ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

弘法山は蝶の道だった・赤星胡麻斑は木の幹に産卵する

2017年08月05日 | ほぼ散歩

久しぶりに弘法山へ登ってみることにしたのは 

真夏の丹沢がヤマヒルだらけで歩き難いからだったが 

ナデシコ咲く小径をフウフウ息を切らせて登り尾根筋に着いたら・・・ 

 
ここにも「ヤマヒル注意!」の看板が立っていた 

ああ!どこもかしこもヤマヒルだらけなのか! まったく・・・ 

尾根筋には相模湾から丹沢に向かって吹く風が通り抜けて気持ちが良い 

ヤマユリも咲いている その見事さに吹き出した汗がいっぺんに引いた 


わぁ!アゲハだらけだ! 群がって舞い飛んでいる 

クロアゲハにカラスアゲハにアオスジアゲハにモンキアゲハ・・・ 

黒揚羽 烏揚羽 青筋揚羽 紋黄揚羽 漢字で書けば判りやすい? 

ここは蝶の道になっているらしい 

なんとか撮りたいのだが動きが速いうえに止まることもないのでどうにも出来ない 

あきらめて尾根道を進む 


弘法山という名の通りにここも例に漏れず空海が奇跡を残している場所で 

頂上には乳の水という深堀りの井戸がありそのそばには鐘楼が建ててある 

科学者でもあった空海には山の上の水脈を見つけるなど雑作も無いことなのだが 

当時の人たちには神懸かりとしか考えられなかったに違いない 


弘法山から権現山にかけてはほぼ平坦な尾根道になっているうえに 

道の両側にはソメイヨシノの並木が植えてあり木陰になるので歩きやすい 

おや?葉っぱの上でアカボシゴマダラが翅を休めている? 


アカボシゴマダラは・・・漢字なら赤星胡麻斑 ゆっくり翅を動かしていたが 

そのうちパッと飛び上がり細い枝にぶら下がった 


ゆっくりゆっくり枝を伝って歩いている 何をしているのだろう? 動画で撮る 


細枝から太い枝にと・・・ゆっくり伝い歩いた末に幹に辿り着いて・・・ 

ああ!産卵していたのか! 


お尻を幹に擦り付けて卵を産みつけている 動画でも撮っておく 


外来生物とはいえアカボシゴマダラが悪い訳ではない 

蝶に国境など無いのだから 


頑張れ!頑張れ!と声をかけて進み雑木林のなかに入っていく 

木陰にはサトキマダラヒカゲが翅を休めている 

漢字で書けば里黄斑日陰 こっちのほうが気分がイイね 


黒っぽい蝶が飛んできた 威嚇するような動きだ 

草にとまった・・・コミスジだ 漢字なら小三筋 もうイイ? 


地味な色味の蝶かと思いきや・・・胸と腹の境目は鮮やかな虹色に輝いている 


同じように黒っぽいのはダイミョウセセリ? 違うか・・・ 

 

この子の翅はボロボロに擦り切れている 頑張ってねと声をかける 

雑木林の中は最近の公園らしく手入れが行き届いていてヤブ蚊もいない 

その代わりにキノコも取り払われている 誤食事故を恐れているのだ 

這いまわるように探して探してやっと見つけたのはこれと・・・ 


これだけ ああ!


踏みつけられて折れていた黄色いテングタケの仲間が哀れを誘う 

おせっかいにもほどがあるよ!管理人さん 


モンシロチョウはひたすらミゾハギの蜜を吸い続けていた 



歩き疲れたので家に帰ることにする 

今夜のおかずは豚汁と茄子の鴫焼きとトマト 

コメント (3)
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茄子とピーマンの煮浸しで熱々にゅうめんの朝

2017年08月05日 | ほぼ嘘日記

午前6時に起床する 

蒸し暑くて寝苦しい夜だった 

微熱はあるがキノコの森を歩けたので気分は良い 

半割にした茄子と姿のままのピーマンを胡麻油で炒め煮にして茹でたそうめんに乗せる 

熱々の煮汁をまわしかけ青ネギを散らし針生姜を茄子の上に天盛りする 

冷やして引き締めていないので煮浸しの旨味がみるみるそうめんに沁みていくのが判る 


夏から秋にかけていったい何本の茄子を焼いたり煮たりするのだろう? 

計算すると頭がおかしくなりそうなのでそれはやめておくけれど 

今日も明日も茄子を喰い続けていくのだと思うと笑えてくる 

茄子の料理で思い出したのは・・・学食に茄子の鴫焼きというメニューがあって 

鴫焼きなどと洒落た名前がつけられているものの 

半割に切った茄子を油で炒めて味噌だれを垂らしただけの・・・要は茄子田楽だったが 

何の工夫も無いそれを好んで喰っている人が結構いたのに驚いたのを覚えている 

学食・・・といっても美校にあったのは「大浦食堂」という民営のもので 

本当の意味での学食は音校側にあった「キャッスル」だけだった はずだ 違うかな? 

学校を出てからいっさい近づいていないので今どうなっているのかは判らないが 

大浦食堂があったところに美術館を建ててその1階に大浦食堂が入っていると噂に聞いた 

だからといって また行ってみたいという気持ちにならないのは私はキャッスル派だったからで 

それは単にキャッスルのほうが安くて盛りが良かったからというのが理由で 

どっちのメニューが美味いとか好きだとか嫌いだという訳ではなかった 

学生時代はとにかく金が無かった 

金が無いうえに絵の具代がかかった 

だから昼飯はほぼキャッスルで蕎麦だった 

考えてみれば新宿の予備校時代も昼飯はほぼ立ち喰い蕎麦だったし 

学校に入って院に進んで出るまでの6年間も昼飯は蕎麦だったし 

そして今も・・・と思うと笑える 

今朝はそうめんで良かったとしみじみ想う 

でも昼飯はきっと蕎麦だろう 

いただいた二八蕎麦があるので盛りにしよう 

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