとしか考えられない」とし、「政治資金を利殖のために土地購入代金にあてる反社会的行為が許されていいはずがない。どのように言い訳しても、利殖目的の土地購入は政治活動と何の関係もないはずだ」と記載しています。
桜井会長の言い分は、メディア・与野党から、言われていた内容ですが、一番、言いたかったのは、「反社会的行為」でしょうね。

当方は、司法には素人で、検察審査会への「申立」は、この程度の、不自然?、常識的?、反社会的行為として不起訴不当を申立できるのかと認識しました。
この程度であれば、郵便不正事件での村木厚子被告の元上司の塩田幸雄元部長については、不自然だらけですね。

ネットで話題になっている「申立人」が「市民団体」の云々については、

桜井誠会長は、2月05日(金)のブログ「検察審査会へ不起訴不当の審査申し立てを行いました」で、
”「検察審査会事務局では、審査申し立ての手続きについて説明を受けました。本来であれば告訴・告発人でなければ審査の申し立てはできないのですが、小沢一郎は国会議員という立場であり、なおかつ被疑事実も「政治資金規正法違反」という公金に関わる問題であるため、全国民が被害者という立場で申し立てを行うことができることを確認しました。(ただし、検察審査会側の判断によっては申し立てを却下する場合もあるとのことでした。)」”
と書いており、検察審査会とすれば、小沢幹事長の申立は、歓迎で、即受理したのでしょうね。

検察は、小沢幹事長の「申立」には好意的に善処したのでしょうね。
桜井誠会長は、ブログで、
”「申立書の不起訴処分年月日と被疑者欄さえ記載していれば、事件番号(平成○年検第○号)、不起訴処分した検察官についてはこの件に関して特に記載する必要はないとのことでした。以上の説明を受けて書式を整え、本日13時過ぎに東京検察審査会事務局を訪れて申立書を提出し、その場で正式に受理されました。」”
と、担当検察官は、申立書の受理には、好意的と印象ですね。

桜井誠会長は、02月11日(木)のブログ「東京第五検察審査会から受理通告書が届きました」で、
”「平成22年2月5日(金)東京検察審査会へ桜井が提出した小沢一郎に対する検察の不起訴処分についての是非を問う審査申し立て書について、昨日東京第五検察審査会から正式に受理通告書が送られてきました。今後、申し立てを元に小沢一郎の不起訴処分の是非を国民から選ばれた検察審査委員が議決を下します。」”
と、2月5日(金)に提出された「申立書」を、その場で正式に受理され、土日をはさんだ11日(木)には、2月5日付け「審査事件と受理」の書類が届いており、東京第五検察審査会は、申立を受付時点で、様式が整っていれば、即受理したのでしょうね。
「申立書」の提出月日と審査事件と受理月日が同一であり、検察審査会は、「申立」を待ち受けたとしかいいようがないですね。

ブログ「ゲンダイ的考察日記」様のエントリー『なぜか超スピードで進む鳩山・小沢事件の検察審査会』で、他の事案に比べて異例なスピードで進む鳩山・小沢事件の超スピード日刊ゲンダイの記事を紹介していますね。

一方、メディアは、検察審査会への申立には、困惑したでしょうね。
反小沢路線のメディアにとっては、検察審査会への「申立」は関心事であるが、その「申立人」が韓国人や朝鮮人などを対象に与えられた特権の撤廃を掲げる民族主義の色彩の濃い「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長とわかると、実名で報道するか、市民団体で報道するか、悩んだでしょうね。

韓国人や朝鮮人などを対象に与えられた特権の撤廃を掲げる「在日特権を許さない市民の会」(在特会)は、
”「1991年に施行された「入管特例法」を根拠に、旧日本国民であった韓国人や朝鮮人などを対象に与えられた特権です。在日特権の根幹である入管特例法を廃止し、在日をほかの外国人と平等に扱うことを目指すことが在特会の究極的な目標」”
が設立目的であり、特に外国人参政権法案に強烈の反対の意思を表明しており、メディアとすれば、実名で報道することは、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を宣伝することになり、「不偏不党の中立」という大義という隠れ蓑で、「市民団体」として、無難な選択をしてるのでしょうね。

だからと言って、「市民団体」と報道されば、それこそ「善良なる市民団体」という心象を国民に植えつけることになるのは否定できませんね。
また、「検察審査会」の「申立即受理」は、桜井誠会長がブログで書いているように、「不起訴処分した検察官についてはこの件に関して特に記載する必要はないとのことでした。」と書いているように、検察側は歓迎すべき「申立」で、内部で精査することなく、窓口で正式に受理したのですね。
それを、メディアは、「善良なる市民団体」という印象を与えるがごとく、「政治とカネ」問題化したのです。

小沢幹事長と検察の権力闘争は、昨年春の西松献金事件の強制捜査がスタートで、「不起訴」処分に我慢できない検察の現場の「独善的な素朴な正義」が「検察審査会」を利用しているのです。
それに、協同しているのがメディアなのです。

「参考」

① ブログ「杉並からの情報発信です」のエントリー『【注目記事】 検察審査会に不服申し立てをしている「市民団体」 リチャード・コシミズ氏 』

メディアも民族主義の色彩の濃い団体には、実名で取り上げるのに躊躇するのでしょうね。

検察・市民団体・メディアの「独善的な素朴の正義」には、辟易します。
それを同調する与野党の政治家にも、辟易するばかりです。
「独善の正義」の連鎖を、もっともらしいコメントする有識者に、辟易します。






1 コメント

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Unknown (徳永基二)
2010-05-05 23:56:38
検察審査会への「申立人」が桜井会長であるかどうかについては次の記事のように疑問が生じています。

東京第5検察審査会の小沢氏「起訴相当」議決とツイッター現象

http://www.janjanblog.com/archives/1264
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