S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

音楽で過ごす・・・

2011-03-31 16:17:50 | Weblog
民放で繰り返されるCMの「がんばろう」とか、「つながれ」とか、「信じてる」とか・・・
繰り返し繰り返し耳に入ってくるともうなんだか聴きたくない気持ちになってしまう。

天皇陛下が被災した人のお見舞いをされていた。
天皇陛下はこういう時、絶対に「がんばってください」とは言わないと何かの記事で読んだ。
被災した人に寄り添う言葉をかけてくださると・・・

でも天皇陛下が避難所に来られると、きまってみんな元気になるそうだ。

日本人は昔からずっと変わらないものを持っているんだろうなあと思う。

同じように被災した人の目線まですわって話をされる。


「がんばれ」と言ってもどうがんばるのかさえ今は見えない人がたくさんいる。

「がんばれ」というオールマイティの言葉はあやうい、言われ続けたらわたしのように被災していない
人間も聞きたくなくなってくる難しい言葉だ。

だから今は励ます言葉より、心に寄り添う音楽の方がたぶんずっと素直に涙を流せる気がする。

詩をずっと書いてきたのに、言葉のことを考えなおしたり言葉の難しさを感じたりしている。

それでものどもとにつっかえたようなものが大きくあって、それが自然とそのうち言葉に
変わってくるのだろうと思う。


今は音楽を聴いていた方が、なんだか落ち着く。


東京にも外国人があまりいなくなり、観光でも外国から今は来なくなり、
そして小さなこの島国は懸命に泣きながらでも立ち上がろうとしている。
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