期待の(?)EOS 5D MarkⅡ、発表と同時に(発表前から?)賛否両論乱立しています。
良くも悪くも話題を呼んでいる点では成功作と呼ぶべきかもしれません。
私もWebを徘徊していろいろな情報やら意見やらを覗いて歩いていますが、皆さんのカメラ観や写真観が垣間見えてなかなか興味深いものがあります。
良いと言っている方と悪いと言っている方の比率が3:7くらいの感じでしょうか。
私は悪いと言っている方の1人なわけですが...(笑)
どうも最近のキャノンはデジタル一眼レフ初心者層にばかり注目しすぎています。
それだけならまだしも、ハイアマ&マニア層の欲求に対してあからさまに斜め上に答えを返して来ているような気がしてなりません。
5D MarkⅡがその典型です。
価格を考えれば納得出来るし写真を撮るのに不足はないんだけど、さりとて誰の欲求もきちんと満たしていない新型機、とでもいえば良いでしょうか。
分かりやすいところでいえば、連写速度3.9コマ/秒とAF9点には困る人が沢山いるでしょう。動き物を撮る人にとっては箸にも棒にも掛からない性能です。
3.9コマ/秒という数値も意味不明です。たぶんDIGIC4の性能の問題なんでしょうけど、4コマが良い!という人はあまりいないでしょう? かといって3コマで足りていた人には要らない0.9コマですし、5コマ超を欲していた人には無意味な0.9コマです。
2110万画素を採用した事についても、ハイアマのニーズを満たすためというよりも、小銭持ちの初心者層をカタログ記載の画素数で騙して食い物にしようという魂胆を感じざるを得ません。50Dの1500万画素にも通じる空寒さを覚えます。
何にしても『ユーザーが本当に望んでいる製品を作ろう』という気概がまったく感じられないのです。
これじゃニコンに客足が流れても当然です。もしも私がデジタル一眼レフを1から揃える必要があって、しかもEOS 5D MarkⅡかD700のどちらかを買わなくてはならないとしたら、迷わずD700を選びます。なぜなら、D700の方がハイアマ的ニーズを広範にカバーしているからです。
最近のキャノンは、机上のマーケティングには熱心ないっぽう、カメラや写真にとって本当に大切な何かを見失ってしまっているように思います。
今のキャノンは売上をシェアで実現する「シェア至上主義」でひたすらユーザー数を増やす戦略を取っています。プリンターと同じで、いってみれば数に訴えて市場の裾野を広げる作戦です。
でも、アマチュア層にとってデジタル一眼レフカメラなんてしょせん嗜好品です。
必需品のプリンターとは違い、嗜好品のデジタル一眼レフの裾野の広がりには必ず限界が来ます。
その時に大切になるのは、ユーザーの層の厚さ、ファンの支持だと私は思います。
そんな視点で見たとき、今のキャノンはとても危うい方向に走っているように見えてしまいます。
手抜きと出し惜しみで固めた新製品を連発し、その度に少なからぬ数のコアなファン層を激怒させ他社への移行を招いているキャノンの不遜な態度を見るにつけ、近い将来訪れるであろうデジタル一眼レフ需要が一巡したあとの市場環境下で、大変なしっぺ返しを食うのではないかと心配です。
私が思うに、ソニーがαを本当に復活させた時、キャノンがそれに気づくのではないでしょうか。
半導体技術に秀でるソニーが、眠れるαマウント支持層を揺り起こし取り込むことが出来たなら、キャノンにとって大変な脅威となるに違いありません。
私はキャノンファンだからこそソニーを応援したいです。
がんばれ、ソニー!
