特定非営利活動法人牧場跡地の緑と環境を考える会

地域の緑の環境を守りたいと始まった会。いまコミュニティの場づくりにむけて日々活動中。

7/20 柏市議会建設経済委員会、そして署名最終提出

2016年07月24日 08時08分11秒 | 隣接林の危機!緊急署名
7/20午前10時から柏市議会建設経済委員会が開かれました。
当会(牧場跡地の緑と環境を考える会)と「のこしたいね、この林。基金」は、柏市議会第2定例会(6月議会)に、市に林の保全、公有地化を求める請願を出しました。これをうけ、本会議一般質問では、9人の市会議員が質問をして下さり、建設経済員会でも議論され、私たちの会が出した請願が賛成大多数で採択されたことは既にお伝えしていますが、あれから約一ヶ月が経ち、その後、市が議会が出した提案などをうけ、どのように取り組んでいるかなどの報告を市が行い、さらに質疑応答を行うため建設経済委員会が開催されました。
7/20午前10時から柏市議会建設経済委員会が開かれました。
当会(牧場跡地の緑と環境を考える会)と「のこしたいね、この林。基金」は、柏市議会第2定例会(6月議会)に、市に林の保全、公有地化を求める請願を出しました。これをうけ、本会議一般質問では、5会派(柏清風、共産党、柏愛倶楽部、市民サイドネット、護憲市民会議)の7名と無所属2名の市会議員が質問をして下さり、建設経済員会でも議論され、私たちの会が出した請願が賛成大多数で採択されたことは既にお伝えしていますが、あれから約一ヶ月が経ち、その後、市が議会が出した提案などをうけ、どのように取り組んでいるかなどの報告を市が行い、さらに質疑応答を行うため建設経済委員会が開催されました。
この日の10時からの委員会で、初めの1時間弱を単独で隣接林保全問題を扱いましたが、市からは業者との交渉が依然不調であり、即効性のある手だてはないこと、開発許可申請が出され手続きが進んでいることが報告されました。その後市議からの質疑応答がありました。そのなかで、①6月議会以降市長が事業者とあったが市はどれくらいの覚悟で臨もうとしているのか。6月議会での市長の「特例」という答弁はどういうことなのか、市議会の意向は全く反映されていない。②東中新宿町会から昨今のゲリラ豪雨出浸水の恐れがあるのでこの開発計画はとても心配だという要望が出ているがどういうことなのか、③市内の農地の2022年問題(注:30年の都市生産者緑地法に基づく契約が切れる年。後継者の問題から再契約とならず、土地の大放出となり、土地も大幅な値下がりとなる可能性がある。近隣の緑がまたなくなる可能性がある。)がある中で、柏市の自然環境も含めた今後のまちづくりをどうかんがえているのか、などの質問がありました。
これに対し市当局は、①事業者との交渉では市長が1年待ってくれないかと持ちかけた(筆者感想:この提案自体が受け入れられると思っているところがずれまくっているとしか言いようがないのですが)が、計画変更はできないと断られた、特に今秘策があるわけではないと。②浸水問題については、いま林全体は6679平米あるが、今回そのうち約5800平米の開発申請が出されていて、柏市には柏市雨水流出抑制技術基準(→ http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/120600/p000917_d/fil/10.pdf :6000㎡以上の開発には調整池を設置することという基準)があり、それに則って指導している、というものでした。
ここの林のもともとの姿は12000平米あったのですが、すでに約半分が宅地になっています。その当時約5500平米の開発、そして今回約58000平米の開発となり、これではこの基準の6000平米のときに必要な雨水調整池を作らずに最終的に大規模開発ができてしまって、下流地域の居住者が心配するのは無理もないこと。雨水桝や中学校下の1300トンの調整池で対策はできているというが、この対策後にものすごい大雨が降って東中新宿も浸水被害が出ていること、最近は想定外のゲリラ豪雨が起きることを考えると、樹木による保水効果はもうなくなってしまい、被害が出れば、不作為ではないか、全ての雨水管を入れ替えるより林を取得したほうが費用はかからないのでは?と質問があったが、副市長の答えは50mm/hの降雨に耐える対策はとっている、そして最後は「事業者にその対策を押しつけるわけにはいかない」というものでした。③の自然の緑の含めたまちづくりのビジョンについては、6年後宅地供給過剰になっても、反面人口が減ってくるから、オープンスペースができるので、そこに緑を配置するなど考えればいい、いま特に緑の減少については考えていない、という答弁でした。これに対して議員からは、新しい緑を作ることになれば莫大な費用と時間がかかる、それなら今ある緑地を残す方がずっと効果があるのではないかという意見が出ました。このように、市の答弁は始終ビジョンのない、無策なものに終始し、全く理解に苦しむ内容でした。


その後、午後から都市部公園緑政課と面談。まず、7/17までに集まった最後の495筆(当初から17103筆になりました)を提出しました。



その後午前の委員会を受けて都市部、柏市としてどうするのか、事業者との交渉についてのことらからの要望などをしましたが、前向きな回答は得られませんでした。

開発申請は6月初めに出されていますので、そろそろ許可が出てしまうということで、悲しい現実が迫っています。

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ひまわりが咲き始めました!!

2016年07月18日 09時05分49秒 | サスティナ実験広場
5月8日にサスティナ実験広場の柵ぞいにまいたロシアヒマワリがぐんぐん大きくなって、昨日(7/17)2つが花開き始めました。わ~~~い!


これからずらりと咲くのが楽しみです







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「のこしたいね、この林。」緊急署名 7/17を以て受付終了しました。総数17086筆!!

2016年07月18日 07時22分36秒 | 隣接林の危機!緊急署名

『「のこしたいね、この林。」緊急署名
「のこしたいね、この林。」が危機に。
たいへん!林がなくなる!』

の緊急署名を3月中旬から展開し、多くの皆様からご賛同、ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
5ヶ月間で、オンライン版、紙版合わせて、17086筆となりました。
これまで順次柏市長に提出しています。7/17までの最終集約は7/20に提出いたします。
私たちと多くの皆様の思い、訴えが柏市長の心に届くようにと願うばかりです。
いましばらくは各方面と交渉を続けていきます。ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

この風景を守りたい!!この風景を子供たちに、未来の世代に残したい!!


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柏市内を中心に自然、生きもの保全のため活動する7団体が柏市長の要望書を出してくれました。

2016年07月17日 14時24分23秒 | 隣接林の危機!緊急署名

中原ふれあい防災公園隣接林公用地化について厳しい状況が続いていますが、そんななか柏市内および周辺市の自然環境保護の活動をしているグループ7団体が柏市長、都市部あてに隣接林保全の要望書を出して下さいました。本当にうれしいです。ありがとうございます。
とても素晴らしい要望書です、ぜひ読んでください。そして広めてくださいね。

(以下要望書)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

柏市長 秋山浩保様

中原ふれあい防災公園隣接林の保全をどうかよろしくお願いいたします
 
柏市内を中心に自然、生きもの保全のため活動する7団体

 日々、市民のために心を砕いて働いておられる市長にこのようなお手紙を差し上げることは大変申し訳ないことですが、どうかこの手紙の主旨をお汲み取りいただき決断を下されますよう心よりお願い申し上げます。

 柏市は日々住宅造成や店舗などの建築が進み、市街地の緑が失われております。下田の森周辺だけでも20年前の衛星写真と比較して70~80%の緑地がなくなっております。個人の所有権は法律上特に問題がない限り自由に行使できますので、緑地を一律に保護するということは不可能に近いことと理解はしております。

 しかしながら、今俎上にのぼっている中原ふれあい防災公園隣接林 (以下「林」)は、長い間近隣市民はもとより、牧場に隣接する林として広く柏市全域の市民から親しまれてきた緑地です。しかも、希少植物が近隣市民の根気強い努力、丹精により今なお、花開く林です。
 防災公園に集う多くの市民、向かい合う中学校の生徒たち、買い物の市民、一昔前には牧場の牛などを多くの子どもたちが遠足がてらおとずれたり緑豊かな田園地帯として大事にされてきた林。この林が残れば、これからもますます市民から親しまれる緑地として多くの人々が足を止めて休める場所になるでしょう。
 温暖化という生易しい言葉では最近の夏の厳しい猛暑を示す言葉として誰も納得できないような気候の過激化が進み、雨が降れば、あたりが水浸しの洪水状態になる昨今、緑陰があり、雨水が浸みこむ大地がある場所は何ものにも替えがたいものです。