...なんだかんだ言ってるけど、キャノンのカメラがいちばん好きなんですよ、私は。
良くも悪くも話題を呼んでいる点では成功作と呼ぶべきかもしれません。
私もWebを徘徊していろいろな情報やら意見やらを覗いて歩いていますが、皆さんのカメラ観や写真観が垣間見えてなかなか興味深いものがあります。
良いと言っている方と悪いと言っている方の比率が3:7くらいの感じでしょうか。
私は悪いと言っている方の1人なわけですが...(笑)
どうも最近のキャノンはデジタル一眼レフ初心者層にばかり注目しすぎています。
それだけならまだしも、ハイアマ&マニア層の欲求に対してあからさまに斜め上に答えを返して来ているような気がしてなりません。
5D MarkⅡがその典型です。
価格を考えれば納得出来るし写真を撮るのに不足はないんだけど、さりとて誰の欲求もきちんと満たしていない新型機、とでもいえば良いでしょうか。
分かりやすいところでいえば、連写速度3.9コマ/秒とAF9点には困る人が沢山いるでしょう。動き物を撮る人にとっては箸にも棒にも掛からない性能です。
3.9コマ/秒という数値も意味不明です。たぶんDIGIC4の性能の問題なんでしょうけど、4コマが良い!という人はあまりいないでしょう? かといって3コマで足りていた人には要らない0.9コマですし、5コマ超を欲していた人には無意味な0.9コマです。
2110万画素を採用した事についても、ハイアマのニーズを満たすためというよりも、小銭持ちの初心者層をカタログ記載の画素数で騙して食い物にしようという魂胆を感じざるを得ません。50Dの1500万画素にも通じる空寒さを覚えます。
何にしても『ユーザーが本当に望んでいる製品を作ろう』という気概がまったく感じられないのです。
これじゃニコンに客足が流れても当然です。もしも私がデジタル一眼レフを1から揃える必要があって、しかもEOS 5D MarkⅡかD700のどちらかを買わなくてはならないとしたら、迷わずD700を選びます。なぜなら、D700の方がハイアマ的ニーズを広範にカバーしているからです。
最近のキャノンは、机上のマーケティングには熱心ないっぽう、カメラや写真にとって本当に大切な何かを見失ってしまっているように思います。
今のキャノンは売上をシェアで実現する「シェア至上主義」でひたすらユーザー数を増やす戦略を取っています。プリンターと同じで、いってみれば数に訴えて市場の裾野を広げる作戦です。
でも、アマチュア層にとってデジタル一眼レフカメラなんてしょせん嗜好品です。
必需品のプリンターとは違い、嗜好品のデジタル一眼レフの裾野の広がりには必ず限界が来ます。
その時に大切になるのは、ユーザーの層の厚さ、ファンの支持だと私は思います。
そんな視点で見たとき、今のキャノンはとても危うい方向に走っているように見えてしまいます。
手抜きと出し惜しみで固めた新製品を連発し、その度に少なからぬ数のコアなファン層を激怒させ他社への移行を招いているキャノンの不遜な態度を見るにつけ、近い将来訪れるであろうデジタル一眼レフ需要が一巡したあとの市場環境下で、大変なしっぺ返しを食うのではないかと心配です。
私が思うに、ソニーがαを本当に復活させた時、キャノンがそれに気づくのではないでしょうか。
半導体技術に秀でるソニーが、眠れるαマウント支持層を揺り起こし取り込むことが出来たなら、キャノンにとって大変な脅威となるに違いありません。
私はキャノンファンだからこそソニーを応援したいです。
がんばれ、ソニー!
...なんだかんだ言ってるけど、キャノンのカメラがいちばん好きなんですよ、私は。
ニコンが最強だった頃から、それに逆らうように公私共に
キャノンを使ってきました。
でも・・・でもですよ、根性無しなんです。
うすらキャノン・・・。
まったく、どこかの国の主役に居座る政党の様に・・・。
「どちらも、思いっきり座布団抜かれてひっくり変えろ・・・アホ。」
そう思う、私だったりするのですが。
ゆっくり時間を掛けて待ちます。来年の今頃には私の希望を叶えてくれると信じています。
どうもです。
昔はむしろニコンが殿様でキャノンがそれを追う立場でしたよね。
変われば変わるものだと感心です。
ただ、撮れる写真は決して三流ではないようで、そこがまた癪に触ったり。
5Dより高感度性能が上がっているのは間違いないようですね。
まあISO25600なんていうアホな感度を使う場面は普通ないと思いますが。
> gionmamoriさま
ご来訪ありがとうございます。
カメラを分かってる人ほどがっかり感が大きいようです。
ヨソの気色伺い&自社のヒエラルキー死守という状態では、あんなものしか出せないのでしょう。
文句言ってても仕方ないので、不買か中古買いか他社行きが正解でしょうね。
ニコンはこの際、D800でもD3xでもいいんでもう1発ガツンとかまして欲しいです。
いまのニコンなら期待に応えてくれそうに思います。