 この林が伐採されると、33戸の戸建て住宅が建つと言われているようですが、市民が休める緑陰が消え、暑さが何倍にもなってあたりに熱を反射させる建物とアスファルトの地面になります。
 林は、人間の生存に不可欠な酸素ばかりでなく冷気を蓄え外へ放出します。林の周りのコンクリートやアスファルトから熱が発散し上昇気流によって生じた空間にその冷気を送り込んでくれます。以前、都内の明治神宮で神域の森から送り出される空気が周囲の気温を2~3度下げているという調査結果をテレビで見た記憶がありますが、森や林を増やして異常高温から人間の命を救おうという試みがそのうち本格化する可能性すらあります。

 さらに言えば、伐採されてしまった林や森を復活して人間が足を留めて休める緑陰を作ろうということになれば、数億円で済む話ではありません。大きな木や中、小の木々がその間に枝葉を伸ばし、林床には様々な草花が咲き競っている、そのような自然は一朝一夕にはできません。切ってしまうのは簡単です。でも自然を作るのは至難の業、不可能に近いことです。

 この地で長く大事にされ、柏の多くの市民に愛されて、保全のために多額の浄財が集まるような大事な林を残すことが出来た、市長が私たちの声に耳を傾けてくれて残してくれた、そのような奇跡を起こせるのは市長、秋山さんしかおりません。どうか、市民に今年最大の朗報を届けてください。「みどりの愛護」のつどいを千葉県で初めて開いたこの柏にふさわしい、記念すべきニュースになることは間違いありません。

 この市長への手紙に賛同して名前を連ねてくれた団体は次の通りです。(五十音順)
大津川をきれいにする会  NPO法人こんぶくろ池自然の森  下田の杜里山協議会
手賀沼水生生物研究会  名戸ヶ谷ビオトープを育てる会  柏自然ウォッチャーズ
NPO法人かしわ環境ステーション

平成28年7月11日

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のこしたいね、この林。緊急署名 7月17日(日)最終集約とします。

2016年07月13日 08時48分44秒 | 隣接林の危機!緊急署名

これまで、たいへん多くの方に公園隣接林の公有地化活動にご賛同、ご協力いただきありがとうございます。
中でも署名には多くの方が広めて下さったり、集めて下さってありがとうございました。
先日7月2日の緊急コンサートにも暑い中、多くの方が駆けつけてくださいました。
7月に入ってからも柏市とも面談を続けていますが、先週からの情勢を鑑み、今後の市役所、議会の動きとしては、7月20日に市議会の建設経済委員会がヤマと思われます。建設経済員会では、6月の会期中の市への要求や請願採択を受けて市がどのように動いているかということを質す会議とのことです。ですので、その場での市の答弁がどう出るかにかかっています。
そこで、届けられた署名をきちんと受け取ってもらうために、たいへん急で申し訳ありませんが、7月17日を最終締めとします。
お知り合いに声をかけてくださっている方にはその旨お伝えくださいますようお願いいたします。
サスティナ実験広場に設置した専用ポストへの投函も17日までにお願いいたします。

7/2のコンサートあとの集計で16927筆なので、まだ正式数字は出ていませんが、たぶん1万7000は超えるのではないかと思います。
多くの方々にご協力いただいたこのみんなの気持ちが、市と業者に届くことを願うばかりです。
現在も鋭意調査等を続け、交渉努力を続けています。

急なお知らせで申しわけありませんが、よろしくお願いします。
まだ数日署名できますので、オンライン署名はこちらからお願いします。
→ https://ssl.form-mailer.jp/fms/0372cb3b425734 


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